yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

ドイツフリージャズのヘラクレス、ペーター・ブロッツマン。その疲れを知らぬ豪放なアヴァンギャルドテナーサックス。

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Hot Lotta - After pam pam --- PART I ---- (Teil 1/2) GERMAN FINNISH JAZZ WORKSHOP 1973

              

イメージ 2ひさしぶりにドイツのアヴァンギャルド(じっさい彼はアヴァンギャルド芸術集団フルクサス(Fluxus)のメンバーだったそうである)、フリージャズパフォーマー、テナーサックスのヘラクレスと称され、いまなを豪放に吹きまくっていると聞くペーター・ブロッツマンPeter Brotzmanの登場としよう。ブロッツマンの良きパートナーであるベーシストのペーター・コワルドPeter Kowaldの二人がフィンランドコペンハーゲンゲーテ協会(the Goethe institute)の招きにより10日間彼の地で行った演奏ツアーのなかで収録されたもの。クァルテットを組んだ他のもう二人はフィンランド出身のフリージャズメンのアルトネンJuhani Aaltonenのサックス、フルートとパーカッションのヴェサラEdward Vesala。ときは1973年、まさに絶頂期の記録である。


フリージャズ、とりわけブロッツマンに興味のある方は以下の音源で味わってください。

ブロッツマンの音源(ページオープンとともにストリーミングで自動的に聴けます。パワフルなサックスソロを是非!)


YOUTUBEでの、残念ながら貼付け不可ながらひじょうに興味深い1974年のライヴ動画。凄絶と呼ぶにふさわしいテナーサックスは聴きもの。貴重な映像です。

Brotzmann/Bennink/Van Hove - live Hamburg 1974

http://www.youtube.com/watch?v=16fkZoOq1X0

同じく1995年のベルリン・ジャズフェスティバルでのライヴ。なんといっても京大出身の異色のフリージャズトランペッター近藤等則が加わってのブロッツマンとのインタープレイが聴きもの。フリージャズに興味のある方、また近藤等則の凄まじいソロプレイを観たい方は是非!おすすめです。これまた残念ながら貼付け不可の動画です。

Die Like a Dog Quartet - Jazz Festival Berlin 1995

http://www.youtube.com/watch?v=sLEyKsK770I

Peter Brotzmann : alto & tenor saxophones, tarogato
Toshinori Kondo : trumpet, electronics
William Parker : double bass
Hamid Drake : drums, percussion



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