yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

音が聞こえてきそうな画。下村観山『 小倉山』。

下村観山 小倉山 雅楽 東遊 「小倉山」といえば『小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば 今ひとたびの 御幸待たなむ』と歌に詠まれるもみじで知られているので、この時季の投稿にはふさわしくないのだけれど、購読紙の記事中で画を観た途端に音楽が聞こえてきそう…と…

ディズニー作品『アナと雪の女王』。さすがディズニー作品。子供たちに永く観続けられる好い作品と言っていいのでしょう。

『アナと雪の女王』ミュージック・クリップ:Let It Go/エルサ(松たか子) 「お母さん、月末までなんやけど、土日用事があってわたし行けそうにないから・・・」と映画観賞券を娘にもらったのだった。 で、きのうの今日という慌ただしさのなか、それをもっ…

ドヴォルザーク『ヴァイオリン協奏曲、他』。泣けるほど美しい旋律きわだつ、魂の、愛おしく土の香りのする小品が心に強く残るのだった。

Martina Bačová • A.Dvořák - Mazurek, op.49 アルバム音源ではありません 肉屋のセガレで、家業を継ぐはず?がその音楽天才ゆえ国民的作曲家として音楽史に燦然と輝く ドヴォルザーク(Antonín Leopold Dvořák 1841 - 1904)の、町の図書館の所蔵棚にあった…

『フラメンコ・ベスト』。歌っているのか、語っているのか、呻き、叫び、ふるえ哭く。哀切と激情。歌は「訴う」ともいうそだけれど。

CAMARON-P. LUCIA-TURRONERO Y CEPERO Seguiriyas (1970) Cante: Fernando Terremoto 歌っているのか、語っているのか、呻き、叫び、ふるえ哭く。フラメンコのこの哀切と激情。漂泊の民・ロマ(ジプシー)のマイノリティのサガゆえなのか。 歌は「訴う」とも…

栄芝の端唄『お江戸日本橋』。しっとりと色艶みごとな美質の歌声と三味の音で・・・。

有明 有明 有明の 灯す油は菜種なり 蝶がこがれて逢いに来る もとをただせば深い仲 死ぬる覚悟で来たわいな 今朝も羽織の ほころびを わしに 縫えとは気がもめる いやなあたしに頼むより 好いたあの子に頼まんせ ハア 是非とも是非とも 借りることができる図…

『ターナー展』。神無き近代、人間を超える崇高に顕われる自然と風景。光と朦朧。

The Power of Art - Turner (BBC Documentary) さて、ここ数日寒さもいくぶん和らぎ、この月の野暮用もあらかた済んで気分もゆったりめの、きのう土曜日、念願の?いま神戸で催されている『ターナー(Joseph Mallord William Turner、1775 - 1851)展』へ連…

吉松隆『《鳥の響展》ライブ』。時代の流れ、雰囲気を敏感に嗅ぎ取る才。

Takashi Yoshimatsu "And Birds are still..." 「機を見るに敏」ということばが、この作曲家の作品を聴いていると口をついて出てくる。いい意味でか、よからぬ意味でか・・・。 時代の流れ、雰囲気を敏感に嗅ぎ取る才は認められていいのでしょう。だからと言…

R.シュトラウス『家庭交響曲&パレルゴン』。『パレルゴン(家庭交響曲余禄)op.73~左手のピアノと管弦楽のための』は<余禄>どころかすばらしいピアノ協奏曲。

Strauss - Parergon zur Sinfonia Domestica - Rösel, Kempe だいぶ前に、以下投稿しているのだけれど・・・。 http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/62659149.html R.シュトラウス『家庭交響曲, 他』。オケのフィラデルフィア管弦楽団なのか、揮るサヴァリッ…

モーツァルト『オーボエ四重奏曲、五重奏曲、他』。軽やかな悦楽と透き通った哀しさ。

Mozart: Oboe quartet in F, K.370 - Bourgue, Trio à cordes français 以前ラジオから流れていて印象に残った曲のモーツァルト『オーボエ四重奏曲』。当然のことながら聴き終わった後のアナウンスでその曲名を知ったのだけれど。そのときは、そんなのあった…

童画家・茂田井武(もたい たけし)『おめでとう』。

せんじつ購読新聞の文化欄に『なぜか引かれる茂田井武』とタイトルされた記事があった。そこに貼り付けられていたわずか6センチ四方の小さな画に印象深く目が留まったのだった。 戦中から戦後にかけて活躍した童画家・茂田井武(もたい たけし1908-1956)と…

ドビュッシー『管弦楽曲集』。ブーレーズ指揮する、【「フランス的な音楽家」でもなく「印象主義者」でもない】ドビュッシーの管弦楽作品。スケール大きく深くてハード。

Claude Debussy, La Mer, trois esquisses symphoniques pour orchestre. Pierre Boulez http://www.youtube.com/watch?v=nLhY0_CYcuU (貼り付け不可) 以下はネット図書館で借りたピエール・ブーレーズ指揮する『ドビュッシー・管弦楽曲集』の同梱解説よりの…