笹の葉に願いの撓む七夕竹。
母 が 切 る 七 夕 竹 の 小 さ け れ 虚子 う れ し さ や 七 夕 竹 の 中 を 行 く 子規
きょう7月7日は七夕の節句。その伝承由縁はともかく、「笹のはさらさら~」と歌われる七夕竹の風習は、あんのじょう新しいそうだ。ほとんどの伝統行事と言われているものは江戸幕末、明治を始まりとするとおもえばほぼ間違いがないようだ。そんなことはともかく、二日ほど前から、青々とした笹の葉に願いごとを撓ませ手にして道行く園児とお母さんたちの姿に、ほのぼのとさせられていたのだった(なかには、よちよち歩きの幼児につきそう母親の手に笹だけの七夕竹が揺れていた)。親には親の、子には子の、それぞれの願いあり・・・ささやかなひとつでも願い事がかないますように。