yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

いつもながらの混沌エネルギッシュなコレクティヴパフォーマンス+ハンス・アイスラー信奉の大衆啓蒙パフォーマンス『GLOBE UNITY ORCHESTRA JAHRMARKT/LOCAL FAIR』

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いつもながらの混沌エネルギッシュなコレクティヴパフォーマンスは、はやいうも更なりである。ただいつものGLOBE UNITY ORCHESTRAとちがうのは、ハンス・アイスラーHanns Eislerの社会主義的な芸術論、大衆啓蒙観が打ち出されてのことなのか、親しみやすいメロディや、リズムに乗って、聴かすというのではなく共に愉しむというように、まるで紫煙にくもる場末のミュージックホールでの演奏のように雑然・渾然と演奏されてゆく。それもいつもの錚々たるグローブユニティーに参集するヨーロッパのフリージャズメンたちが、いつものメンバー以外の多くのミュージシャン(アコーデオン奏者が26人!)ともども多人数でそうしたことを試みる。もちろんタイムスケージュールにのとって進行し、まったくのリハーサルなしに演奏されたそうである。『GLOBE UNITY ORCHESTRA JAHRMARKT/LOCAL FAIR』(1975/1976)。

イメージ 2Kenny Wheeler(tp)
Enrico Rava(tp)
Gunter Christmann(trb)
Paul Rutherford(trb)
Albert mangelsdorff(trb)
Evan parker(sax)
Peter Brotzmann(sax)
Anthony braxton(sax)
Gerd Dudek(sax)
Rudiger carl(sax)
Michel pilz(bcl)
Alex Schlippenbach(p)
Peter kowald(conductor,tuba)
j.b.niebergall(bass)
paul lovens(perc)
以上「Jahrmarkt」
「LOCAL FAIR」は上記グローブユニティーのメンバー+26人のアコーディオンとギターほか総勢31人という多くのメンバー構成でのもの。