美術館の無料開放提供を謳った「関西文化の日」。実施日ズラシての第2弾。奈良・学園前の「大和文華館」と「中野美術館」。
ところできょうは何の日だったっけ?。勤労感謝の日だった。≪「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」ことを趣旨としている。≫(WIKI)とのこと。もとは宮中祭祀のひとつの新嘗祭(にいなめさい、にいなめのまつり、しんじょうさい)だったそうだ。つまりはその年の収穫を祝う日なんだそうで。ざっくり云って生産への、勤労への感謝ということなんでしょう。
その11月23日のきょう、美術館の無料開放提供を謳った「関西文化の日」の時期をずらして実施された会館へ、どんよりとした曇り空のなか二人してでかけた。先の17日は万博記念公園の「国立・民族学博物館」の「関西文化の日」を遊んできたのだった。
まずは「大和文華館」の「桃山、江戸前期の美術 ―都市文化の華やぎ―」とタイトルされた展示の数々。時代が、文化が、グローバルに(南蛮ということば象徴するように)大きく揺れ動いていた桃山、江戸前期の活力ある華やぎの琳派草創の美を「やっぱり日本書画のほうが落ち着くよね・・・」と口にしながら、堪能してきました。
つぎは、徒歩で5分?ほどのところにある「中野美術館」へ。その存在は知ってはいたのだけれど今回がはじめて。ここも、「大和文華館」の「関西文化の日」参加実施日にあわせて無料開放とあって、願ってもないと足をはこんだ。
規模は小さいのだけれど、富岡鉄斎の書や水墨画、入江波光、村上華岳らの日本画、それに須田国太郎、小出楢重等々の洋画、それに、彫刻の佐藤忠良・・・と館所蔵品を鑑賞。印象強かったのは富岡鉄斎でした。その<気>の迫力といえばいいのだろうか。
ここでも「やっぱり日本書画のほうが落ち着くよね・・・」だった。
「大和文華館」庭園の紅葉