yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

小椋 佳『心の襞』(1977)。病を得て後の音楽活動の再開も順調とのこと、つい最近新聞記事にも意欲的な姿が取り上げられていた。

小椋佳 - 心の襞 連れ合いの持参品のなかにあった僅かなアルバムの中の一枚。小椋 佳(おぐら けい、本名: 神田 紘爾、1944 - )の『心の襞』(1977)。雑事を片付けるバックグラウンドミュージックにバッハや、プログレッシブロック、はてまた現代音楽と続く…

エルドン Heldon 『Heldon IV / Agneta Nilsson』(1976)。フランスのプログレッシヴ・ロック。

Le Voyageur (O andarilho) - Heldon e Gilles Deleuze (1968年、パリ5月革命) 投稿音源のものではありません。 Richard Pinhas きょうは、フランスのプログレッシヴ・ロック・グループの『HELDON IV』(1976)。今は店をたたんだと聞き及ぶ、大阪・北の阪急…

セロニアス・モンク 『Brilliant Corners』。土臭いですね。洗練と程遠いモッチャリ感。名盤ね~~~?。

Thelonious Monk - I Surrender, Dear ジャズの名盤ということで、手にしてはみたものの?であったアルバム。Brilliant?。まあ56年という時代のものではあるのだけれど。きょう聴きなおしてみても、それは変わらなかった。言うまでもなく風変わりであるこ…

J・S・バッハ『ヨハネ受難曲』(1964・カール・リヒター)。後期バロックの時代、神はヨハン・セバスチャン・バッハに最も近く寄り添い賜うたのだと言いたくなる祈りと荘厳の音楽。

Johann Sebastian Bach Johannes-Passion BWV 245 憩え、安らけく、しかしてわれをも憩いに導きたまえ! 遅々として進まぬ(当然だ、嫌々ながらこなしているショウに合わぬルーティンであれば)雑事からなかば逃れるように、バックグラウンドで流されるわが町…

リヒャルト・シュトラウス『アルプス交響曲』。

Yevgeni Mravinsky conducts Richard Strauss Ein Alpensinfonie 1,2,3 ネット図書館で借り受けて聴いてみたものの、あまりの音(質)の悪さ(62年、64年のライヴ録音)に、気力萎え放擲してしまった。たまたま、所蔵されていたムラビンスキー(1903 - 198…

ベンジャミン・ブリテン『戦争レクイエム』。明晰と剄い精神性。

私の主題は戦争であり、戦争の悲しみである。詩はその悲しみの中にある。詩人の為しうる全てとは、警告を与えることにある。 Britten War Requiem Rostropovich Lacrymosa 先日、≪ベンジャミン・ブリテン『チェロ作品集』。まず美学が違う。この不撓不羈の剄…

バッハはグレン・グールド、ドビュッシーはサンソン・フランソワ。『ドビュッシーピアノ作品選集』4枚組み。

Samson François - Debussy : Clair de lune:Debussy - Suite Bergamasque : 'Clair de lune' Samson François Salle Wagram, Paris, 1968 「解釈も技巧も捨てるならば、『まことに』よく演奏できる。解釈は、先入観、つまり作り上げられた情緒にすぎない。…

スティーヴ・キューン 『Three Waves』(1966)。アルバム紹介を差し置いての・・・。ピート・ラロカの「レイジー・アフタヌーン Lazy Afternoon」にFMで感じ入る。

Pete La Roca - Lazy Afternoon ("Basra", 1965):JOE HENDERSON, tenor sax STEVE KUHN, piano STEVE SWALLOW, bass PETE LA ROCA, drums 投稿音源のものではありません。 今日遅めの出勤の車中で、ゴンチチの二人が進行担当しているFMラジオ番組<世界の…

エリック・ドルフィー & ブッカー・リトル『Memorial Album Recorded Live At "The Five Spot"』(1964)。

Eric Dolphy – Geewee 投稿音源のものではありません。 投稿した、いわば用済みのレコードはひとかたまりにして棚に戻し、収めているはずなのに、これはどうしたことか。きょう登場するエリック・ドルフィーの拙ブログへの既投稿記事を拾い上げようとあれや…

高橋アキ『ピアノ・ディスタンスPIANO DISTANCE』(1977)。30数年を経ての只今現在も、こうした武満音像であり続けてるのだろうか。興味深いことであるけれど。

TAKEMITSU 《Piano Distance》:piano / Takahashi Aki 高橋アキ(1944 - )『ピアノ・ディスタンスPIANO DISTANCE』(1977)。当方のつくりあげてきた勝手な武満イメージかも知れないけれど、余情と余韻から離れたピアノには幾分の違和を覚えたのだけれど、ど…

ジャン・バラケの『ピアノソナタ』(1950-52)ほか。名手ロジャー・ウッドワードで≪「呪われた天才」?・バラケ≫(浅田彰)の傑作ピアノソナタを再度聴く。

Barraque - Sonate pour piano (1/5) :Roger Woodward およそ3年前に≪衝迫的で緊張感に満ちた音楽とミシェルフーコーをYOUTUBEで発見。ジャン・バラケの『ピアノソナタ』(1950-52)を聴く。≫を投稿した。そののち、≪ロジャー・ウッドワードによる…

ベンジャミン・ブリテン『チェロ作品集』。まず美学が違う。この不撓不羈の剄い精神。なまなかな叙情を排したその美意識から生み出される硬質、剛性の響き。

Britten First Suite for Cello Live Performance Pt 1 投稿音源のものではありません。 Benjamin Britten たぶんFMラジオから流れていた曲に感興抱いてネット図書館へ予約申し込んで手にしたのだろう。エドワード・ベンジャミン・ブリテン OM, CH(Edward…

小倉朗『弦楽四重奏曲 ロ調』(1954年)。日韓サッカー代表戦での不甲斐ない我が日本の完敗をぼやきつつ、重厚なオグラームスの弦楽四重奏曲を鑑賞。

"Jiken-Kisha" 事件記者 from NHK-TV drama, 1958-1966:作曲: 小倉朗 アルバムとは関係ないですが・・・。 昨日ぼやいたように、嫌々ルーティンをこなしているこの日曜日。とはいえ、サッカー代表戦、それも対戦相手が韓国という願ってもないシリアスなカー…

グレン・グールド『バッハ・トッカータ集Vol.Ⅱ』(1980)。ココロの落ち着き、平安を取り戻すために。フーガに身を任せる・・・。

Glenn Gould plays Bach Toccata in E minor BWV 914 この時期いつものこととはいえ、野暮用、ルーティンがつぎから次と押し寄せ、いささか疲れております。こうした気分を慰撫してくれるのはバッハということで、グレン・グールド『バッハ・トッカータ集Vol…

エヴァン・パーカー&グレッグ・グッドマン『Abracadabra』(1978)。求心的な、いわばネジを締め上げるような緊張感で登りつめてゆくさまは、グイグイと魅きつけるものがある。拡散じゃなく集中。

Evan Parker, John Edwards, John Russell 投稿音源のものではありません。 ここんところ、スタンダードジャズの名盤紹介が続いていたと言うこともあり、その反動もあって、ひさかたぶりのフリージャズを取り上げよう。いや直近に一稿あったのを失念していた…

レッド・ガーランド『グルーヴィGROOVY』(1957)。タイトルどおりグルーヴィな、聴く者をよく乗せて心地よいほろ酔い世界へと誘ってくれるピアノトリオの名盤だ。

Red Garland Trio - Willow Weep for Me:* The Red Garland Trio - Red Garland pf, Paul Chambers db, Art Taylor ds さきのソニー・ロリンズの「サキソフォン・コロッサス」(1956)に引き続き古き良きジャズの代表的な傑作定番レッド・ガーランド (Will…

世良譲『ミスター・ピアノ』(1978)。レッスン用と謳っているけれど、戦後の、古き良き清新のジャズスピリットを感じさせて清々しい気分にさせてくれるピアニズム。

世良譲ソロピアノ③ Autumn Leaves 純粋な?ジャズファンからすれば、TV等の歌番組にけっこう出たりで、ちょいと軽めの印象がないでもないのだけれど、腕は達者といっていいのだろう・・・と思います。ジャズピアニストの世良 譲(せら ゆずる…

ソニー・ロリンズ)『サキソフォン・コロッサス』(1956)。名実ともに名盤中の名盤と言ってもウソ偽りのない一枚であることは確か。文句なしにジャズを愉しめるスタンダードな入門アルバム。

SONNY ROLLINS. St. Thomas:Personnel: Sonny Rollins (tenor saxophone); Tommy Flanagan (piano); Doug Watkins (bass); Max Roach (drums). ソニー・ロリンズ(Sonny Rollins、1930 - )『サキソフォン・コロッサス』(1956)。「アドリブ芸術の最高峰を…

耳に飛び込んできた「・・・生きているから 悲しいんだ~」。

アンパンマンマーチ きょう、聴くでもなく、聴かぬでもなくの、何気なくNHK・FMから流れていた音楽番組「にっぽんのうた 世界の歌」のなかで、「・・・生きているから 悲しいんだ~」との歌詞が耳に飛び込んできて妙に感心したのだ。これが「・・・生き…

ルヴィエールほか、メシアン門下の俊英3人の作品集。戦後フランスの一大潮流であったスペクトル楽派の影響如実。

Louvier: Etude pour agresseurs-2 投稿音源のものではありません。 情報が少ないので投稿を躊躇していたのだけれど・・・。フランス国営放送の現代音楽紹介シリーズの一枚。取り上げられている3人の作曲家たちは、いづれもフランスのコンセルバトワールの…

松本 英彦クァルテット『sleepy』(1976)。モダンジャズを戦後大衆的人気を得ることに貢献した功績で顕彰さるべきジャズサックスプレイヤー。

NIGHT IN TUNISIA(チュニジアの夜):松本英彦(ts) 渡辺貞夫(as) 前田憲男(pf) 荒川康男(b) 猪俣猛(ds) ジョージ川口(ds) 東京・新宿厚生年金会館大ホール 1993年6月30日 投稿音源のものではありません。 さて、またまたきょうも先日来の、70年代を飾った≪…

Phil Wachsmannトリオ『SPARKS OF THE DESIRE MAGNETO』(1977)。結構面白いパフォーマンスをしているのに、手にした当時それほど強い印象を持たなかったのだろうか

Philipp Wachsmann, Peter Urpeth, John Russell (part 2) 投稿音源のものではありません。 Phil Wachsmann よく聴いてみると、この、ミュージシャンの設立運営する自主レーベルBeadの音源は結構おもしろい。かたやの創設者デレク・ベイリーの名とともにイギ…

山本 剛トリオ『Misty』(1974)。テクニックというよりむしろハート、ココロだ。間(ま)とか、タメ、アーティキュレーションが生来の感性としてそなわっているように無理がない。自然に体がスイングする

Misty - Tsuyoshi Yamamoto Trio:山本剛 Tsuyoshi Yamamoto (pf) Isoo Fukui (b) Tetsujiro Obara (ds) Recorded on 7 August 1974 at AOI Studio, Tokyo きょうも引き続き、70年代を飾った≪和製マイナージャズ・レーベルTBM(スリーブラインドマイス …

菅野邦彦トリオ+1『Love is A Many Splendered Thing ・慕情(Live in “5DAYS IN JAZZ 1974”)』(TBM-26)。きっとジャズが好きになる一枚。

慕情 菅野邦彦トリオ+1 きょうも、きのうに引き続き、70年代を飾った≪和製マイナージャズ・レーベルTBM(スリーブラインドマイス THREE BLIND MICE)≫のアルバムを勢いに乗って投稿。ジャズピアノの名手菅野 邦彦(すがの くにひこ、1936-)の『Love…

鈴木勲トリオ、クァルテット「BLOW UP」(1973・TBM)。聴きなおしてみて、これが≪『スイングジャーナル』誌における「日本ジャズ大賞」を獲得≫?だったのだ・・・。

Isao Suzuki Trio Aqua Marine 2日前に鈴木勲トリオのアルバム『黒いオルフェ』(1976)を投稿したさい、アップした順序が逆になってしまったと言った当の初リーダーアルバムが、きょうの『BLOW UP』(1973・TBM)。ところでその記事に貼り付けたYOUTUBE…

フランシス・プーランク『ピアノ協奏曲集』。ドイツ音楽の≪・・・武器であった高い知性による熟考の賜物≫などとのこの差別化。≪このシンラツ。けれど、たぶんこの通りだと私は思っている。いや思っていた。≫

Francis Poulenc (1899-1963) : Concerto pour piano (1950) 1/2 あまり好みでなかったら、投稿を控えればいいのにと思うのだけれど。乗りかかった船だ。だいぶ時間も経ってしまったということもある。いまさら他に乗り換えるのもシンドイことだといことで、…