yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

『ばら色の人生~エディット・ピアフ・ベスト』。

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Edith Piaf - Les trois cloches 谷間に三つの鐘がなる

       

       谷間に三つの鐘がなる
       谷間の奥の村に
       へんぴな誰も知らないような村に
       星に飾られたこの夜
       新しい子供が授けられた
       ジャン・フランソワ・ニコオという名だ
       下ぷくれの顔だち、やさしく、バラ色の子供だ
       教会で、かわいい男の子よ
       明日お前は洗礼を受けるのだ
       あ…ああ…

       一つの鐘がなる、なる
       その鐘の音はこだまし合い
       何事かと驚く人々に告げる
       <<この鐘は、ジャン・フランソワ・ニコオのため
       ひとつの魂を迎えるため
       陽の光を受けて咲いた花を迎えるため
       まだやっと、やっと燃え始めた炎で
       まだ弱々しいが求めているのだ
       俣護といつくしみと愛情を!
       ああ!ああ!…

       谷間の奥の村で
       街道から離れ、人里離れた村で
       それから十九年たった今
       胸ときめかせた、ジャン・フランソワが
       やさしいエリーズを妻とするのだ
       りんごの花のように白いエリーズを
       神の御前で、古いこの教会で
       この日、二人は結ばれたのだ
       ああ……ああ……

       すべての鐘がなる、なる
       あの鐘の音は、こだまし合い
       すぱらしい飾りとなる
       フランソワ・ニコオの結婚式の
       <<これよりは一つの肉体、一つの魂>>
       牧師さんが言う
       <<それも永遠に清らかな炎であれ
       立ち昇り、人々に知らす炎であれ
       あなた方二人の愛の偉大さを知らす炎であれ>>
       ああ!ああ!…

       谷間の奥の村で
       日々が、夜が、時が過ぎて行った
       星に飾られたたこの夜
       ひとつの心が眠りについた、フランソワは死んだ
       何故なら、肉体は牧草と同じだ
       野に咲く花と同じだ
       穀物の穂、うれた果実、花束や草の束と同じだ
       ああ.ものみな全て枯れて行くのだ
       一つの鐘がなる、なる
       風の中で歌っている
       しつっこく、単調に
       その鐘の音は、残された人々にくり返すのだ
       <<怖がることはないのだ、神を信ずる人々よ
       神はいつかあなたにも合図をなさる
       そのときあなたは、神の手のもと
       永遠の生命を得て
       永遠の愛を見出すだろう>>と
       ああ!ああ!…

           (同梱解説邦訳より)


好みの声質じゃないのですが・・・。
どうも、このチリメンビブラートが私にはイケマセン・・・。
シャンソンエディット・ピアフ(Édith Piaf, 1915 - 1963)、いつにエディット・ピアフと神格?されているようなので。知らない、聴いたことないで済ますのもというわけで…投稿。町の図書館で借りて鑑賞。さて、どんなものなのでしょう。






『ばら色の人生~エディット・ピアフ・ベスト』

Disc 1
1. バラ色の人生
2. 谷間に三つの鐘がなる
3. ナントの囚人
4. ムッシュルノーブル
5. 愛の讃歌
6. パリの騎士
7. 青のシャンソン(マルセル・セルダンに捧げる追悼曲)
8. パダン・パダン
9. 十字架
10. 道化師万歳
11. ジョニー、お前は天使じゃない
12. かわいそうなジャン
13. パリの空の下
14. アコーデオン弾き
15. ハンブルグにて

Disc 2
  1. 枯葉
2. オートバイの男
3. 群衆
4. 近衛兵たち
5. 私の回転木馬
6. ジプシーの恋歌
7. ミロール
8. 水に流して(私は後悔しない)
9. 私の神様
10. 美しい恋の物語
11. 恋人たち
12. 栄光への脱出
13. 街の女マリー
14. 恋は何のために (テオ・サラポと共に)
15. ベルリンの男 (ピアフ最後の録音)