2009-01-01から1年間の記事一覧
Irene Schweizer (Documentary) 今年最後の投稿は、イレーヌ・シュヴァイツアーIrène Schweizer (1941‐)のピアノソロアルバム『Hexensabbat』(1977・FMP 0500)。たまたまそうなっただけのことで、なんの理由もありはしません。もう既に関連も含め5稿も投…
ほぼひと月前に≪ケント・カーター『BEAUVAIS CATHEDRAL』(1976)。なまじの現代音楽よりおもしろい。ともかく音楽を愉しみ、かつ生きているといった、そのさまが伝わって来るようなのだ。≫と寸評し投稿したけれど、なにせ、動画音源紹介の伴わない言葉だけ…
Elias; Takemitsu "Distance de Fee(妖精の距離)"(1958) うつくしい歯は樹がくれに歌った 形のいい耳は雲間にあった 玉虫色の爪は水にまじった 脱ぎすてた小石 すべてが足跡のように そよ風さえ 傾いた椅子の中に失われた 麦畑の中の扉の発狂 空気のラビ…
Martha Argerich Chopin Piano Concerto1 3/4:Japan 1996 フレデリック・フランソワ・ショパン(Frédéric François Chopin, 1810 - 1849)の『ピアノ協奏曲第1番、第2番』。これもきのう投稿したベートーヴェンの「ピアノ協奏曲第1番」のアルバムと同時…
L. van Beethoven - Piano Concerto No. 1 - 2nd movement (Part 1) 残念ながらポリーニの動画はありません。 12月は、恒例のベートヴェンの第九が耳たこほどに放送されることもあってか、ベートヴェン(1770- 1827)が聴きたくなる?。それに最近テレビで…
≪姿を見た瞬間、子供から大人までテンションが上がりそうな巨大な姿≫。たしかにそうです。≪高さ9.5m・幅9.5m・長さ11m≫の≪ヒヨコのような黄色い子アヒル、ラバーダック≫のよし。大阪は中ノ島、日本三大祭の一つ(といわれている)天神祭の船渡御(ふなとぎょ…
Frank Wright - The Lady (1967) Jacques Coursil (tp) Arthur Jones (as) Frank Wright (ts) Steve Tintweiss (b) Muhammad Ali (d) 投稿音源のものではありません。 ・・・なぜならじつに神はエネルギーなのである。永遠に強力な演奏をしつづけることは…
Klaus Schulze – X Mr Klaus Schulze. Georg Trakl. " X "... in HD. http://www.youtube.com/watch?v=tRPsvTFdnTI Klaus Schulze. Ludwig II Von Bayern. " X "... http://www.youtube.com/watch?v=HCtUIg9I2R0 Klaus Schulze. Friedrich Nietzsche.. http:…
Tōru Takemitsu (1930--1996) - Water Music 私にとって世界は音であり、音は私をつらぬいて世界に環のようにつづいている。私は音にたいして積極的な意味づけをする。そうすることで音の中にある自分を確かめてみる。これは私にとって、もっとも現実的なお…
Brahms - Ein Deutsches Requiem, Op. 45: II. Denn alles Fleisch, es ist wie Gras (Part II) 仕事帰りの車中のラジオから、12月になると必ずといっていいくらいあちらこちらで演奏される恒例のベートヴェン第九(合唱付)が案の定流れてきた。N響の定…
Gabriel Fauré REQUIEM (I) Introit:Philharmonia Orchestra, Michel Legrand, conductor ほとんどと云っていいくらい劇的なところのない≪静謐感が全編を支配し、詩情に溢れたフォーレの<レクイエム>≫。これはドイツ音楽と較べれば歴然としている。わが町…
Cecil Taylor - Air, Take 24 (1960 with Archie Shepp, Buell Neidlinger and Dennis Charles) Cecil Taylor, piano Archie Shepp, tenor saxophone Buell Neidlinger, bass Dennis Charles, drums Picture: JeanTinguely/Robert Rauschenberg, Money Throw…
Michel Redolfi - Crysallis [ Grenoble • 1992 ] ≪「客体Objectsとともに人は深く夢みるのではない。深く夢みるためには物質Matieresとともに夢みなければならない」(ガストン・バシュラール)≫ きのう投稿したジョン・ゾーン John zornにしろ、きょう投稿…
Tribute To Derek Bailey A Tribute To Derek Bailey 2006 06 17 London Barbican John Zorn: saxophone; George Lewis: trombone; Bill Laswell: bass guitar; Gavin Bryars: double bass; Tony Oxley: drums and percussion; Milford Graves: drums, percu…
MAARTEN ALTENA en TEO JOLING 4 - contrabas & contrapunt ほぼ一年ほど前≪奇嬌のトリスタン・ホンジンガー、チェロ・ソロおよび、マルテン・レグテレン・アルテナのベースとのデュオ(1976)。そうダダ手前まさに「破天荒」。≫と印象し投稿した。トリスタン…
Bunun Men's Choir: Posibutbut (the holy song of Taiwan aborigional people Bunun) つい先日の新聞で【<日本人のルーツは東南アジア? 研究グループがゲノム解析>(2009.12.11) アジアの諸民族の遺伝学的な系統関係が、日本などアジア10カ国の研究者…
「壮麗な構想を持ったこの作品は、ベートーヴェンのソナタに続くものと位置づけられる。音楽愛好家の興味をかきたてる重要な1曲である。ピアノ・ソナタというジャンルは独特な魔力をもっているものだと思い知らされる・・・・」(ドビュッシー) Paul Dukas…
Irène Schweizer solo @ Mulhouse '07 投稿音源のものではありません わが山下洋輔を聴くなら、このスイス産の女流ジャズピアニスト、それも飛びっきりフリーアヴァンギャルドに突っ走るイレーヌ・シュヴァイツアーIrène Schweizer(1941-)も聴こうと云いた…
『湯浅譲二の世界』(芸術現代社・2004)。「始原への眼差」としての音楽。「音楽は、それが未来に向かって生きなければならない人間の<自己への問いかけ>として把えられるとき、実験精神によって支えられる。
Yuasa- Cosmic Haptic(1957) 音楽というものは精神の自由な思索の姿なのである。 (ストラビンスキー) 【「かつて音楽は祈りであり、人々の愉しみであった。では今日は?湯浅譲二が現代の祈りの音楽を作曲し、宇宙への内触覚的な透視をつづける音楽の行動と…
Schoenberg: Verklärte Nacht, Op.4 - Boulez. 今読書中の、といってもあきれるほどの細切れ遅読でのそれなのだけれど、そこで、【例えば、日本の音楽というのは、ヨーロッパの音楽と違ってハーモニーの構造がないわけですから、同じメロディーにしてもヨー…
つい1週間ほどまえに、≪レオ・キュイパース『Zeeland Suite』(BV HAAST Records・1978)。レオ・キュイパースのピアノとウィレム・ブロイカーのサックスのインタープレイは感心するほどの出来だ。≫と印象綴りつつも、フリー戦線からの敵前逃亡者の如き指弾…
Motohiko Adachi JONKARA 安達元彦 津軽じょんから節より 投稿音源のものではありません。 ≪ヴァイオリン属に限った、三ないし五人編成のアンサンブル作品≫を集めた現代の作品集。で、最初の曲を聴いていて、この安達元彦という作曲家の作品をだいぶ前投稿し…
Jacket kinetic sculpture,Nicolas Schöffer http://www.metacafe.com/fplayer/930188/schoffer_50_years_of_cybernetic_art.swf 自・然・が・こ・し・ら・え・た・平・等・な・ん・て・あ・りゃ・せん! (ルイ・ポーエル) Stockhausen- Prozession (1/5) …
長唄「京鹿子娘道成寺」 花の外には松ばかり 花の外には松ばかり 暮れ染めて鐘や響くらん 鐘に恨みは数々ござる初夜の鐘を撞くときは 諸行無常(しょぎょうむじょう)と響くなり 後夜の鐘を撞くときは是生滅法(ぜしょうめっぽう)と響くなり 晨朝(じんじょう)の…
特徴的な鶏の鳴き声のようなタンギング奏法、聴けば直ちに、エヴァン・パーカーだ!とわかる。それと循環奏法。おなじパーカッションのポール・リットンとのデュオアルバムをすでに2稿投稿している。雑感印象のことどもは、その2稿で紡ぎ出し述べた言葉以…
ひとつの夢を無数に紡いでいく、映画は記憶の鏡だとも謂えよう。 (武満徹) White Morning 1965 Soundtrack:ピアノ・八木正生(やぎ まさお、1932 - 1991) 谷川俊太郎――彼が病気になって入院中に書いていた日記の中に「希望を捨てない」って言うのがあって…
Leo Cuypers 本当に惚れ惚れする力強いサックスプレイのウィレム・ブロイカーWillem Breuker。なんでフリーから足を洗ったんだろう。きょう此処に取り上げるピアノのレオ・キュイパースとのインタープレイの見事さを聴くにつれそう思う。ICPの起ち上げ創…
スティーヴ・レイシー『Lumps』(1974)。ハン・ベニンクとこれに劣らぬ奇体なハンドメイド・ポケットシンセサイザーを操るミシェル・ヴァイスヴィッツ。スティーヴ・レイシーもいつにないパフォーマンスだ
オランダICPレーベルによりリリースされたスティーヴ・レイシーのクァルテット編成による『Lumps』(1974)。変り種といえばハンドメイド・ポケットシンセサイザーをあやつるミシェル・ヴァイスヴィッツMichel Waisvisz。この人物がこのアルバムの音の世…
COHELMEC ENSEMBLE 『5 OCTOBRE 1974・LIVE』。サウンド的に、ジャズフュージョンの先駆けとも云えるだろうウェザー・リポート(初期)になんだか似ているのだった。ジャケ買い
当時なんの前知識もなく手にした2枚組みのアルバムCOHELMEC ENSEMBLE『5 OCTOBRE 1974・LIVE』。インターネット時代の今日でも、さほど詳しい情報が(つまりは、WIKIに項目を持っていないと云うことなのだけれど)得られない。(WIKI(仏語)によれば…
Jolas- String Quartet No. 3 (1/2) きょうは、アメリカの、現代音楽を専門とするレーベルCRI(Composer Recordings Inc.)から出されたアルバム。このCRIは1954年に、コロンビア大学で教鞭をとっていた二人の作曲家オットー・ルーニング(Otto Lu…