yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

タンジェリン・ドリーム 『Electronic Meditation』(1971)。この先なんだか分からないが、サーはじめるゾー!。で、この混沌となった次第、と言いたくなるアマルガムな意匠渦巻く熱気。

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Tangerine Dream - "Ashes to Ashes" (1969)

            

闇雲にこの先なんだか分からないが、サーはじめるゾー!。で、この混沌となった次第、とまあ斯く言いたくなるアマルガムな意匠渦巻く熱気。これが今日取り上げるアルバム、タンジェリン・ドリームのファーストアルバムにして、この一枚で収録メンバーがバラバラになってしまったという、いわくの『Electronic Meditation』(1971)。拙ブログにも既に幾稿か登場しているシンセサイザー奏者のクラウス・シュルツはこの一枚を残して離反している。どうした経緯でなのかは私は知らない。ロックっぽい要素とエレクトロニクスノイズサウンドとのネチッコイ絡みが、幾分オドロオドロシク脳天をゆさぶる。タイトルにあるメディテーションというよりは、瞑想を突き破るごった煮の過激さで、脳みそをかき混ぜる。つまりは、70年初頭を揺さぶったエレクトロニクヴァイブレーションと言っておこうか。袂を分かったエドガー・フローゼとクラウス・シュルツ(Klaus Schulze, 1947- )各々が、その後エレクトロニクサウンドの豊麗壮大を突き進んで世界を成したのはご存知の通り。




タンジェリン・ドリーム Tangerine Dream 『Electronic Meditation』(1971)

Tracklist:
A1. Geburt (Genesis)
A2. Reise Durch Ein Brennendes Gehirn (Journey Through A Burning Brain)
B1. Kalter Rauch (Cold Smoke)
B2. Asche Zu Asche (Ashes To Ashes)
B3. Auferstehung (Resurrection)

Notes:
Produced in Berlin February and March 1970.