2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧
ウェーバー『大協奏的二重奏曲Op.48』。クラリネットとピアノのデュオ作品。ピアノとの対話の喜悦に彩られたクラリネットの柔らかい音色がロマンティックに奏でられ心潤い、まさに「シャーワセ~」といった趣。
Ben Westlake Clarinet - Weber Grand Duo Concertante, Op. 48 - 3'rd Movement たぶん一週間ほど前だったと思うのだけれど、FMラジオから流れていて印象深く聴いた曲があった。シンプルで美しい室内楽曲だった。で、ネットで調べたところカール・マリア…
Krzysztof Penderecki - Magnificat - I. Magnificat. Fuga (Quia Respexit). Et misericordia (1/2) 以下は聖母マリアの賛歌マニフィカート (Magnificat)の歌詞 わがこころ主をあがめ、 わが霊(れい)はわが救い主なる神を喜びまつる。 その婢女(はしため…
Mike Westbrook - Part IX [Metropolis] 1971 Mike Westbrook 半年ほど前に≪マイク・ウエストブルック『CELEBRATION』(rec.1967)。40年以上の時の経過を感じさせない、古臭さなど微塵もない小気味よさで良き品性のジャズを愉しませてくれる。≫とタイトルし…
Bartók String Quartet No. 6 last movt (Takács) バルトーク(1881 - 1945)が作曲した全6曲の弦楽四重奏曲のうち、先ずは「3番、4番」を投稿し、次に「1番、2番」という順序で取り上げた。「弦楽四重奏曲第1番 Op.7 」は習作期を脱してのちの190…
きょうは、ちょいと音楽ブログを休憩(動画音源伴う音盤紹介であれば甲斐があるのだけれど、拙ブログの主テリトリーであるマイナーな現代音楽、フリージャズなどはそうしたものが少なく、したがって、無いとなるととたんに意気萎える。文字を連ねても音がな…
Händel - Trio Sonata Op.2 Nr.5 「ああ。当時は何かに憑かれたように書きまくっていたよ。一番のお気に入りの楽器だったオーボエのための作品がほとんどだった。」(ヘンデル) ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(Georg Friedrich Händel 1685 - 1759)僅…
Berlioz Messe Solennelle Muti 5 Agnus Dei ベートーヴェンの「荘厳ミサ曲」を過日≪ベートーヴェン『ミサ・ソレムニス ニ長調 Op.123』。エリ、エリ、レマ、サバクタニ(神よどうして私をお見捨てになるのですか)絶望的病にあった楽聖ベートーヴェン。心の…
H. M. Górecki - Concerto for Harpsichord and String Orchestra, Op. 40 (1981) アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所に象徴されるナチスの人類史的愚行で、ポーランドはその傷痕の深さを記憶されているといえるだろう。音楽に限ってみてもそうだ。いや…
Andante Festivo by Sibelius 先日、フィンランドの作曲家であるオスカル・メリカントのピアノ曲を舘野泉のピアノで鑑賞し投稿した。その甘美なまでの旋律の美しさと澄んだ音色に誘われて、これは北欧であればこそとの勝手な思い込み?からでもあるけれど、…
H Berlioz,Requiem(Grande Messe des Morts): Lacrymosa 罪ある人が裁かれるため 灰よりよみがえるその日こそ 涙の日なり。 主よ、慈悲深きイエズスよ、 永遠の安息を彼らに与えたまえ。 ベルリオーズの『レクイエム Requiem(死者のための大ミサ曲 Grande M…
Elisabeth Schwarzkopf - I know that my redeemer liveth 私を救う者が生きていて、この世の最後の日に現れるであろうことを私は知っている。 たとえ死が私を脅かそうと、私は必ずやこの目で神を見るだろう。 (ヨブ記、第19章第25-26節)・・・ 「元…
ロスコー・ミッチェル・アート・アンサンブル『Congliptious』(1968)。あの熱気あふれる泥臭いまでのブラック・ジャズスピリッツのアート・アンサンブル・オブ・シカゴが、はや破天荒なまでに躍動
Lester Bowie & Art Ensemble Of Chicago – Poznań 投稿音源のものではありません。 2週間前に≪ロスコー・ミッチェル Roscoe Mitchell 『Sound』(Delmark Records・1966)。≫を投稿したさい、68~9年爆発的な演奏活動をヨーロッパを足場に展開しフリー…
J.S. Bach - Prelude & Fugue No. 14 in F-sharp minor, BWV 883 http://www.youtube.com/watch?v=ha5hYKNfFN8 J・S・バッハの≪フーガの技法≫。そのフーガの一拍めを聴いた瞬間、私たちはたいへんな音楽家を目の当たりにしてるのだと私は気づいた。深い思想…
Bach - Christmas Oratorio, BWV 248 いよいよ桜を迎えようというこの春、この時季にクリスマス・オラトリオ?!。ま、バッハのそれの鑑賞のことであればいいとしょう。直近1週間前に【つい先日には「ヨハネ受難曲」を、そしてその前は≪ヨハン・セバスチァ…
舘野泉 Izumi Tateno, メリカント Merikanto / 牧歌 idyll ん、メリカント?誰だそりゃ。フィンランドの作曲家で、かの国民的作曲家ジャン・シベリウスと同時代を生き、その偉大な音楽史的作曲家シベリウスに劣らずの、いや凌ぐほどの大衆的人気を得て愛され…
Tangerine Dream - Fly And Collision Of Comas Sola - (excerpt) ドイツのプログレッシヴロックグループのタンジェリン・ドリーム(Tangerine Dream)。70年初期、シンセサウンドの実験性がしきりに喧伝されていたことの影響もあって、手にし、耳傾けたの…
Bartók, String Quartet No. 1, I. Lento さすがに、4日続けての宗教曲の投稿は、それもすべて大作とくると気力がもたない。で、きょうは、何の脈絡もなく、要するに気まぐれのピックアップ。バルトーク(Bartók Béla Viktor János, 1881 - 1945)の『弦楽…
Verdi - Messa da Requiem - Lacrymosa Dies Illa.avi:Herbert von Karajan 残念ながらアバド盤は貼り付け不可です。 貧しい芸術家のための老人ホーム「憩いの家」を完成させたあと1901年にミラノで脳卒中のため亡くなった。 なんだか最近宗教音楽づい…
Vespro Della Beata Vergine - Claudio Monteverdi - ( 1 ):1989 - Live Recording ,John Eliot Gardiner 神よ、慈悲もてわれを助けたまえ、 主よ、速やかにわれを助けに来りたまえ。 (詩篇第69章2) Monteverdi おお~、なんたる絢爛華麗。神の威光こ…
Bach - Mass in B minor BWV 232 (Karl Richter, 1969) - 14/14 投稿音源のものではありません。 昨日、端唄・小唄・都々逸で今日、バッハ。私の頭はどうなっているのでしょう。まったくスキゾです。要するに支離滅裂ということなのでしよう。つい先日には「…
香に迷う (照菊)2 投稿音源のものではありません。 香に迷う 梅が軒端に 匂い鳥 花に逢瀬を 待つとせの 明けて嬉しき 懸想文(けそうぶみ) 開く初音の はずかしく まだ解けかぬる 薄氷 雪に想いを 深草の百夜も通う 恋の闇 君が情けを 仮寝の床の 枕片敷…
Heldon "1984 Apres Cosmic C'etait" Paris '76 投稿音源のものではありません。 ほぼ2週間前に≪エルドン Heldon 『Heldon IV / Agneta Nilsson』(1976)。フランスのプログレッシヴ・ロック。≫として投稿した、そのフランスのプログレッシヴ・ロックグル…
faust - mamie is blue ええい、ついでや~というわけで、きのうの『FAUST Ⅳ』(1973)に引きつづいての、それより1年前にリリースされた、これまた目を惹く黒ずくめのジャケットのセカンドアルバム『ソー・ファー So Far』(1972)を取り上げよう。その黒ずく…
It's a bit of a pain – Faust 五線譜をベースにしたシンプルなジャケットデザイン。これは印象的だった。もちろん中身もだけれど。『ファウストⅣ』(1973)。最初「ファウスト」とは、かのゲーテの超大作に由来するものとばかり思っていたが、そうではなくド…
ベートーヴェン『ミサ・ソレムニス ニ長調 Op.123』。エリ、エリ、レマ、サバクタニ(神よどうして私をお見捨てになるのですか)絶望的病にあった楽聖ベートーヴェン。心のうちいかばかりであったか・・・。
Beethoven : Missa Solemnis, Benedictus:Musik. Leitung: Christian Thielemann 「・・・他の人より一層近く神に近づき、そして神の栄光を人類に広めることより尊いことはない。」(L.V.ベートーヴェン) わが町の図書館で借りてきた。私にとって、も…
Michala Petri and Lars Hannibal plays Bach 投稿音源のものではありません。 「私はバッハの音楽に、不必要なほど緻密な知的考察は加えたくないのです。」(キース・ジャレット) きょうはジャズピアノ畑の即興の名手キース・ジャレットと、デンマークの美…
The Roscoe Mitchell Sextet– Ornette (「sound」1966) 芸術に成る一歩手前で荒々しく踏みとどまる勇気。そこにこそ音楽する、ジャズすることの主張を、自由を聴く。心地よい、耳障りのよい整除を拒否する黒く剄い精神の表現性(GREAT BLACK NUSIC)にこそ、シ…
M3-neony(エムスリー・ネオニー), a baby robot 「ハイハイ」や「伝い歩き」の仕方を試行錯誤しながら自分で学ぶ赤ちゃん型ロボットを大阪大の浅田稔、石黒浩両教授らの研究チームが開発し、3日発表した。人が体の動かし方を身につけるメカニズムの解明に…
Tommaso Antonio Vitali. Chaconne in g minor. (Orchestration - Ottorino Respighi) きょうは『弦楽のためのヴィルトーゾ作品集』。オットリーノ・レスピーギ(Ottorino Respighi, 1879 – 1936)のバッハ、ヴィターリ、タルティーニの美しい旋律を持った有…
Third Ear Band – Fire もう、どんな音楽であったかすっかり忘れてしまっているけれど、その存在だけは記憶に残っていたレコードが目にとまったので、棚から取り出しての投稿。1970年イギリスにてリリースされたThird Ear Bandのセカンドアルバムで、そ…