yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

プログレ・ロック

『ヴェリー・ベスト・オブ・ハート』。ま、息抜きに女性ロック・ヴォーカル。

Heart - Alone 町の図書館の新所蔵コーナーにこんなのがあった。『ヴェリー・ベスト・オブ・ハート』。団塊オヤジたちをターゲットにしたアルバムなのだろうか。ま、息抜きにと借りてきた。“美人姉妹”を擁するロック・グループとして数々のヒットを飛ばして…

クラフトワーク『THE MIX』。「柳の下にどじょうはいない」。デジタルテクノにかしずくポップな道化・・・。

Kraftwerk - Musik Non Stop [The Mix] きのう投稿した『チック・コリア&ハービー・ハンコック・デュオ・ライヴ』(1978)とセットで町の図書館で借り受けてきたのがクラフトワークの『THE MIX』。過去のヒット曲?のベスト盤なのか?いちど聴きなおしてみる…

Basil Kirchin 『Worlds Within Worlds』 (HELP 18/1974)。手作りの?ミュージック・コンクレート。

Basil Kirchin - Emergence pt 1 先日投稿したジョセフ・ジャーマンや、Paul Van Gysegem のアルバムを棚からピックアップしたときに、これ何?とばかりに手にしたアルバムが、きょう投稿するBasil Kirchin (1927 - 2005) の『Worlds Within Worlds』(1974)…

細野晴臣『COCHIN MOON (コチンの月)』(1978)。エスニックな土臭さとエレクトロニクスサウンドがほど良くブレンドされ、これこそがイエロー・(マジック)・サウンドと言いたくなる。

Hosono Haruomi "Madam Consul General Of Madras" 1978 YMO、Yellow Magic Orchestra (イエロー・マジック・オーケストラ)というグループが凄い勢いらしいと噂で知ってはいたが、こちとらはフリージャズと現代音楽、それにチョッピリでしかないけれどヨ…

グル・グル 『UFO』(1970)。まさに、沸き立つエネルギーのごった煮の熱気に60年代後半の社会騒擾を思い起こさせ、胸ざわつかすものがある。

Guru Guru - Girl Call 少年少女コミックの『(魔法陣)グル・グル』ではありません。ジャーマン・ヘヴィーロック(サイケデリックロックとも言われているらしいけれど)のグル・グル(Guru Guru)なのだ。70年前後のたぎるエネルギーがのたうっているロックサ…

タンジェリン・ドリーム 『Electronic Meditation』(1971)。この先なんだか分からないが、サーはじめるゾー!。で、この混沌となった次第、と言いたくなるアマルガムな意匠渦巻く熱気。

Tangerine Dream - "Ashes to Ashes" (1969) 闇雲にこの先なんだか分からないが、サーはじめるゾー!。で、この混沌となった次第、とまあ斯く言いたくなるアマルガムな意匠渦巻く熱気。これが今日取り上げるアルバム、タンジェリン・ドリームのファーストア…

タンジェリン・ドリーム『アルファ・ケンタウリ(Alpha Centauri)』(1971)。いささか時代めいた、天上より鳴り響く教会音楽のオルガンを髣髴とさせる壮大を志向するスペース・ミュージック。

Tangerine Dream - Fly And Collision Of Comas Sola - (excerpt) ドイツのプログレッシヴロックグループのタンジェリン・ドリーム(Tangerine Dream)。70年初期、シンセサウンドの実験性がしきりに喧伝されていたことの影響もあって、手にし、耳傾けたの…

エルドン Heldon 『Electronique Guerilla』(1974)。もう一目?瞭然。フィリップ&イーノ のサウンド世界だ。しかし荒々しさ、ヴァイタルな熱っぽいところは認められてよい。

Heldon "1984 Apres Cosmic C'etait" Paris '76 投稿音源のものではありません。 ほぼ2週間前に≪エルドン Heldon 『Heldon IV / Agneta Nilsson』(1976)。フランスのプログレッシヴ・ロック。≫として投稿した、そのフランスのプログレッシヴ・ロックグル…

ファウスト Faust『So Far』(1972)。≪闇≫とか≪反世界≫だとかと言ったいささかの気恥ずかしいことばは使いたくないのだけれど・・・。

faust - mamie is blue ええい、ついでや~というわけで、きのうの『FAUST Ⅳ』(1973)に引きつづいての、それより1年前にリリースされた、これまた目を惹く黒ずくめのジャケットのセカンドアルバム『ソー・ファー So Far』(1972)を取り上げよう。その黒ずく…

ファウスト『Faust IV』(1973)。ミニマル・ノイズ・ロックの実験的混沌、反復催眠的ノイズ音楽。

It's a bit of a pain – Faust 五線譜をベースにしたシンプルなジャケットデザイン。これは印象的だった。もちろん中身もだけれど。『ファウストⅣ』(1973)。最初「ファウスト」とは、かのゲーテの超大作に由来するものとばかり思っていたが、そうではなくド…

エルドン Heldon 『Heldon IV / Agneta Nilsson』(1976)。フランスのプログレッシヴ・ロック。

Le Voyageur (O andarilho) - Heldon e Gilles Deleuze (1968年、パリ5月革命) 投稿音源のものではありません。 Richard Pinhas きょうは、フランスのプログレッシヴ・ロック・グループの『HELDON IV』(1976)。今は店をたたんだと聞き及ぶ、大阪・北の阪急…

クラウス・シュルツェ『X』(1978)。2枚組みのアルバム。壮大かつ瞑想的なサウンドトリップ。アナログシンセサイザーのヒューマンな電子音との音楽史上の出会いのシアワセぶりが心地よく聴こえてくる。

Klaus Schulze – X Mr Klaus Schulze. Georg Trakl. " X "... in HD. http://www.youtube.com/watch?v=tRPsvTFdnTI Klaus Schulze. Ludwig II Von Bayern. " X "... http://www.youtube.com/watch?v=HCtUIg9I2R0 Klaus Schulze. Friedrich Nietzsche.. http:…

ヨーコ・オノ『プラスティック・オノ・バンド』(1970)。音楽的評価ウンヌンはともかく、ドキュメント・資料的価値はあるだろう。

Yoko Ono: "Yang Yang" (1972) 投稿音源のものではありません。 先日新聞記事にオノ・ヨーコ(Yoko Ono Lennon、日本名:小野 洋子、1933 - )音楽活動再開アルバムリリースとあって、そのなかに【2009年6 月、現代美術の世界的祭典、第53回ベネチア・ビエン…

ルー・リード『テイク・ノー・プリズナーズ - Live - Take No Prisoners』(1978)。詩人ロッカー・ルー・リードの本領は言葉の意味が判ってこそなのだろう。残念。

Lou Reed - Sweet Jane from Rock n Roll Animal ロッカーとしてのルー・リード(Lou Reed, 1942 - )というより、ポップ・アーティストのアンディ・ウォーホル(Andy Warhol、1928 - 1987)との絡みで、情報をとどめていた程度のことだった。けれど、衝撃的…

ロバート・フィリップ&ブライアン・イーノ『FRIPP & ENO』(1973)。さりげなく背景として流れゆく音楽、アンビエント・環境音楽の魁。瞑想的風情の漂うドローン音楽。

Fripp and Eno ~ The Heavenly Music Corporation Part 1 Brian Eno 言わずと知れた?ブリティッシュプログレッシブ・ロックのキング・クリムゾン (King Crimson)を率いていたロバート・フィリップ Robert Fripp(1946- )と、ブライアン・イーノ (Brian En…

スロッビング・グリッスル『D.o.A: The Third and Final Report 』(1978年)。手作り、アナログ電子変換サウンド、ノイズであるがゆえの感性の人間臭さがおもしろい。

Throbbing Gristle - Hamburger Lady 現代音楽とヨーロッパアヴァンギャルド・フリージャズを主に聴いていた身にとって、70年以降のプログレッシヴロックと称されるものの動向はやはり刺激的なものだった。戦後の電子技術の飛躍的発展による、現代音楽の開…

スロッビング・グリッスル『The Second Annual Report』(1977)。ノイジーな混沌サウンドへの情念的志向。現代音楽を聞いていた身にとっても間違いなく刺激的な一枚だった。

Throbbing Gristle : The Second Annual Report - Slug Bait ICA ○○さん、こんなのどうですかと、店長のOさんがよく試聴させてくれた、大阪は北の阪急東通商店街にあった今は残念ながら店を閉じられたと聞くLPコーナーさんで手にしたもの。スロッビング…

マジカル・パワー・マコの『スーパー・レコード』(1975)。混合、混血文化の世界化の、ハシリのパフォーマンス。遊び心をもったライト感覚でのクレオール音楽。

Par volonte et par hasard 意思と偶然による旋律 いつも愉しませてもらっているブログで思い出させてくれたアルバムが今日取り上げるもの。といっても、そこではファーストアルバムが取り上げられていたのだけれど、この記事で取り上げるものはそのアーティ…

クラウス・シュルツの2枚組みアルバム『CYBORG』(1973)。スピンする電子の霊はエレクトリック・シンセサイザー感覚の甘美な宇宙的生誕を告げる。瞑想的かつ壮大な電子ウェーブの響き。

Klaus Schulze - Cyborg -2- Conphara (beginning) 今日はドイツのシンセサイザー奏者であり作曲家としてパイオニア的存在といわれているクラウス・シュルツェKlaus Schulze(1947- )のシンセサイザーとオーケストラの競演による2枚組みアルバム『CYBORG』…

ドイツ・プログレッシヴロック「クラフトワークKraftwerk」。アイデアの面白さと、ひらめきの手作り電子アナログ・ロックヒューマンサウンド2枚組。

Kraftwerk - Ruckzuck Kraftwerk 今日は、趣を変えてロック。といっても、いわゆるプログレッシヴロックprogressive rockと称されているグループのもの。 別にジャンルにこだわることもないと思うけれど、ポップ性を保持しつつ電子音楽を自在に手作り感覚で…

東洋音楽の瞑想的雰囲気を醸すドローンが絡み合って、神秘性と哀切ささえ湛えたクラウス・シュルツの『Picture Music』(1975)。

Klaus Schulze Picture Music part クラウス・シュルツKlaus Schulze 今日は久しぶりに、毛色を変えてプログレッシッヴ(progressive)ロックを取り上げることとしよう。とはいえグループのそれではなく、ソロパフォーマンスであり、シンセサイザー演奏で70…

ファウストの骨のレントゲン影像と現代音楽

この時期70年以降、現代音楽よりもロックシーンが面白かった時代であったのかもしれない。さまざまな音響、音色等の産業技術および現代音楽等が創造開発した成果を巧みに音源として取り入れていたのはロック界であったといえよう。ジャズがロックに音楽創造…

ルー・リードのアナーキー極まるメタルマシーンミュージック

Lou Reed Metal Machine Music http://www.youtube.com/watch?v=Zr0KkzbbqPI&feature=fvste1 アメリカポップアーティストのアンディウオホールとのコラボレーションで有名なベルベットアンダーグラウンドのギタリスト、ルーリード。彼が制作した凄まじいまで…

クラウス・シュルツの至福瞑想するシンセサイザーの手招き

Klaus Schulze - Irrlicht (Full Album) http://www.youtube.com/watch?v=RhmMQozfSBY&feature=relmfu シンセサイザーが奏でる持続音のウエーブに身を沈めるあなたに遠くかなたから送られてくるメッセージは、甘美な永久の眠りへの誘いかもしれない。抗しが…