yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

シマノフスキ『ヴァイオリン協奏曲第1番・第2番 / ロマンス、ほか』。小品「ロマンスop.23」。浪漫の香気、至福に満ちた麗しくも美しい曲、ということで今日はこの小品でシマノフスキは決まり・・・。

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Karol Szymanowski, Romance, Op. 23, Leon Wyczółkowski:Thomas Zehetmair, violin, Silke Avenhaus, piano. With works by Leon Wyczółkowski (1852- 1936)

               

以前、そうなんだ・・・もう2年も前になるのだ。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/61650858.html シマノフスキ & ブリテン『ヴァイオリン協奏曲』。 ブリテンの、骨っぽさと古典的美しさのそなわった不思議な力を湛えたヴァイオリン協奏曲≫でカップリングされていたシマノフスキの「ヴァイオリン協奏曲第1番第2番」にはひと言も触れていなかった。印象が弱かったといえばそうなのかもしれない。

うねるように切れ目のない叙情的なヴァイオリンが際立つ協奏曲なのだけれど、イマイチのインパクトにとぼしい。いや、この複雑特異な美学にわたしの感性はスナオになれないゆえかもしれない。ヴァイオリンとオーケストラの豊麗混然一体となったコンチェルト・・・。

それに比し、小品の「ロマンスop.23」(1912)は、浪漫の香気、至福に満ちた麗しくも美しい曲だ。ということで、きょうはこの小品でシマノフスキは決まりとして擱こう。






シマノフスキ『ヴァイオリン協奏曲第1番・第2番 / ロマンス、ほか』
ツェートマイア(vn)ラトル / バーミンガム市so.

1.ヴァイオリン協奏曲第1番op.35 (1916)
2.同第2番op.61 (1932)
3.3つのパガニーニの主題によるカプリースop.40~ヴァイオリンとピアノのための (1918)
4.ロマンスop.23~同 (1912)