yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

2013-01-01から1年間の記事一覧

レスピーギ『ローマ三部作、組曲「鳥」&「教会のステンドグラス」』。古雅典麗にして叙情的な美しいメロディー、近現代の洗練華麗なオーケストレーション。すばらしい。

OTTORINO RESPIGHI - VETRATE DI CHIESA「教会のステンドグラス」 過日、ラジオから流れていて感じ入った曲があった。お~このオーケストレーション!すごいな・・・と。終了後のアナウンスにはレスピーギ(Ottorino Respighi, 1879 – 1936)とあった。ネッ…

バッハ『平均律クラヴィーア曲集第2巻』。こんなに心優しいバッハがあるか?。

Bach - Valery Afanassiev (1995) Clavier bien tempéré - part III こんなに心優しいバッハがあるか?。先日に引きつづいてのヴァレリー・アファナシエフのバッハ。『平均律クラヴィーア曲集第2巻』。 【・・・地上の人間として、あなたはずっと天国に近い…

バッハ『平均律クラヴィーア曲集第1巻』。ワレリー・アファナシエフのバッハ。親しみをもたらすロマンティックな潤いのあるバッハ。

Bach - Valery Afanassiev (1995) Clavier bien tempéré - part I - BWV 846 857 バッハへのオマージュ I あなたのどんなフーガも 蔵書館だ。 あなたのどんな1ページも 「特性のない男」のように途方もなく大きい。 一枚の白紙だけが あなたの音楽を表すこと…

ハイドン『ヴァイオリン協奏曲』。えっ、ハイドンのヴァイオリン協奏曲?。ますますハイドンがおもしろくなってきた。

Haydn Violin Concerto No 1 C major Joshua Bell えっ、ハイドンのヴァイオリン協奏曲?。ネット図書館の検索リストにあった。最近になって所蔵されたのだろう。音楽史上の大天才に在ってあたりまえで、ないほうがおかしい。しかし、以下ハイドンを投稿して…

『ばら色の人生~エディット・ピアフ・ベスト』。

Edith Piaf - Les trois cloches 谷間に三つの鐘がなる 谷間に三つの鐘がなる 谷間の奥の村に へんぴな誰も知らないような村に 星に飾られたこの夜 新しい子供が授けられた ジャン・フランソワ・ニコオという名だ 下ぷくれの顔だち、やさしく、バラ色の子供だ …

ハイドン『クラヴィーア作品集』。「・・・だいたい、ハイドンは売れない、というのが世の中の常識のようである。・・・」

Joseph Haydn - Piano Sonata in E flat major, Hoboken XVI:49 (1789) Ursula Dütschler, fortepiano. 投稿音源のものではありません。 【 ピアニストにとって、ハイドンという作曲家はまだ未知の部分が多いように思う。ピアニストに限らず演奏家や音楽愛好…

モーツァルト『セレナード集』。モーツァルトの濁りない爽快明朗を印象して聴く者のココロも浮きたち、澄明晴れやか。

Mozart: "Haffner" Serenade (Janos Rolla; L.F.C.O. - 1988 vinyl LP) 過日、途中からだったけれど、ラジオから流れている曲に、なにこれ!?いいなあ~、モーツァルトっぽいけれど・・・と。 終了後のアナウンスに「ハフナー」、「セレナード」???。 交…

アルゲリッチ 『バッハ:ピアノ作品集』。明確、ドライなバッハ。どうしても我が耳タコのグールドと比較してしまう・・・。

J S Bach Partita no 2 BWV 826 (c) By Martha Argerich HQ きのうもアルゲリッチだった。最近、このアルゲリッチをよく聴く。でも、ことこのバッハに関しては、我が耳タコのグールドと比較してしまう(ドシロウトの悪癖?)せいか…あまり私の好みのバッハで…

『ルガーノ・フェスティヴァル・ライヴ 2011』。クラシック音楽を聴くことの愉しみ、至福ここにあり・・・。

Schumann Fantasiestücke Op 73 Capucon Argerich この夏以降、以下アルゲリッチのデュオや室内楽パフォーマンスを聴いたのだった。 【 http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/64091646.html 『ルガーノ・フェスティヴァルのアルゲリッチ&フレンズ』(CD3枚…

高畑勲『かぐや姫物語』。・・・でも、この世は美しい・・・。

いのちの記憶 かぐや姫の物語 地 上 と は 思 い 出 な ら ず や (稲垣足穂) 「このチケット、期限今日までやで~」と、連れ合いのことば。いま映画館で映っているのは、○○と××と「かぐや姫」と・・・とのよし。いつものことながら、知り合いから頂いたも…

やなせたかし『ノスタル爺さん』。人生、ノスタルジア・・・。

やなせたかし - ノスタル爺さん 結局とどのつまり、どんな高邁深遠な哲学を学び、知ろうと、時流れ、老いを迎えた人の生の底に流れているのはこのようなこと以上ではない・・・とおもう。おおむね人は、よろこび、悲しみあい半ばして、似たり寄ったり、五十…

「関西文化の日」。その三。きのう23日、メインの日(16・17日)をずらして無料招待実施の奈良は学園前の「大和文華館」と「中野美術館」へ。

「国宝 寝覚物語絵巻」平安時代後期 今年もメインの日(16・17日)をずらして「関西文化の日」の無料招待が、きのう23日実施された奈良は学園前の「大和文華館」と「中野美術館」へ秋晴れの好季もあって観展してきた。去年もメイン招待日をズラシての…

「関西文化の日」。11/17日(日)・・・その二。芦屋、六甲へ・・・。

小磯良平「婦人図」 【http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/64215346.html 「関西文化の日」。16日・・・その一。珍しい花木と文化財史跡。】 と投稿して、もう四日も経ってしまった。やっと続編、その二。なんと間延びした、いや間の抜けたブログ投稿だこと…

「関西文化の日」。16日・・・その一。珍しい花木と文化財史跡。

この秋のシーズン11月に実施される「関西文化の日」。昨年は、大阪は千里の万博(記念)公園にある国立民族学博物館へ行ったのだった。 http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/63620512.html 「関西文化の日」。美術館、博物館などが無料開放ということで。 …

「トゥーレ・レイチェル・コレクティヴ」。アフリカはマリ・・・。ゆったりと心地よく時は流れる・・・。

The Touré-Raichel Collective - Hawa [Studio Version] たまたまラジオから流れていた音楽。最後まで釘づけでした。 【 「ハワ」 (トゥーレ・レイチェル・コレクティヴ) (7分01秒) <CUMBANCHA CMB-CD-22> 】 http://en.wikipedi…

モーツァルト『ヴァイオリン・ソナタ集』。「ヴァイオリンソナタ第28番 (モーツァルト) K.304」を印象したもので・・・。

Mozart - Sonata in E minor, K.304 (300c) - I. Allegro 投稿アルバム音源のものではありません。 投稿の機会を失し、アルバムはすでに手元にないのだけれど。過日、ラジオから流れていたモーツァルトのヴァイオリンソナタが印象に残ったので、ネット図書館…

『J・S・バッハオルガン作品集(Ⅰ)』。かつて勝ち誇るヨーロッパだね~。

BWV 538 - Toccata und Fuge in d-moll - Karl Richter 1/2 人種的偏見でもなんでもないのだけれど、すくなからずの、いわれのない?白人・ヨーロッパの優越意識。これはどこから来るのか。たぶんに、ヨーロッパ諸国による、富の収奪、その蓄積となった植民…

『安藤政輝 宮城道雄を弾く3 道灌~壱越調筝協奏曲』。邦楽合奏で日本的情緒を華麗に。

道灌 宮城道雄の邦楽合奏作品。シコシコと数人で演奏している邦楽情緒もいいけれど、多くの演奏者が勢ぞろいして合奏する邦楽の響きは、華やかであり、麗しい日本的情緒のなかにあっても漲るものを感じさせ、あまり聴く機会のないだけにことのほかの美しさを…

『シャコンヌ ~佐村河内守 弦楽作品集』。そのキャッチャーな曲作りは、この人の引き出しの多さを証示するものなのだろう。

シャコンヌ 過日、 http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/64009608.html 佐村河内守『交響曲第1番 HIROSHIMA』。SAMURAGOUCHI・・・?。演奏時間82分という渾身の大作だ。 を、投稿したのだった。 ところで、ネット図書館所蔵アルバム…

グバイドゥーリナ『オルフェウスの竪琴、太陽の讃歌』。認識としての、方法としての音楽。世界の存在は開示される。その神秘を開け示す音楽精神の繊細と強靭。

Sofia Gubaidulina — The Lyre Of Orpheus ソフィア・グバイドゥーリナについて なんと豊かな音と静寂が存在するのだろう。不可視の領域に近づくため、なんと豊かな創意工夫が込められているのだろう。偉大な力を音楽の中に繊細に反映させるソフィア・グバイド…

ラフマニノフ『前奏曲集』 。アシュケナージのラフマニノフ。この品性。

Rachmaninov (3/4). Prelude Op. 23 No 2. Vladimir Ashkenazy 2年ほど前、 http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/62993634.html ホロヴィッツ『ラフマニノフ: ピアノ・ソナタ第2』。何ナノコレ、このほとばしるパッションは・・・すごいピアノ。 と、投稿…

童謡唱歌に思わずウルッ。

東山魁夷「行く秋」(1990) 先日、ラジオから流れていた童謡唱歌をたまたま耳にし、思わずウルッときました。 【 ~なつかしの童謡歌手~ 「みかんの花咲く丘」 (川田正子) (3分03秒) <日本コロムビア 30CC-2282> 「里の秋」 (川田正子…

『シャンソン・ド・パリ第3集~パリの空の下』、『シャンソン・ド・パリ第4集~そして今は』。

Claire d'Asta - La Chanson de Prévert (1981) 邦訳歌詞:http://blogs.yahoo.co.jp/alfonsinayelmal/3576856.html 先に、 http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/64165274.html 『シャンソン・ド・パリ第1集~聞かせてよ愛の言葉を』『シャンソン・ド・パリ…

伊藤比呂美『犬心』。老犬、その介護と別れ。遠いまなざしをもってその日々を想いつつの読書。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/63810348.html わが家に子犬がやってきた。もう犬を飼うのはやめようと思っていたのに・・・。 と綴ったのは7ヶ月ほど前だった。その子犬もはや子を生す体の娘となり、飼い主の甘い性格を見抜いてか、分をわきまえず、境…

クリストフ・ヴィリバルト・グルック「歌劇“アウリスのイフィゲニア”序曲」。当方が知らないだけで、いい曲なんてゴマンとあるんだァ!。

WILHELM FURTWÄNGLER "IPHIGENIE EN AULIDE" (Gluck), Overture ヘンデル、ハイドン、モーツァルトとほぼ同時代の作曲家とは・・・。 クリストフ・ヴィリバルト・グルック(Christoph Willibald (von) Gluck, 1714 - 1787)。 過日、放送で流れていて印象に…

『シャンソン・ド・パリ第1集~聞かせてよ愛の言葉を』『シャンソン・ド・パリ第2集~バラ色の人生』。

Lucienne Boyer - Parlez-Moi D'Amour [1930] シャンソンには、なぜか、ちりめん(小刻みに震える)ビブラートがおおい。どうしてなんだろう。これが苦手。聴き苦しい。なんだか聴いてる方のわたしの喉がムズムズしてきて、生理的に気分が落ち着かない。 と…

『神戸市立博物館 プーシキン美術館展』。秋天好日のいちにち絵画鑑賞。

ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル『聖杯の前の聖母』(1841年) 恥ずかしながら、毎度のことですが招待チケットをいただいたもので、気持ちいいほどの秋晴れ好天にも誘われ、きのうの日曜日『神戸市立博物館 プーシキン美術館展』へ、連れ合い…

米国フリージャズの巨人セシル・テイラーに、日本のノーベル賞と称される京都賞(京セラ・稲盛財団)を授与。

Cecil Taylor - Free Improvisation #3 (1981) つい最近、我が国を代表する現代音楽作曲家の諸井誠、それに三善晃のたてつづけの訃報を知り、時代は確実に世代交代の歩みを自然の節理として歴史に刻んでいるのを知らされたのだったけれど、そんな中、たまた…

『リヒテル・イン・イタリー』。はたしてリヒテルって…。

Sviatoslav Richter plays Schumann Papillons Op.2 リヒテル(Sviatoslav Teofilovich Richter、1915 - 1997)のシューマン。町の図書館で借りてきたアルバムの『リヒテル・イン・イタリー』。リヒテルの好さが私にはいまいちよく分からないのだけれど。 か…

『マルタ・アルゲリッチ&ネルソン・フレイレ ザルツブルク音楽祭2009』2台のピアノ、また連弾と、名手二人・フォーハンドの織りなす壮麗なピアノの響きにこころは晴れやか聴き惚れて言うことなし。

Brahms Variations on a theme by Haydn Martha Argerich Nelson Freire 過日、つづけて以下投稿したのだった。 http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/64123327.html 『ルガーノの奇跡 Vol. 1 ~ライヴ・フロム・ルガーノ・フェスティバル~』。ルガーノの奇跡…