yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

鈴の音。

詠歌道 [HD] 【鈴(れい)は「すず」をいうが、鈴(すず)は神をよび降し、神を送るときに用いる楽器であった・・・】(白川静「常用字解」) アルバム紹介ではないので、拙ブログのYOUTUBEの館に貼り付けるのがふさわしい動画音源なのですが・・・。…

プロコフィエフ『ピアノ・ソナタ第1番, 第6番, 第7番/トッカータ Op. 11』。音楽院に在学中の10代後半の作、第1番を好感。すでに魅せています。

Prokofiev Piano Sonata No. 1, Op. 1 (Freddy Kempf) 3日連続のプロコフィエフ。ま、一度は聴いておくか・・・ていどの鑑賞なのだけれど。きのうの「ヴァイオリン・ソナタ」といっしょにネット図書館で借り受けたのが、きょうの『ピアノ・ソナタ第1番, 第6…

プロコフィエフ『ヴァイオリン・ソナタ第1番&第2番、ほか』。「ヴァイオリン・ソナタ第1番」は名品だ。称えるべき確かな芸術家がここにいる。

Sergei Prokofiev - Sonata per violino e piano op. 80 n.1 Movt. 1 オッ、なかなかいいじゃございませんか。プロコフィエフ。ネット図書館で借り受けた『ヴァイオリン・ソナタ第1番&第2番、ほか』。ギドン・クレーメルとアルゲリッチの名が見えたので、…

プロコフィエフ『ピアノ協奏曲全集』。プロコフィエフ。べつに悪くはないのだけれど・・・。

Vladimir Ashkenazy performs Prokofiev Piano concerto No. 2.wmv プロコフィエフ。べつに悪くはないのだけれど・・・。つくり上げられた私の思い込みというのは度し難いもので。ロシア=ヨーロッパの田舎、辺境。中心から逸れているからこそのセンセーショ…

『シンドラーのリスト』。たんなる平和主義者でないシンドラー。これがいい。あの狂気の時代。良心とは・・・。

Schindler's List (1993): Soundtrack: "Theme from Schindler's List" by John Towner Williams http://www.youtube.com/watch?v=XLK5OWU2YGw&feature=related エッ、このDVD借りられるの?、すでに貸し出し制限いっぱいのCD2枚借りてるんだけれど・…

『雅楽』。声高な「美しい日本」などと唱える気などないですが、しかしわが日本を愛しています。耳そばだて<にっぽん>を訊くとしよう。

喜春楽(きしゅんらく)「序」 ~「破」 さいきん、すこし雅楽づいているようで、以下投稿している。 http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/63624162.html 『芝祐靖の音楽 古典雅楽様式による雅楽組曲 呼韓邪單于』。自然のみなぎる生命力、<充溢する気>を感…

美術館の無料開放提供を謳った「関西文化の日」。実施日ズラシての第2弾。奈良・学園前の「大和文華館」と「中野美術館」。

ところできょうは何の日だったっけ?。勤労感謝の日だった。≪「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」ことを趣旨としている。≫(WIKI)とのこと。もとは宮中祭祀のひとつの新嘗祭(にいなめさい、にいなめのまつり、しんじょうさい)だ…

ガブリエル・ピエルネ『シダリーズと牧羊神、ハープ小協奏曲他』。古典への憧憬。旋法書法への傾斜。すばらしいオーケストレーション。なかなか愉しませてくれる。

ディヴェルティスマン 1週間前に≪ガブリエル・ピエルネ?。静かな夜、ココロ落ち着けるにふさわしいピアノ音楽だ。『15の小品 作品3』。≫とタイトルして投稿した、そのピエルネ(Henri Constant Gabriel Pierné, 1863-1937)のアルバム『シダリーズと牧…

『プロコフィエフ&ヒンデミット:室内楽作品集』。ふらつく調性。もやもや感がついてまわる。聴いていて疲れます。

Prokofiev-Overture on Hebrew Themes op. 34 わたしの思い込みもあって、ずっと遠ざけてきたプロコフィエフを、最近たて続けに以下投稿したのだった。 http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/63549204.html プロコフィエフ『カンタータ<アレクサンドル・ネフ…

『芝祐靖の音楽 古典雅楽様式による雅楽組曲 呼韓邪單于』。自然のみなぎる生命力、<充溢する気>を感じさせる雅楽の響き。

kokanya zenu nyucho 現代雅楽といっても、これは現代音楽畑の作曲家がものした雅楽ではない。伝統雅楽に長年携わっている大御所、プロ中のプロが作り上げた現代雅楽。題材は古来より伝わる物語なんだそうで、 【 漢の元帝より美女、王 昭君(おう しょうく…

『都はるみ・ゴールデンベスト』。さまざまなことどもがフラッシュバックのごとく想い起こされ、胸ざわつき涙腺を刺激する「はるみ節」。

都はるみ 昭和43年 好きになった人 最近は図書館で借りるアルバムも限られてきており、といってもそれはクラシックのものなのだけれど。で、きょうは、たまにはいいでしょうと演歌を借りてきた。『都はるみ・ゴールデンベスト』。この歌手・都はるみ(1948…

「関西文化の日」。美術館、博物館などが無料開放ということで。

美術館、博物館などが無料(原則として常設展のみですが)で2日間開放提供される関西文化の日ということで、それならとまだ行ったことのない大阪は千里の万博(記念)公園(子供らが小学生くらいまでは、よく遊びに連れて行ったのだけれど)にある国立民族…

ガブリエル・ピエルネ?。静かな夜、ココロ落ち着けるにふさわしいピアノ音楽だ。『15の小品 作品3』。

Gabriel Pierné - Hae Won Chang - 15 pièces pour piano op 3 (1883) 1. Romance sans paroles 2. Chanson de la grand' maman 3. Fantasmagorie 4. Marche funèbre 5. Coquetterie 6. Prélude 7. Fugue 8. A l'église 9. Menuet vif 10. La marelle 11. L"…

アルベリク・マニャール『交響曲第4番、葬送歌作品9<管弦楽曲集(3)>』。 おっ、こりゃワーグナーじゃないか・・・。

Alberic Magnard - Chant funèbre op.9 (1/2) 第1次世界大戦が始まってまさにドイツ軍が侵攻してきた時、彼は妻のクルトンと2人の娘、イヴとオンディーヌを安全な場所へ逃れさせ、彼はその地に止まった。2人のドイツ兵が彼の家へ押し入ったため、彼は発砲…

プロコフィエフ『バレエ「ロメオとジュリエット」(ハイライト)、交響曲 第1番「古典」』。スケールあるオーケストレーションには、今までのプロコフィエフへの思い込みがゆらぎました。

Prokofiev: Romeo and Juliet, No 13 Dance of the Knights (Valery Gergiev, LSO) 投稿音源のものではありません。 ほぼひと月まえ、わたしの長らくの思い込みもあって遠ざけてきた作曲家プロコフィエフを以下投稿したのだった。 プロコフィエフ『カンター…

リサ・バティアシュヴィリ(Lisa Batiashvili)?。このすばらしいヴァイオリンは誰なんだ・・・。

Lisa Batiashvili Sibelius Violin Concerto [2/4] 音源:http://www.youtube.com/watch?v=7-w96Q_7ad4 きょうラジオをスイッチオンしてたまたま流れてきたのが以下だった。途中からきれぎれに耳にしただけなんだけれど、このすばらしいヴァイオリンは誰なん…

大阪・エルグレコ展。とことん宗教画だしな~。

きょうは一日中雨のようやし、空いているんとちゃう?。チケットもらってるエル・グレコ展行けへん?と連れ合いの誘い。 まぁ、近くやし、まだ一度も行ったことない大阪・中ノ島の国立国際美術館やし・・・。ということで雨降るなか車を走らせた。スペインの…

『芝祐靖の音楽 復元正倉院楽器のための 敦煌琵琶譜による音楽』。ウ~ん、こりゃ近代ではないの?。分かりやす過ぎる違和感のない旋律がかえってそうした印象をもたせる。

きのう、舞楽『春鶯囀一具(しゅんのうでんいちぐ)』といっしょにネット図書館で借り受けた『芝祐靖の音楽 復元正倉院楽器のための 敦煌琵琶譜による音楽』。べつに雅楽ではないのだけれど・・・。タイトルを見てのとおり復元正倉院楽器のための音楽。それ…

舞楽『春鶯囀一具(しゅんのうでんいちぐ)』。自然が吹き遊(すさ)んでいる。

春鶯囀(しゅんのうでん)・序 ≪まさに音がたちのぼるという印象を受けた。それは、樹のように、天へ向かって起ったのである。≫(武満徹) ≪この雅楽のように特殊な形態のオーケストラは世に類例を見ない。それはかならずしも特殊な生を永らえたと謂うことに…

『日本の伝統音楽/尺八~禅・スピリチュアル』。「もともと音楽は自然から学んだというか、ひきうつしたものですから、やはりいったん自然に帰してやらなきやいけない。」(武満徹)

鹿の遠音 た と え ば 尺 八 は 謎 で あ る。 (松岡正剛+杉浦康平)――分化されてゆく音というか音楽というのはつまらないですね。創世記ふうには「はじめに光ありき」だけれど、「はじめにあった音」とは何かということを考えてゆくことの中にしか、これ…

『日本の伝統音楽 三曲~江戸の室内楽』。錦秋紅葉の季節となり、いよいよ日本的情緒たけなわといった風気の趣。たまには伝統邦楽の音連れでココロをニッポンしよう・・・と。

萩の露 「萩の露」 いつしかも、招く尾花に袖触れ初めて、 我から濡れし露の萩、 今さら人は恨みねど、 葛の葉風にそよとだに、 音づれ絶えて松虫の、 独り音(ね)に鳴くわびしさを、 夜半に砧の打ち添えて、 いとど思ひを重ねよと、 月にや声はさえぬらん…

クラフトワーク『THE MIX』。「柳の下にどじょうはいない」。デジタルテクノにかしずくポップな道化・・・。

Kraftwerk - Musik Non Stop [The Mix] きのう投稿した『チック・コリア&ハービー・ハンコック・デュオ・ライヴ』(1978)とセットで町の図書館で借り受けてきたのがクラフトワークの『THE MIX』。過去のヒット曲?のベスト盤なのか?いちど聴きなおしてみる…

『チック・コリア&ハービー・ハンコック・デュオ・ライヴ』(1978)。インテリジェンスと遊び心の横溢したすばらしいフォーハンド(four hands)のピアノデュオパフォーマンス。

Chick Corea and Herbie Hancock 02 Ostinato (from bartok:mikrokosmos for two pianos,four hands) 町の図書館で借り受けたアルバムなのだけれど、先日≪チック・コリア『ピアノ・インプロヴィゼーション VOL.1』(1971)。数ヶ月で空中分解した<サー…

『マルティヌー,ツィンマーマン&R.シュトラウス:オーボエ協奏曲集』。再投稿。前回はR.シュトラウスの天才性の陰に隠れてしまったベルント・アロイス・ツィンマーマンとボフスラフ・マルティヌーを再鑑賞。

Bernd Alois Zimmermann: Concerto per oboe e piccola orchestra (1952) 投稿音源のものではありません。 つい最近、チェコの作曲家ボフスラフ・マルティヌーを≪ボフスラフ・マルティヌー『交響曲第3番(1944年)&第6番<交響的幻想曲>(1953)』。とりわ…

『AMM』。英国の即興演奏グループ。3~40年ほど前のパフォーマンスと思われますが・・・。さてきょうのこの深更、混沌に身を任せるとしましょうか。

AMM(1) AMM(2) 一週間前、その昔知人から頂いたカセットテープ音源を≪STEVE SCHOLBE『Mnemonists – Biota』。生命は畢竟、雑音、ノイズか?≫とタイトルして投稿したのだけれど、きょうもそうしたテープ音源の投稿。 面には『AMM』と記されているだけ。それ以…

『トリヴィウムーエストニアの室内楽作品』。バルト3国。そのひとつエストニアという国へのエキゾティシズム。

トリヴィウム 北欧バルト3国のひとつエストニアの『室内楽作品集』。 地政学的に入り乱れた民族間対立の歴史(とりわけ大国ロシアとの)を奥深くもつバルト3国。そのエストニアという国へのエキゾティシズムにひかれての選択といえるだろうか。現代音楽で…