yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

Paul Van Gysegem sextet『Aorta』(1971) 。ノスタルジアと思い入れのせいもあるのかもしれないが、68・9年から72・3年はフリージャズ、即興演奏の豊穣の時代だった。

NUMMER 86 IS EEN KERRYGERECHT きのう投稿したジョセフ・ジャーマン『Song For』(DL-410/1967)に並んで棚に置かれていた未投稿アルバムの一枚が Paul Van Gysegem sextet『Aorta』(GER 27/1971)。意味は「大動脈」とのことですが・・・。 フリージャズで脳…

ジョセフ・ジャーマン『Song For』(DL-410/1967)。アート・アンサンブル・オブ・シカゴ前史。60年代の熱い混沌・・・。燃えてきます。武骨がいい。

little fox run ちょいと遠ざかっていた硬派のフリージャズ。アート・アンサンブル・オブ・シカゴの創設時からのメンバーの一人ジョセフ・ジャーマン Joseph Jarman(1937-)のファーストアルバム『Song For』(DL-410/1967)。 45年前の意気燃えるブラック…

『リーダークライス~シューマン歌曲集II』。これはいいです。

異国で 投稿音源:http://youtu.be/M8kjkOD439c リーダークライスOp.39 ヨーゼフ・フォン・アイフェンドルフ Ⅰ.異国で 稲妻が赤く明滅する山際のむこうの故郷から 雲が流れてくる。 しかし父も母も世を去って久しい、 故郷ではぼくを知る人はもういな…

『Sonny Rollins With The Modern Jazz Quartet』。60年前の1951年収録。天性の歌心でハツラツ快調です。こんなこたぁ言うも恥ずかしく、いまさら・・・ですが。

Sonny Rollins - The Modern Jazz Quartet 1953 ~ Almost Like Being In Love Sonny Rollins & The Modern Jazz Quartet.(貼り付け不可) http://www.youtube.com/watch?v=xHX5nGzNFVI 一昨日投稿したのはハクエイ・キム Hakuei Kim『トライソニーク』だった…

ハクエイ・キム Hakuei Kim『トライソニーク』。すばらしいテクニックを感じさせる硬質でクリアーなピアノサウンド。わたしを満足させるアヴァンギャルド性にはいま少しの感があるのだけれど。

Hakuei Kim interview 過日、ラジオから流れていたジャズトリオがすばらしかった。とりわけピアノ。パフォーマンス終了後のアナウンスでそのピアノがハクエイ・キム Hakuei Kim (1975‐)なるジャズ・ピアニストであることをはじめて知った。すばらしいテクニ…

シューマン『オーボエとピアノのための作品集』。それにしても、シューマンのこの香気甘美なロマンティシズムと憂愁・・・。時はヨーロッパ1848年革命の時代だった。

R Schumann Three Romances op 94 投稿音源のものではありません。 最近ちょいとシューマンづいているようだ。秋の風と共にと言いたいところだけれど、そうじゃない。残暑というには酷い、その暑さを愚痴っている頃からだった・・・。なんの趣きもない。とり…

『賛美歌名曲集』。う~ん、ニッポン語歌詞でした。とたんに障子越しの光が・・・。

たえなるみちしるべの 288番 たえなるみちしるべの ひかりよ、 家路もさだかならぬ やみ夜に、 さびしくさすらう身を みちびきゆかせたまえ。 ゆくすえとおく見るを ねがわじ、 主よ、わがよわき足を まもりて、 ひとあし、またひとあし、 みちをばしめし…

クルターク『無伴奏ヴィオラのための9つの小品ほか』。過剰を避け、削ぎ落とし、投げ出された音たちの数分の断片のキラメキ。全体性の放棄なのか、この断片がすべてなのか。

Kurtag: Hommage a R.Sch., op.15d 投稿音源のもではありません。 まずは、断片的、縮減の極致ともいえる現代音楽のクルタークと、シューマンのカップリング。オマージュとしての。まあ、ありなのかな・・・。以下わずかだけれど、ハンガリーの現代音楽作曲…

『フランク:交響曲/ダンディ:フランス山人の歌による交響曲』。フランクの交響曲。出だしは魅力的でいいんだけれど・・・。

Karel Ančerl, 1970 (Live) Franck, Symphony in D minor 投稿音源のものではありません。 オッ、ワーグナー?、いやサンサーンス?、いやベルリオーズ?とその冒頭を聴いて、印象するのだった。壮麗にして厚っぽいオーケストラの響き。ひじょうに印象的な出…

ロベルト・シューマン『交響曲第1番・Op.38<春>』。ロマンティックに躍動する高揚感・・・。再投稿なんですが。

Schumann: Symphony No.1 - Thielemann/WPh(2006Live) 投稿音源のものではありません。 かれは自分のしかけたワナにかかった。ロマン主義的原則が遠ざかる女をもとめ、秘教としての古典さを設定していたのに、おもいがけず実現した結婚は生活も芸術も牢獄に…

『コンチェルト・フォー・パユ』。マーク=アンドレ・ダルバヴィの「フルート協奏曲」には痺れました。音楽に確信を抱いているものの響きであり作品だ。

フルート協奏曲 久しぶりの?ゲンダイオンガク。そのスリリングな体験で脳みそを揺さぶりマッサージするに最適の音楽・・・ゲンダイオンガク。わたしゃ大好きでゴザイマス。 ネット図書館の所蔵リストには前々から在ったようなのだけれど、私には馴染みのな…

『アストゥリアーナ ソングス・フロム・スペイン&アルゼンチーナ』。歌のもつ普遍性=身体性をもとめて・・・。

Victoria de los Angeles,´´el mirar de la maja, Enrique Granados, Gerald Moore 2.マハのまなざし あたしのこの目のまなざしは 何てこう深いんだろう さげすみや怒りのあらわになるのを 遮らなければいけないと いつも半ば閉じているほど…… もしもこれ…

グリーグ『歌曲集』。「・・・そしてそれらすべては彼女(妻・ニーナ)のために書かれたのです。」

Birgit Nilsson sings Våren by Edvard Grieg 春 Våren 作品33の2 (1880) オスムン・オラヴソン・ヴィニエ Aasmund Olavsson Vinje なおもう一度 私は見ることができた 冬が 春に道をゆずるのを かつて 花が咲いたウワミズザクラの木に 花咲くのを 私は見た …

『ロベルト&クララ・シューマン歌曲集:愛の魔力 / ローレライ / リーダークライス / 詩人の恋』。シューマンとくれば、音楽家同士、相思相愛?才色兼備の連れ合いのクララ。その作品を・・・と。

①彼らは互いに愛し合っていた ②民謡 ③ローレライ 9.彼らは互いに愛し合っていた 作品13-2 Sie liebten sich beide 彼らは互いに愛し合っていた、 でもどちらもそれを相手に打ち明けようとはしなかった。 ふたりは敵意を抱いて見つめ合うばかりだった。 そし…

ブラームス『歌曲集』(CD5枚組)。やはりフィッシャー・ディスカウの歌唱は圧倒的。

むかしの恋 むかしの恋 Alte liebe 作品72の1 黒いつばめが 遠い国から帰ってくる、 信心深いこうのとりが 新しい幸福を運んで帰ってくる。 どんよりと曇って、温かい この春の朝に、 私はむかしの恋の歎きに いま一度めぐりあったような気がする。 それは誰…

ブラームス『歌曲集』(CD5枚組)。きのうはシューマンの歌曲だった。となると次はブラームスでしょう。

嘆き 嘆き klage 作品105の3 きれいな娘さん、気を許すんじゃないよ、 彼があんたの心を破ったりはしないと! 甘いことばを彼はささやくだろうが、 そいつがあんたの若い命をほろぼす、 きっとそうだよ、きっとそうだよ! 私の胸はけっして晴れやしない、 私…

シューマン『歌曲集「女の愛と生涯」、他』。先日らいのシューマンつづきで借りたはいいけれど、既に投稿済みでした。けれど、好いものはいいということで・・・。

Schumann - Frauenliebe und -Leben, op. 42 no. 8, Nun hast du mir den ersten Schmerz getan.wmv Frauenliebe und Leben 女の愛と生涯 作品42の8(1840年) 8.NUN HAST DU MIR DEN ERSTEN SCHMERZ GETAN 8.あなたはわたしにはじめて苦しみをお与えになりま…

シューベルト『ソロヴァイオリンと弦楽四重奏のためのロンド イ長調、弦楽三重奏曲第1番&第2番』。素寒貧シューベルトの青春真っ只中。音楽するココロは楽しそう。

Franz Schubert Rondò violino & orch. d'archi La Folle Journée 2008 「自作の3曲をゲーテに送ったが、返事は無かった。」(WIKI) やはり世界は強くて速い。でも、U20女子サッカーワールドカップでスモールサイズの我がヤングなでしこはアフリカ…

シベリウス『歌曲集』。いちおうは聴いてみましたが・・・。

若き狩人 若き狩人 作詞:J.L.ルネベリ 鳥はただ地上にいて しかも木の葉が見えなくしている 私はまだ一発も撃っていない そして再び夕暮がくる ひとたび冬がここに 雪の吹きだまりを連れてやって来れば 私は雷鳥の足跡をよりよく見られるだろう 黒雷鳥は木…

『タンゴ・オン・スクリーン Tango On Screen』。≪どこか切なく哀しげな喧騒。熱情と哀愁。≫色めく濃厚な人生。いいでございますね・・・。

Milonga triste - Hugo Diaz (di R. Grela) タンゴ。アルゼンチンタンゴ。それもコンボの・・・。大好きでゴザイマスデス。以下投稿していたのだった。 http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/47881188.html どこか切なく哀しげな喧騒。熱情と哀愁。『アルゼン…

アラウの「シューマン・ピアノ作品集」(CD7枚組)から。『交響的練習曲 作品13』まさしくピアノ!です・・・。

Ilya Rashkovskiy, Schumann: Symphonic Etudes, op. 13 投稿音源のものではありません。 きのうに引きつづき、アラウの「シューマン・ピアノ作品集」(CD7枚組)から。『交響的練習曲(Sinfonische Etüden)作品13』 【ピアノのための練習曲。シューマンの…

シューマン『幻想小曲集 作品12]』。アラウの演奏集から。スナオに美しい・・・。

Schumann : Fantasiestücke op. 12 (1/4), par C. Arrau 悲劇的結末の音楽人生を終えたロベルト・シューマン(Robert Alexander Schumann, 1810 - 1856)。そんなに長くもない音楽活動のなか、その天才が生み出したあまたのピアノ名品のなかで、きょう投稿す…

ドビュッシー『歌曲集』。ヴェルレーヌ、ボードレールの詩に付曲した歌曲を(いささか古めかしい慣れ親しんだ)名訳で愉しもう。

Barbara Hendricks - Ariettes oubliées: C'est l'extase langoureuse C`EST L`EXTASE LANGOUREUSE そは やるせなく蕩(とろ)くる心地 野には風 息を已(や)む (ファヴァアル) そは やるせなく蕩(とろ)くる心地(ここち) 戀痴(こひし)れし身のつか…

シマノフスキ『ヴァイオリン協奏曲第1番・第2番 / ロマンス、ほか』。小品「ロマンスop.23」。浪漫の香気、至福に満ちた麗しくも美しい曲、ということで今日はこの小品でシマノフスキは決まり・・・。

Karol Szymanowski, Romance, Op. 23, Leon Wyczółkowski:Thomas Zehetmair, violin, Silke Avenhaus, piano. With works by Leon Wyczółkowski (1852- 1936) 以前、そうなんだ・・・もう2年も前になるのだ。 ≪http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/61650858…