yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

メンデルスゾーン『交響曲第3番イ短調<スコットランド>、交響曲第4番イ長調<イタリア>』。温和な性格だったのだろうか。金持ち喧嘩せず・・・。天才ゆえの苦しみなどしるよしもないですが。

Vincent van Gogh: Felix Mendelssohn - Symphony No 4 in A major Op. 90 "Italian" 1st Mov.:London Symphony Orchestra Conductor: Alfred Scholz 神童的天才メンデルスゾーンの代表的作品ともいえる『交響曲第3番イ短調<スコットランド>、交響曲第4番…

『ヘンデル&スカルラッティ作品集』。今月今夜もヘンデルの愉楽の≪バロックアーティキュレーション≫でココロを穏やかに。それもバランス感覚抜群、中庸に秀でたマレイ・ペライアのピアノで・・・。

Händel - 1977 - Eric Heidsieck- Suite No.3 in D minor, HWV 428 -02 残念ながらペライアの投稿音源はありません。 一昨々日のペライア≪バッハ『イギリス組曲第2・4・5番』。わたしの好みのバッハはきのうのグールドと、このマレイ・ペライア。バランス…

R.シュトラウス『家庭交響曲, 他』。オケのフィラデルフィア管弦楽団なのか、揮るサヴァリッシュゆえなのか、いやいやリヒャルト・シュトラウスだからなのか。すばらしく豊麗な響き。

Richard Strauss, Festliches Präludium op.61:The Philadelphia Orchestra diretta da Wolfgang Sawallisch (live Tokyo 17.5.1993) ネット図書館で借り受けたリヒャルト・シュトラウスの『家庭交響曲』。何ですか、この表題。たぶん誰しもが思うことでは…

松沢哲郎『想像するちから――チンパンジーが教えてくれた人間の心』。人間とは何か。

今ここの世界を生きているから、チンパンジーは絶望しない。「自分はどうなってしまうんだろう」とは考えない。たぶん、明日のことさえ思い煩ってはいないようだ。 それに対して人間は、容易に絶望してしまう。でも、絶望するのと同じ能力、その未来を想像す…

バッハ『イギリス組曲第2・4・5番』。わたしの好みのバッハはきのうのグールドと、このマレイ・ペライア。バランスのとれた美しさは心やすまる。このふたりは際だってクリヤーでうつくしい。

Murray Perahia ≪固着したグールド脳が聴くグレン・グールド『イギリス組曲』2枚組みとウラジーミル・フェルツマンのバッハ。≫とタイトルし投稿したのは4年近くまえのことだった。で、きょうはネット図書館の検索で、たまたま遭遇したマレイ・ペライアの『…

『グレン・グールド 坂本龍一セレクション』(2枚組)。素晴らしいこの抒情性、感性、。・・・だからグレン・グールドなのだ。もう(楽譜解釈し)演奏するといった次元を超越しているまれなるピアニストと・・・。

Glenn Gould live in Moscow 1957, (1) plays Berg Sonata op. 1 宮澤:話は尽きませんが、最後にひとこといただけますか? 坂本:そうですね。僕は、あんまりピアノも上手くなくて、練習もほとんどしなかったので、演奏家にならなくてすんだので良かったん…

バッハ『管弦楽組曲(全4曲)|ブランデンブルク協奏曲(全6曲)』。カザルス指揮マールボロ音楽祭管弦楽団で聴く。

Bach- 管弦楽組曲第2番Bm 序曲 ビッグネイムというだけで聴いてはいささかの気落ちを味わせられるといった類のアルバムです…と言って大丈夫?かしら。背後から石つぶてがと・・・身がすくむ。切れ味などございません。もっともカザルスのバッハには必要の…

染色家・吉岡幸雄「日本の色、千年の彩展」(東大阪市民美術センター)。

http://www.sachio-yoshioka.com/2011/img/yoshioka_sachio_201107.pdf 染色家・吉岡幸雄「日本の色、千年の彩展」 「お近くの方は、ぜひぜひぜひ・・・・・!!!」 との、ご案内をpoetryfish9さん の記事で知り、文字通りの近在ということで観に行ってきま…

マルファッティMalfatti - Wittwer『Und?』(FMP・1978) 。インテンシヴなデュオインタープレイ、集中力はみごと。

King Ubu Orchestru - Translation #4 投稿音源のものではありません。 きょうもフリージャズ。3日連続とあいなる。動画音源がアップロードされておれば、賛否、好悪のほどはともかく、ともに鑑賞する機会をもてるのだけれど。トロンボーンのRadu Malfatti(…

イレーヌ・シュヴァイツアー 『Messer』 (FMP 1976)。なでしこ・・・秘めたる強さ。その余韻のうちに女だてら!?に・・・<女セシル・テイラー!?>。

Irene Schweizer / Louis Moholo - Mra (1986) 投稿音源のものではありません。 きょうび、看護婦ではなく、看護師・・・なんだそうで。呼び名を変えたところで、と思うのですが。なでしこが男子よりはやくみごとに(女子)W杯を制したものだから、にわかに女…

アレキサンダー・フォン・シュリッペンバッハ / ヨハンソン『Live At The Quartier Latin』(FMP 0310・1976)。やはりこの頃は一番燃えています。この情熱的な弾きぶり。

ALEX VON SCHLIPPENBACH QUARTET 投稿音源のものではありません。 一昨日、≪横井一江著『アヴァンギャルド・ジャズ―ヨーロッパ・フリーの軌跡』(未知谷・2011・6)。よくぞ書いてくれました。≫と投稿したこともあり、きょうは60年代半ばよりドイツ・フリー…

J.S.バッハ『2声・3声のインヴェンション』。きょうはアンドラーシュ・シフで。わが耳タコのグールド解釈とはやはりずいぶんと違う。けれど、最初に感じた違和感が、なんでもないように心を馴化する。

Andras Schiff plays BACH:Invention BWV 772-786 あきのこない音楽。4年ちかく前に≪ヨハン・セバスチャン・バッハ『インヴェンションとシンフォニア・二声と三声のインヴェンション』。ともかく擦り切れるほど聴いている、飽きの来ない、嫌味のない、鼻に…

横井一江著『アヴァンギャルド・ジャズ―ヨーロッパ・フリーの軌跡』(未知谷・2011・6)。よくぞ書いてくれました。

ネット図書館で借り受けての読書です。横井一江著『アヴァンギャルド・ジャズ―ヨーロッパ・フリーの軌跡』(未知谷・2011・6)。著者および著作を応援する意味でも、身銭きって購入し、読まなければならないのだけれど・・・。 拙フログは、開設以来音楽ブロ…

なでしこジャパン。サッカーワールドカップ初制覇おめでとう。素晴らしい精神力、敢闘精神。感動と思い出を・・・ありがとう。最高の一日でした。

20110718 女子ワールドカップ2011 決勝戦 日本×アメリカ なでしこジャパン、世界の頂点を極める。 きょうはこの投稿につきる。 「出来過ぎです!漫画か映画しかないですよね、こんな勝ち方」(川澄奈穂美選手) 目覚まし時計を朝3時半過ぎにセットして早めに…

ヨーヨーマ Yo-Yo Ma『シンプリー・バロックⅡ』。

Yo-Yo Ma. Sei Lob und Preis mit Ehren. Bach 投稿音源のものではありません。 いよいよ、決勝戦。なでしこジャパンの、いや男女通じての世界と名の冠するFIFA(国際サッカー連盟)サッカー公式大会での初優勝をめざしての試合が明日未明3時過ぎからはじま…

マレイ・ペライア 『オールドバラ・リサイタル Aldeburgh Recital』(1990)。ベートヴェンの演奏時間約10分ばかりの曲ひとつで大満足。他はどうでもいいと言うのではないけれど・・・。

M. Perahia Beethoven 32Variations inCm 「ペライアの生み出す音は最弱音であっても、鍵盤の底までしっかりと弾ききらなければ生まれない芯のある音の粒として顕現する。つまり、そうすることで初めて得られる清澄感と光沢と伸長感があるのだ。一方、分厚い…

キース・ティペット『Ovary Lodge』(Ogun・1976)。打ち合わせも、コンセプトの相互了解もなしの、ノンエレクトロニクスでの完全な即興演奏のよし。その精神は<建設的、健康的、楽天的>だ

Ovary Lodge - Fragment No. 6 きのうに引き続き、キース・ティペットのアルバム『Ovary Lodge』(Ogun・1976)。ライナー・ノーツにあるように、打ち合わせも、コンセプトの相互了解もなしの、ノンエレクトロニクスでのパーフェークトな即興演奏のよし。伝…

キース・ティペット 『Blueprint』(1972)。INCUS(インカス)系アヴァンギャルドたちとは趣が少し違っていたこともあって熱心な鑑賞者ではなかった。

Keith Tippett – Dance:album BLUEPRINT (RCA 1972) きのう≪Nicra 『Listen / Hear』 (Ogun・1977)。トロンボーン奏者のラドゥ・マルファッティ・・・。2本のトロンボーンが興そそる。≫とタイトルして投稿したアルバムにピアニストのキース・ティペットK…

Nicra 『Listen / Hear』 (Ogun・1977)。トロンボーン奏者のラドゥ・マルファッティ・・・。2本のトロンボーンが興そそる。

Radu Malfatti, Keith Rowe - Nariyamu [excerpt] 投稿音源のものではありません。 たぶん、このレコードを購入した動機は、ドイツFMPの、フリージャズ音源でその名が記憶されていたベースの Buschi Niebergall、およびピアノの Keith Tippett の名が見え…

Friedrich Gulda & Cecil Taylor 『Nachricht Vom Lande』(1976) 。セシル・テイラーとフリードリヒ・グルダの貴重な出会い。

A duet between Friederich Gulda and Cecil Taylor, recorded at Moosham Castle, Austria, in 1976. フリードリヒ・グルダ(Friedrich Gulda, 1930 - 2000)とセシル・テイラー Cecil Percival Taylor (1929 -)。クラシック畑とフリージャズ界の大御所の…

東電バッシングの愚かしさ・・・西部邁。

東電バッシングの愚かしさ西部邁ゼミナール 2011年6月11日放送 出演者:秋山祐徳太子、関連投稿記事 以前も言ったことだけれど、拙ブログは音楽ブログを趣意とするので、時事的問題をあまりとりあげたくないし、どうでもいいワタクシごとき弩シロウトの意見…

『ビートル・ジャズ/ア・バイト・オブ・ジ・アップル』。つまるところ、やはりよくできたイージーリスニングジャズなんだよな~

Beatlejazz – Julia 投稿音源のものではありません。 まずは、女子サッカーW杯3連覇を狙う開催国(ホーム)でもあるドイツを破っての、なでしこジャパンのベスト4おめでとう。早朝3時過ぎに起床。テレビの前で応援しました。データ上ボール支配率はドイツ…

スウェーデンの電子音楽『Music For Tape / Band - Musik From Sweden』(Caprice Records・1973) 。

Bengt Emil Johnson:Vittringar (1978) 投稿音源のものではありません。 30数年前店頭にあったというだけで、中身のほども判らず逡巡しながら手にした輸入盤アルバムだったのだろう。それほどに当時は音源に飢えていたのだ。70年初期のスウェーデンの電…

フランツ・リスト『ダンテの<神曲>による交響曲』。ワーグナーいわく「不朽の名作」と高く評価なんだそうだけれど・・・。

Liszt-Dante Symphony- I. Inferno (part1) 通販サイトレビューに≪リストの最高傑作のひとつにもかかわらず,現在でもほとんど実演で耳にすることができない≫ということばがあった。また、同梱解説書にはワーグナーは構成上の不満をもちつつもフランツ・リスト…

笹の葉に願いの撓む七夕竹。

母 が 切 る 七 夕 竹 の 小 さ け れ 虚子 う れ し さ や 七 夕 竹 の 中 を 行 く 子規 きょう7月7日は七夕の節句。その伝承由縁はともかく、「笹のはさらさら~」と歌われる七夕竹の風習は、あんのじょう新しいそうだ。ほとんどの伝統行事と言われてい…

橋口五葉『黄薔薇』(1912)。和のアールヌーヴォー。時代が香るロマンの美意識。いいでゴザイマスデス。

橋口五葉『黄薔薇』(1912) ほぼ100年ぶりに公開される・・・と記されていた画が目にとまった。オッつ、和のアールヌーヴォーか?!という印象だった。いつものように、購読している新聞(新聞が主な情報源というのも冴えないけれど)の、催し案内をかねた…

バッハ『カンタータ名唱集』。神に漸近せしバッハのカンタータ。

Bach - Cantata No. 8, "Doch weichet ihr tollen" 第4曲「消え失せろ、愚かで空しい心労よ!」 カンタータ第8番 「いとしい神よ、私はいつ死ぬのですか」BWV8 第4曲「消え失せろ、愚かで空しい心労よ!」 消えうせろ、愚かで空しい心労よ! イエスが私を呼ば…

大西順子『楽興の時』(2009)。ハードだね。

Smoke Gets in Your Eyes ふだんラジオはNHK・FM以外を聴かないということもあって、おのずとそのつど耳に入ってくるのを聴きながすといった程度のお気楽リスナーでしかないのだけれど、そんななか「セッション2011」という番組で、ジャズのライヴ…

マネ『ガラス花瓶の中のせきちくとクレマチス』(1881)。透き通るガラスが涼しさを感じさせるのか、花器の水描写が涼を呼ぶのか。

マネ『ガラス花瓶の中のせきちくとクレマチス』(1881) 偽善のエコよりはマシ。究極のエコ。画を観るだけ。透き通るガラスが涼しさを感じさせるのか、花器の水描写が涼を呼ぶのか。お持ち帰り自由の町の図書館の蔵書リサイクル本「マネ特集」(芸術新潮)より…

セロニアス・モンク『ソロ Solo Monk』。 ジャズのココロが分かっていないのかもしれない・・・。でも、おもしろくないものはオモシロくない。

Thelonious Monk - Monk's Point 1年ちょい前に≪セロニアス・モンク 『Brilliant Corners』。土臭いですね。洗練と程遠いモッチャリ感。名盤ね~~~?。≫と印象し投稿した セロニアス・モンクの、きょうはソロアルバム『ソロ・モンクSolo Monk』。やっぱし…