yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

松岡正剛『フラジャイルな闘い 日本の行方 (連塾・方法日本・Ⅲ)』。そもそも原理原則、コアな理念、中心がない。デュアル・スタンダード。≪中空・均衡構造≫を深層の方法とし実践するわが日本。

これをもって連塾シリーズ完結なんだそうで。 松岡正剛『フラジャイルな闘い 日本の行方 (連塾・方法日本・Ⅲ)』。 ネット図書館でタイミングよく借り受けることができたので読んだ。 このシリーズはすでに以下を投稿している。 http://blogs.yahoo.co.jp/tdhd…

シェーンベルク『交響詩:ペレアスとメリザンド、浄夜<弦楽合奏版>(1943) 』。ほんとうにすごい作品です。月並みながら、その官能的なまでのエロスをうたいあげる壮麗濃密なオーケストレーション。

Schönberg: Verklärte Nacht - Mehta/WPh(2009Live) 浄夜 二人の人間が葉の落ちた寒々とした林苑のなかを歩んでいる、 月は歩みをともにし、彼らは月に見入る。 月は高い樫の木の上にかかり、 一片の雲さえこの天の光を曇らさずにいる、 その光のなかに黒い…

音楽の始原を聴くかのごとくの、技巧から解き放たれたそのさやさやとしたシンプル極まりない響き、透き通った絶対孤独のような静やかさの、その響きからケージの曲であることは分かるのだが・・・。岩城宏之指揮!。

ジョン・ケージ、UNKNOWN きょうも、一昨日の≪ジョン・ケージ『シクスティーン・ダンス Sixteen Dances』(1951)。岩城宏之が指揮し、一柳慧がピアノを受け持つ・・・。わが国のケージ受容の姿?。≫に引きつづいて、古いカセットテープに録られていたエアーチ…

ファリャ、アルベニス『スペインの庭の夜、他』。麗しくも穏やかなロマンティシズムと、オリエンタルな情趣を漂わせておもしろく聴けた。

De Falla, Nights in the Gardens of Spain, Noches en los Jardines de España 投稿音源のもの(ラローチャ)は貼り付け不可です。 一般的にいって、スペインの作曲家といえばグラナドス(1867 - 1916)であり、アルベニス、でありファリャ、それにモンポウ。…

ジョン・ケージ『シクスティーン・ダンス Sixteen Dances』(1951)。岩城宏之が指揮し、一柳慧がピアノを受け持つ・・・。わが国のケージ受容の姿?。

16ダンス 昨日に引きつづき今日もエアーチェック音源から。ジョン・ケージの『シクスティーン・ダンス Sixteen Dances』(1951)。 Sixteen Dances: No. 1 (Anger) Sixteen Dances: No. 2 (Interlude) Sixteen Dances: No. 3 (Humor) Sixteen Dances: No. 4 …

「ベルント・コンラーツ 五つの試み」。うん?梅津 和時?佐藤允彦?。今は昔、こんなのが「現代の音楽」という番組で採り上げられていたのだ。フリージャズは元気だった。

5つの試み 音質悪く後半7-8分カット うん?梅津 和時に佐藤允彦、中川昌三、佐藤春樹・・・。それにペーター・コヴァルト、ギュンター・ソマー、ピエール・ファーブル、ハンス・ライヘル、おまけに?レオ・スミス等々ドイツ(ヨーロッパ)フリージャズの…

ゴミ寸前、まぼろし?の38・10号リールのエアチェックテープ音源。

画像外の左側本棚にもほぼ同数の38・10号リール。 いよいよ、わがコンピュータに寿命が尽きつつあるのか、最近、作業中よくフリーズする。 この記事も、さて保存しようかとクリック。しかしいっこうに反応しない。砂時計のまま待つことしばしで強制終了…

テレマン『無伴奏オーボエのための12の幻想曲』。オーボエ、フルートどちらが好み?

12 Fantasias No.2 TELEMANN - Twelve Fantasias For Flute Solo 2/12 - Flute: J.P. Rampal (LP 1972) 音楽ブログを綴っていながら何たる粗雑、いや粗末な音楽知識なんだろう。まったく難儀なことでゴザイマス。というのは、ネット図書館で借り受けた、きょ…

尹伊桑(ユン・イサン)『MUAK「巫楽(ムアク)」』(1978)。しなやかに撓む、分断に苦悩する勁き民族の精神。民族のタマシイと現代合理精神の拮抗する、緊張感を湛えた濃密な響き。

MUAK「巫楽(ムアク)」 【 1967年突如、KCIA(韓国中央情報局)によって、ベルリンの自宅より拉致され、韓国(当時は朴政権)に強制連行、投獄監禁される。死刑の求刑がされるも、多くの 作曲家や文化人の尽力により、1969年解放される。】 ≪http://blogs.y…

ベリオ『Il ritorno degli snovidenia ,violoncello and 30 instruments』(1976 – 1977)。≪歴史に裏切られた夢へのオマージュ≫・・・

Il ritorno degli snovidenia まあ、なかなかにお宝なんてないようで。ここ最近、埃の被った古いエアーチェックもののカセットテープからピックアップして投稿しているのだけれど・・・。きょうも、一昨々日のルチャーノ・ベリオの『二重奏曲』に引きつづい…

近藤譲『左岸』。多言を要さず、簡潔、シンプルな叙情。線の叙情。佇む叙情。それでいいではないか?そう言いたくなる。

左岸 「音楽は抽象的な音の構成であって、何も意味しない――すなわち、それ自体以外の何者も表現しない」という、絶対音楽を信奉唱える「形式主義者は、音楽は抽象的な音構成体自体以外の何ものでもなく、それ以上解釈の余地などない、と主張するかもしれない…

『ジャクリーヌの涙』。遠藤真理?定時ラジオ番組のアシスタントパートナーで出ているあの女性か?。

Jaqueline Du Pre - Jacqueline's Tears (Jacques Offenbach) いまさら、新しい才能・・・とやらを追いかける好奇心も、熱気も持てない年齢ということもあるけれど、それより知的怠惰といっていいのだろう。音楽雑誌ひとつ読まない。その道を生業としている…

ルチャーノ・ベリオ『二重奏曲』。多層微細な、マニエルスティックな響きの世界へと変転してゆく。ところで、いつの作品なのだろう。ネットで作品検索してみても、該当作品にヒットしない。

二重奏曲 昨日に引きつづき30年近くも前の古いカセットテープに収まっていたエアーチェック音源からの投稿。拙ブログに専用書庫を設けているイタリアの作曲家ルチャーノ・ベリオの『二重奏曲』(ナヴィゲーターのアナウンスではそうなのだけれど・・・)。 …

シルヴァーノ・ブッソッティ『ラーラ・レクイエム』。ゾクゾクするような色めく官能性、その音色の色彩感、緊張感を湛えた点描的音響世界・・・。

ラーラ・レクイエム ゾクゾクするような色めく官能性、その音色の色彩感、緊張感を湛えた点描的音響世界・・・。私の好きなイタリアの作曲家、シルヴァーノ・ブッソッティ(Sylvano Bussotti、1931 - )。 きょうも引きつづき埃のかぶった古いカセットテープ…

シャンティクリア『ゴスペルを歌う How Sweet The Sound』。すばらしくよくハモります。心に沁みる、神にウッタエルうたゴスペル。

すごい雨降りだった ディドント・イット・レイン(すごい雨降りだった) Didn’t It Rain なんとも、すごい雨降りだった、子供たちよ、 すごい雨降りだった、おお、わが主よ。 すごかった、おお。すごかった、おお。 すごかった。おお、わが主よ、すごい雨降…

石井 眞木『打楽器とオーケストラのための協奏曲ブラックインテンション5』。

ブラックインテンション5 ≪石井 眞木『螺旋Ⅱ番<チェロ独奏のための>』(1970)。不確定要素を繰り込んでのパフォーマンスなのに、その風貌のような音楽となる。 ≫を半月ほど前に投稿しているのだけれど、きょうは埃をかぶって放置されていたカセット…

ハンベニンク&ミシャメンゲルベルク『Coincidents』(ICP 018・1976)。カセットテープ!。ガレージ?で録音ってなものでしょうか。

ハンベニンク&ミシャメンゲルベルク(1) カセットテープでリリースされたICP(Instant Composers Pool)の音源。 ハンベニンクとミシャ・メンゲルベルクのデュオ・パフォマンス。『Han Bennink, Misha Mengelberg* ‎– Coincidents』(1976)。 さて、ど…

ベートーヴェン『序曲集(全8曲)』。アーノンクールのベートーヴェン。ロマンの肥大を削ぎ落とし、仰ぎ見る超然を引きずり落としたシャープ、ハツラツのベートーヴェン。

Beethoven Egmont Overture Op.84 by Harnoncourt, COE (2003) 【 伝統的な巨匠風の演奏を求める人には肌が合わない。でも、そこがアーノンクールの新しさであり面目躍如たるところ。】とは、通販サイトでの、きょうの(ネット図書館で借り受けた)アルバム…

武満徹『作品集』。すでに3年ほど前に投稿している内容のものだった。幻想、夢幻的というより宇宙との交感、宇宙的と形容したくなるような響きだ。時代を超越しているのかも。

Toru Takemitsu, Ceremonial An Autumn Ode 投稿の音源ではありません。 未だ聴いてないアルバムのはずと町の図書館で借りてきたのだけれど、なんのことはない、すでに3年ほど前に、ネット図書館で借り受け投稿しているではないか。難儀なことでゴザイマス…

『軍歌・戦時歌謡 定番ベスト』。翼賛、戦意高揚・・・現実にあったことです。百年も昔のことではない。わが父母の時代です。それぞれ感じることはあるでしょうが。

愛国行進曲 見よ東海の空明けて 旭日(きょくじつ)高く輝けば 天地の正気潑溂(せいきはつらつ)と 希望は踊る大八洲(おおやしま) おお晴朗の朝雲に 聳(そび)ゆる富士の姿こそ 金甌(きんおう)無欠揺るぎなき わが日本の誇りなれ 起て一系の大君(おお…

ブリテン『無伴奏チェロ組曲』。なまなかな叙情を排したその美意識から生み出される硬質、剛性の響き。「剄い」がイメージされる。

Britten 3rd Suite for Cello part 1 投稿音源のものではありません。 2年前に≪ベンジャミン・ブリテン『チェロ作品集』。まず美学が違う。この不撓不羈の剄い精神。なまなかな叙情を排したその美意識から生み出される硬質、剛性の響き。≫とタイトルして、…

ヴェンゲーロフ『J.S.バッハ:トッカータ&フーガを弾く』。

Maxim Vengerov - Ysaye Sonata No 3 and Ballade 燦然と屹立する至高のJ.S.バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ。そしてそれを仰ぎ見つつ、その厳しさと境地をめざしたイザーイの無伴奏ヴァイオリンソナタ。どちらも精神性の極みだ。 ヴェンゲーロフ『J…

ゲオルグ・ショルティ『ザ・ラスト・レコーディング~バルトーク:カンタータ・プロファーナ|コダーイ:ハンガリー詩編 他』。どきょうは、メインは馴染みのないヴェイネルとしよう。洗練された民俗性。

Leó, Weiner Serenade Op. 3 f-moll 2. Mvmt. 投稿音源のものではありません。 ハンガリーを出自とする名指揮者ゲオルグ・ショルティ(Sir Georg Solti, KBE, 1912 - 1997)のラストレコーディングということでネット図書館を利用して借り受けた。 【 6歳で…

ヴォーン・ウィリアムズ『海の交響曲(交響曲第1番)』。おなじ、王を擁する海洋国、島国でありながら、このスケールの違い。やはり昔日の大英帝国・・・。

Ralph Vaughan Williams - Sea Symphony (No. 1), (1903 - 1909) 投稿音源のものではありません。 おなじ、王を擁する海洋国、島国でありながら、このスケールの違い。海を壮麗壮大に歌い上げる精神性はやはり違う。海を渡り覇権を握り帝国を成した英国と、…

マウリツィオ・ビアンキ『Mectpyo Bakterium』(1982)。意味レスなノイズのランダムネスに身をゆだね、ココロを空しうし脳をマッサージ。

Maurizio Bianchi - Fetish Pinksha ここ最近、埃のかぶったエアーチェックもののカセットデッキの収録音源を投稿しているのだけれど、きょうもそうした類の音源投稿。ただし、これは5年ほど前にすでに≪イタリアが生んだ未来派の再来思わす、マグマ沸騰する…

『ザ・ベスト・オブ・マリア・カラス』。声質がいいわけではない。美声ではない。しかしこの魅力!。ともかくドラマティック。

Maria Callas - "Ebben ? ne andrò lontana" さようなら、ふるさとの家よ' - La Wally with translation さようなら、ふるさとの家よ:歌劇≪ワリー≫第1幕より(カタラーニ) それでは、遠くに行ってしまわねばなりません。 まるで、いけと、鐘が鳴っている…

「テキトーなオッサン」のキティーちゃん。ここまで変身してご活躍か。

いつも自動車での仕事の行き帰りに出会う国道筋のキティーちゃん。いや「テキトーなオッサン」のキティー。愛される国民的キャラクターのキティちゃんが、ここまで変身してご活躍かと。なんか、赤塚マンガ「天才バカボン」のパパを髣髴とさせるしょぼくれた…

奈良・学園前「大和文華館」の「<ササユリ(笹百合)>の無料招待デー」。気楽の愉楽。

「アジサイ観にいけへん~、無料やねんて」という連れ合いの言葉に誘われて」、住まいから近くということで奈良は学園前の大和文華館に出向き、今は盛りとアジサイ咲きほこる庭園散策と催しの「鉄斎の書画」鑑賞のひと時を ≪http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf6…

チェンバロ(ハープシコード)独奏曲『KHOAI』(1976)。バロック楽器が現代を奏でると斯くなるか・・・。現代は斯様な構造として音色世界を描けるのか?。驚きの世界の出現といった趣だった。

クセナキス KHOAI 2年ほど前に、≪アントワネット・フィッシャー『現代チェンバロ作品演奏集』(WERGO・1969)。バロック音楽の華麗繊細を響かせるもうひとつのメイン楽器チェンバロの独特の音色を現代に試みる。≫とタイトルして、バロック音楽の代表的…

ホレス・シルヴァー『エッセンシャル・ブルー・クラシック・オブ・ホレス・シルヴァー・コンピレーション BY 野崎良太(Jazztronik)』。その昔学生時代、巷でよく流れていました。

Horace Silver "Song For My Father" (1964) ≪ハンプトン・ホーズ『ザ・トリオ Vol. 2』(1955)。ウ~ン、ジャズだね~。幸せなジャズの時代だった。≫と昨日投稿した、そのアルバムと同時にネット図書館で借り受けたもう一枚が、きょうのホレス・シルヴァ…