2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧
Alfred Schnittke: Concerto per violoncello e orchestra n.1 (1986) 今日もまた古典曲と現代曲がカップリングされたアルバム。それもロベルト・シューマンRobert Alexander Schumann(1810 - 1856)と、最近しばしば登場する旧ソ連出身の現代の作曲家アル…
Sometimes Love Just Ain't Enough - Patti Smyth & Don Henley 誰かを愛しすぎるのは危険よ 信用できないのは自分の心だと知るのは悲しいこと 人が今いるところにとどまらないのにはわけがある ベイビー ときには愛だけじゃ足らないこともある 昨日のピータ…
Princess Mononoke ~ Peter Gabriel - "Rhythm of the Heat" 私にとって、ピーター・ガブリエルPeter Gabriel(1950-)は「レッドレインRed Rain」であり「スレッジハンマーSledgehammer」である。申し訳ないことだけれど、熱心なファンではなくてビッグヒ…
Ravel: String Quartet (part 1) -The Hagen Quartet アンリ・デュティユー Henri Dutilleux やはり現代音楽を聴くということはスリリングである。それも初めて聴く、初演を耳にする場合には、ことのほか期待を抱きながらのワクワク感をもっての鑑賞となる…
Yehudi Menuhin, Mozart Violin Concerto n°3 in G Major KV 216, Mv II Adagio 投稿音源のものではありません。 その作品名は分からないものの印象深く耳に残っているフレーズと再会したときの喜びは格別のものがある。あるいは感動してまさに聴いている曲…
6ème Saga de Jean Guillou 今日9月25日は中秋の名月とやら。月をめでるなどの風流はこちらにはとんと無く、ただ時たま気まぐれで思い出したように月見団子とススキが出窓やら、縁側に供えられていることはあるけれど。別にこの日だからというのではなく…
ほとんど情報らしい情報がないままに(語学不足ゆえ)ブログ登場となる、今日のアルバム『La guepe(すずめばち)』(1971)はフランスのフリージャズ。ジャケットに記載されているメンバーに、フランスフリージャズ創成期の立役者の一人であるピアノのフランソ…
岸洋子 さよならも言わず、希望 「希望」 希望という名の あなたをたずねて 遠い国へと また汽車にのる あなたは昔の あたしの思い出 ふるさとの夢 はじめての恋 けれどあたしが 大人になった日に 黙ってどこかへ 立ち去ったあなた いつかあなたに また逢う…
金子由香利 時は過ぎてゆく きょうは金子由香利のシャンソン。というものの、前調べにとWIKIPEDIAを覗いたところ当人の記事が無かった。そこでシャンソンの項目を覗いてもうひとつ驚いたことに彼女の名前も見えなかったことである。これは一体どうしたことな…
Michael Joseph Smith PBS Docu Prt1/3 投稿音源のものではありません。 どうした経緯でこのアルバムが手元にあるのか殆んど記憶にない。たぶん推察するに、ベーシストのケント・カーターkent carterの名前が見えたので買ったのだろう。ところが聴いてこのデ…
Hot Lotta - After pam pam --- PART I ---- (Teil 1/2) GERMAN FINNISH JAZZ WORKSHOP 1973 ひさしぶりにドイツのアヴァンギャルド(じっさい彼はアヴァンギャルド芸術集団フルクサス(Fluxus)のメンバーだったそうである)、フリージャズパフォーマー、テ…
「 人 間 は 本 能 が 壊 れ た 動 物 で あ る 」 「人間は本能が壊れた動物」であり、それゆえ意識・幻想の世界を築き上げ、ヒトは逆立ちして生きている。いわゆる「唯幻論」の説である。まこと、この精神分析学者の岸田秀(きしだしゅう)先生は風変わり…
「なにごとのおはしますをばしらねども かたじけなさになみだこぼるる」 西行 今日は、先日ベートーヴェンの弦楽4重奏・中・後期全集のCD6枚をセットで借りてきたわが町の小さな図書館にて借りてきた本『逆立ち日本論』についてのブログとしよう。紹介要…
Beethoven, String Quartet 15 In A Minor, Op. 132, "Heiliger Dankgesang" - 3. Molto Adagio ほん少し前こんなに美しいフレーズをもつ弦楽四重奏作品がベートーヴェンLudwig van Beethoven、1770年12月16日ごろ(洗礼を受けたのが12月17日であることしか…
Steve Lacy さて今日は、ジャズ・ソプラノサックス奏者として、とりわけフリージャズ系のそれとして長年に亘って、ヨーロッパを拠点として活動していたスティーヴ・レーシーLacy (1934 – 2004)のアルバム『THREADS』(1977)をピックアップ。稿を起こす前にネ…
Schnittke Concerto grosso for two violins-5.Rondo 6.Postl さて今日はつい先日たてつづけに投稿した旧ソ連を出自とするアルフレット・ガリエヴィチ・シュニトケ(Alfred Garyevich Schnittke、1934 - 1998 ハンブルク)を3稿目として投稿しよう。このアル…
Dinu Lipatti plays J.S. Bach - Cantata BWV 147 もうすでにブログへ投稿していると思っていたヨハン・セバスチャン・バッハJohann Sebastian Bach(1685 - 1750)のカンタータ第147番『心と口と行いと生きざまは』および今日取り上げるレコードでカップリ…
HANDEL - Passacaglia -Perlman e Zukerman セバスチャン・バッハと較べてゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(Georg Friedrich Händel 1685 - 1759)は、いくぶん明るく軽めなのだろうか、いやストレートといったらいいのだろうか。荘重さのなか、何か突き抜…
Glenn Gould plays Bach~Inventions & Sinfonias (No.1 & 2) 中国で開催中の女子サッカーワールドカップでの、なでしこジャパン対イングランドの初戦は2-2の引き分け。オシムジャパンのオーストリアでおこなわれた3大陸カップ戦での強豪スイス戦は4-3…
Isang Yun - Quartet For Oboe And String Trio - II.part Internationale Ferienkurse für Neue Musik, Darmstadt 1958, von links nach rechts: Nam June Paik, Isang Yun, Francesco Yosio Nomura, John Cage ミルコ・ケレメンMilko Kelemen(b1924,Zagreb…
Dufourt: "Hommage à Charles Nègre" 今日取り上げるアルバムはフランス現代音楽の一つの大きな潮流(今もってそうなのかどうか不勉強ゆえ詳らかにしない)といわれているスペクトル楽派≪音響現象を音波として捉え、その倍音をスペクトル解析したり理論的に…
Renee Fleming - Strauss Four Last Songs - Strauss' 4 Last Songs - Im abendrot Renee Fleming sings the 4th of Strauss' vier letzte lieder. Proms, 2001. Renee Fleming - Strauss Four Last Songs - Beim Schlafengehen <第4曲「夕映えのなかで」 …
Renee Fleming - Strauss Four Last Songs - Beim SchlafengehenRenee Fleming sings the third of Richard Strauss' 'Vier letzte lieder'.:Luzerne, 2004. Conductor: Claudio Abbado. <第3曲「眠りにつくときに」 一日の営み、あるいは生活のための営…
Xenakis: "Akrata" 何回も聴いている所為なのか、もう音を、響きを聴いただけで作曲家が分かる。そういえば武満徹もそうだけれど、(ちなみに、愛娘からは、何を聴いてもおなじなのよね、との評言を賜ったそうだ。)今日取り上げるクセナキスも独特の響きを…
Keith Jarrett Trio : Autumn leaves ゲイリー・ピーコックGary Peacock 極上のと言うか、あまりにも洗練され、まとまりよくパフォーマンスされていることに、苛立ちと、心地よさとを感じるというアンビヴァレントambivalentな思いにとらわれる。ストレート…
本のカバーにまことに的確に、その画期をなす勘所が記されている。すなわち≪「日本中世の自由と平和」。近世の縁切り寺、中世の市、古代のアジール、また遍歴する職人や芸能民たち――歴史の表舞台に登場しない場や人々のうちに、所有や支配とは別の関係原理、…
Schnittke: String quartet No.1 (movements II-III) さっそく日曜日に図書館へ赴きアルフレット・ガリエヴィチ・シュニトケ(Alfred Garyevich Schnittke、1934‐1998)のCD2枚組みのクロノス・クァルテットによる『弦楽四重奏曲集』を再チャレンジとして借…
今日は目次で読む読書としよう。経済学の破綻は謂われて久しい。こんにち、大学での経済学部の不人気は新聞記事になるくらいのものだから一般的な趨勢なのだろう。これだけ予測の外れる立派な学問もめずらしい?現実分析に役立たない、そして尚且つ方針すら…
Sofia Gubaidulina: Viola Concerto - Yuri Bashmet pt.4 ブログに2回目の登場となる今日取り上げるソフィア・グバイドゥーリナ(Sofia Gubaidulina, 1931年 - )も、昨日のアルフレット・ガリエヴィチ・シュニトケ(Alfred Garyevich Schnittke、1934 - 199…
Schnittke Piano Quartett (complete recording!) またまた、Jリーグサッカー中継それもガンバ戦を、それにくわえて世界陸上中継にも釘付けになってブログのための時間が無くなってしまった。今年に入ってNHK衛星でのJリーグサッカー放映が放映権料の問…