yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

ファウスト Faust『So Far』(1972)。≪闇≫とか≪反世界≫だとかと言ったいささかの気恥ずかしいことばは使いたくないのだけれど・・・。

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faust - mamie is blue

           

ええい、ついでや~というわけで、きのうの『FAUST Ⅳ』(1973)に引きつづいての、それより1年前にリリースされた、これまた目を惹く黒ずくめのジャケットのセカンドアルバム『ソー・ファー So Far』(1972)を取り上げよう。その黒ずくめのジャケットの中には、これまた黒ずくめの、ジャケット寸法に添う大きさの袋の中に収録曲のタイトルが付けられた、それも黒をベースにした台紙に描かれた画が9枚入っている。。従ってというべきか、収録曲データの印刷もなしの真っ黒なレコードラベルがはってあるのみ。まさしく黒ずくめだ。各々のそれらイメージ画?は、そんなに喚起力をもつ画でもないのだけれど・・・、どういう意図なのだろう。音楽自体の面白さは昨日ブログ投稿した『FAUST Ⅳ』ほどには感興もたらすものではないのだけれど(各々のアルバムのすべての曲が実験的なわけではないのだが)、黒ずくめジャケットが象徴する異質は漂ってくる。≪闇≫とか≪反世界≫だとかと言ったいささかの気恥ずかしいことばは使いたくないのだけれど・・・。ノーマルなロックと、実験的なミニマル・ノイズ・ロックとのギャップがありすぎるといえば言えるのだが。
徹頭徹尾というわけではない。




ファウスト Faust『So Far』(1972)

Tracklist:
A1. It's A Rainy Day Sunshine Girl
A2. On The Way To Abamae
A3. No Harm
B1. So Far
B2. Mamie Is Blue
B3. I've Got My Car And My TV
B4. Picnic On A Frozen River
B5. Me Lack Space
B6. ...In The Spirit

Credits:
Producer - Uwe Nettelbeck
Written-By - Faust

Notes:
Recorded at Wumme, March 1972
Original press including nine art paintings, one for each song.