ガブリエル・ピエルネ『シダリーズと牧羊神、ハープ小協奏曲他』。古典への憧憬。旋法書法への傾斜。すばらしいオーケストレーション。なかなか愉しませてくれる。
1週間前に≪ガブリエル・ピエルネ?。静かな夜、ココロ落ち着けるにふさわしいピアノ音楽だ。『15の小品 作品3』。≫とタイトルして投稿した、そのピエルネ(Henri Constant Gabriel Pierné, 1863-1937)のアルバム『シダリーズと牧羊神、ハープ小協奏曲他』がネット図書館に所蔵されていたので借り受け鑑賞した。もちろん初めて聴く作品だ。
すばらしいオーケストレーションで愉しませてくれる「牧歌風の主題によるディヴェルティスマンop.49」は、このアルバムでもっとも聴きこたえがあった。
フランスの大物作曲家に隠れてしまっているけれど、なかなか感興もたせる作曲家だ。
ピエルネ『シダリーズと牧羊神、ハープ小協奏曲他』
Gabriel Pierne: "Cydalis et la Clevre-pied", Suite No.1 (1915)