ヴォーン・ウィリアムズ『海の交響曲(交響曲第1番)』。おなじ、王を擁する海洋国、島国でありながら、このスケールの違い。やはり昔日の大英帝国・・・。
おなじ、王を擁する海洋国、島国でありながら、このスケールの違い。海を壮麗壮大に歌い上げる精神性はやはり違う。海を渡り覇権を握り帝国を成した英国と、無謀ともいえる野望に一敗地にまみれたわがニッポン。われわれも海に囲まれた島国であるとはいえ、外に打って出る進取開拓性よりシコシコと農作業にいそしんで自足する、夜郎自大の農耕民族の末裔ゆえか。
やはり、声の張り、シンフォニックなサウンドへの威信確信が違う。ネット図書館で借り受けたヴォーン・ウィリアムズ(Ralph Vaughan Williams, 1872-1958)の『海の交響曲(交響曲第1番)』。
ヴォーン・ウィリアムズは以下投稿している。
http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/62878485.html ヴォーン・ウィリアムズ『交響曲第6番』。ヴォーン・ウィリアムズに抱く≪田園情趣ただよう牧歌的な民俗的響き≫のイメージは大きく覆される。
http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/61594909.html ヴォーン・ウィリアムズ『ロンドン交響曲(交響曲第2番)&ヴァイオリン協奏曲ほか』。≪田園情趣ただよう牧歌的な民俗的響き≫。黄昏、落魄、斜陽の、切なくノスタルジックで甘美な美しさもいいものだ。
http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/58997677.html ヴォーン・ウィリアムズ『グリーンスリーヴズ幻想曲~ヴォーン・ウィリアムズの世界』。大英帝国の落日を牧歌的なまでにノスタルジックに歌い上げての民俗的情趣は魅力。
どうしても、大英帝国の≪黄昏、落魄、斜陽の、切なくノスタルジックで甘美な美しさ≫・・・とついつい思い込みで聴いてしまう。