yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

エヴァン・パーカー&グレッグ・グッドマン『Abracadabra』(1978)。求心的な、いわばネジを締め上げるような緊張感で登りつめてゆくさまは、グイグイと魅きつけるものがある。拡散じゃなく集中。

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Evan Parker, John Edwards, John Russell

           
           投稿音源のものではありません。

ここんところ、スタンダードジャズの名盤紹介が続いていたと言うこともあり、その反動もあって、ひさかたぶりのフリージャズを取り上げよう。いや直近に一稿あったのを失念していた。現代音楽よりの≪『Phil Wachsmannトリオ『SPARKS OF THE DESIRE MAGNETO』(1977)。≫があった。で、きょう取り上げるのは今までにも数多く登場した、イギリスのフリーを象徴するサックスのエヴァン・パーカーEvan Parkerとピアノのグレッグ・グッドマンGreg Goodmanのデュオアルバム『Abracadabra』(1978)。ところで、グレッグ・グッドマンGreg Goodmanとは何者か?。ネット検索してみたもののよく分からない。パフォーマンスを聴く限りではエヴァン・パーカーと丁々発止で、なかなかの者と察せられるが・・・。B面後半部のこのピアノとのデュオインタープレイの盛り上がり集中度はエヴァン・パーカーならではのもので、求心的な、いわばネジを締め上げるような緊張感で登りつめてゆくさまは、やはりグイグイと魅きつけるものがある。拡散じゃなく集中なのだ。





エヴァン・パーカー Evan Parker / グレッグ・グッドマン Greg Goodman 『Abracadabra』(1978)

Tracklist:
A1. Aftercadabra 7:43
A2. Abracadaver 10:16
B. The Fly-Hog Replied With A Lisp 22:53

Credits:
Piano - Greg Goodman
Producer - Henry Kaiser , Woody Woodman
Saxophone [Tenor] - Evan Parker

Notes:
Recorded in Performance at Woody Woodman's Finger Palace, Berkeley, November 1 & 2, 1978.



参考――