yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『タンゴの歴史-ラテンの歌と踊り CANTOS Y DANZAS』。

高原の踊り(ペルー舞曲) まあ酷い暑さでございます。でも、まだ遠くにある台風ではありますが、それのもたらす風の所為かときどきいくぶんか心地よい気分で息をついている。きょうは寝苦しさからは少し解放されそうだ。 ネット図書館で借り受けたアルバム…

ブラームス『ピアノ協奏曲第1番』。ピアノはポリーニ。ここには音楽以上の迫真が、精神のドラマが、<もの=魂>語りが響きわたっているのだ。

Brahms : Klavierkonzert Nr.1 D-moll Op.15 - 1. Maestoso (Audio, 320Kbps) わが町の図書館に新しく所蔵されたのか、棚にあるポリーニのブラームス『ピアノ協奏曲第1番』を借り受けてきた。何とこの録音は2011年6月。こんな新盤が借りられるなんて・…

ヴィラ=ロボス『ブラジル風バッハ』。「第9番(弦楽合奏のための)~プレリュードとフーガ」は、この作曲家のバッハ(音楽)への敬愛、尊崇のほどが窺え、そこには崇高さを漂わせてみごとなフーガを奏でている。

Bachianas Brasileiras No.9 - Prelúdio - Fuga (Royal Philharmonic Orchestra) 投稿音源のものではありません。 ブラジルを出自とする作曲家、エイトル・ヴィラ=ロボス(Heitor Villa-Lobos 1887 - 1959)のアルバム『ブラジル風バッハ BACHIANAS BRASILE…

サッカー男子の対スペイン戦テレビ観戦で応援。

やはりオリンピックですね~。サッカー男子の対スペイン戦がNHK総合で観れるなんて。昨日は真夜中であったけれど、なでしこの対カナダ戦をやはりついつい観てしまった。きょうも、その疲れも何のその、またまたテレビに釘付け、男子を応援しよう。という…

モーツァルト、ベートーヴェン『ピアノと管楽のための五重奏曲』。たしかにモーツァルトが自負しているだけの傑作だ。これぞ室内楽を聴くことの至福を味あわせてくれる。

Mozart - Quintet for Piano and Winds in E flat, K. 452 [complete] 投稿音源のものではありません。 「私は、大きな2つの協奏曲と五重奏曲を作曲しました。私は、この曲を、これまでの作品のなかでも最高のものだと思います。…」 とモーツァルトは父親へ…

『天山彷徨~シルクロードの音楽』。この強烈なメリスマ、こぶし。わたしは北方、アジア大陸系か?感性がフィットすること思えば。

Fargana Qasimova - Shushtar Tasniflari (Azerbaijan) | Alim Qasimov Ensemble in Swiss 1999 , Part 3 先週末より、わがブログの「YOUTUBEの館」に動画音源を貼り付けているのが、ウズベキスタンの民族音楽。これは、たまたま出会い聴くこととなっ…

ジャン=フィリップ・ラモー『グラン・モテ(大モテット)集』。う~ん、J・S・バッハとほぼおなじ時代の宗教曲か・・・。ドイツとフランス。

Rameau Deus noster refugium 神はわたしたちの避けどころ – Christie 神はわたしたちの避けどころ 神はわたしたちの避けどころ、わたしたちの砦。 苦難のとき、必ずそこにいまして助けてくださる。 わたしたちは決して恐れない 地が姿を変え、山々が揺らい…

武満徹『ピアノ作品集』。1973年とあるから外装変えての何回かの登場ということなのでしょう。

Tōru Takemitsu: For Away (1973) 投稿音源のものではありません。 いつも人の家で、邪魔をしないようにそっとピアノを借りて弾いていたもので、僕の音楽はほとんどがピアニッシモなんだ。それに下手だったから、ゆっくりしか弾けなかったので、僕の曲にはほ…

松本紘佳(ひろか)。初めて聴いたバイオリニストです。憶えておこう。それも印象に残ったことなのだけれど、やはりベートヴェンはいい。

Beethoven: Violin Sonata #1 in D Major, Op. 12 #1 - II Theme and Variations (Andante con moto) 投稿音源のものではありません。 きょう土曜日の午後は、サッカーテレビ観戦三昧の一日だ。まずは「JリーグTEAM AS ONE」と、「Jリーグ選抜」…

ビゼー『交響曲ハ長調|「アルルの女」』。80年後に初演されるという不思議な運命をたどった『交響曲ハ長調』。

Bizet: Symphony - PrêtreWPh(2007Live) ビゼー(Georges Bizet, 1838、パリ - 1875)とくれば歌劇『アルルの女』でありカルメン』でしょう。わたしもこれ以上は詳しく知りません。 例によって、町の図書館で借りて鑑賞したいと思わせる所蔵アルバムも少なく…

フランソワ・クープラン『クラヴサン組曲集 第2、3,4巻より』。「愁い」の時代・・・。これはどういうことなのでしょう。

クラブサン組曲第3番第14組曲9-16 4年ほど前に≪フランソワ・クープランの『クラヴサン曲集 第2巻他』(1993)。バロック特有のアーティキュレーションに聴く至福と愁い。≫とタイトルしてクープランの鍵盤曲集を投稿しているのだけれど、たぶんきょう…

拙いわが(音楽)ブログをヨゴさないため、政治、世相のことどもへの言及は、ひかえているのだけれど。

Francois Couperin IV Book XXI Ordre Part 1 Leonhardt Harpsichord 拙いわが(音楽)ブログをヨゴさないため、政治、世相のことどもへの言及は、ひかえているのだけれど。 【 福島第1原発 「国民性が事故拡大」 英各紙、国会事故調報告に苦言 産経新聞 7…

『赤とんぼ~山田耕筰 作品集』(CD2枚組み)。「GONSHAN、GONSHAN、・・」耳にこびりつきますね・・・。

曼珠沙華 GONSHAN、GONSHAN、何處へゆく、 赤い、御墓の曼珠沙華(ひがんばな)、 曼珠沙華、 けふも手折りに來たわいな。 GONSHAN、GONSHAN、何本か、 地には七本、血のやうに、 血のやうに、 ちやうど、あの兒の年の数。 GONSHAN、GONSHAN、氣をつけな、 …

わが大阪の生んだ音楽家・貴志康一の生家であり母親の実家、大庄屋の「仙洞御料屋敷西尾邸」を観覧。

さくらさくら(日本古謡)貴志康一編曲 ドイツ人の歌唱です。 さくらさくら(日本古謡)山田耕筰編曲 一昨日≪『転生 貴志康一作品集』。ドイツ人ソプラノ歌手が歌う日本人が作曲した日本(語)歌曲。歌詞の明瞭さにはもちろん無理があるとはいえ、音楽性におい…

わが国近代絵画の先駆け、浅井忠。対象を見る清新な、気迫のこもった意気、精神、眼差しが好きなのだ。ま、こちとらの勝手な思い込みもあるのかもしれないが。

少女と犬(1893、明治26)頃 以前にも記したことだけれど、わたしの音楽ブログの雑感をもたらす場所、音源のリスニングポジションは、おおむね仕事の行き返りの自動車の中でのラジオ放送でありCD鑑賞です。つまりは、チープな再生装置によるそれです。だか…

『転生 貴志康一作品集』。ドイツ人ソプラノ歌手が歌う日本人が作曲した日本(語)歌曲。歌詞の明瞭さにはもちろん無理があるとはいえ、音楽性において、ウタゴコロにおいて魅了された。

赤いかんざし 赤いかんざし 赤いかんざし何故もの言わぬ。あたいがこんなに想てる事を、せめてお前が言わしゃんせ。赤いかんざし涙に濡れて。何でそんなに悲しそう。天神祭りの篝火をお前はちゃんと忘れたか。初めて逢うたあの人に、優しい声を掛けられて、…

間宮芳生『日本民謡集』。近代との対峙。その意気や了。けれど、歌い継ぐ伝承を支える、歌う歓び、快感、エロスのありやなしや。

こきりこ すでにして愉しまれ歌い継がれている演歌、歌謡曲があり、民謡があり、俗謡がある。そのそれぞれは大衆に愛され磨きに磨かれた洗練、歴史に生きた感性をもっている。 そうしたことを思うとき、そのネライ、意図を了としつつも、何をいまさらという…

『七人の侍~早坂文雄の芸術』 。この民族楽派・早坂文雄には、媚がない。大衆への平俗なおもねり、へつらいがない。ひたすらな矜持があるのみ。民族の心意気。漲る音楽精神の充溢。

古代の舞曲(1937) 原太郎 僕の印象では、彼は或るつくりあげられた境地にはまりこんでゐて、本質的には何の新たな苦心もせず、切磋琢磨もなく、至極イーヂーに呑気にやってゐるのではあるまいかといふ気がする。 山根銀二 僕は発明のない人だと思ふ。世評と…

フリージャズ・インプロヴィゼーションのオモシロさが愉しめるのでは・・・と。メンバー、奏者が誰とも分からないが。

インプロヴィゼーション(UNKNOWN) 先日来よりの古いエアーチェック音源より。と言っても、メンバーが誰で、いちおうのタイトル?すら分からず、いや、それ以上に尻切れというお粗末な音源なのだけれど、フリージャズ・インプロヴィゼーションのオモシロさ…

『パリの原智恵子』。「フランス古典小曲集」は愉しめた。

リュリ:優しいアリア ~クープラン:葦 ①リュリ:優しいアリア 1'53 ②リュリ:クーラント 1'38 ③ジャン=フィリップ・ラモー:ロンドによるミュゼット 1'57 ④ジャン=フィリップ・ラモー:鳥のさえずり 1'39 ⑤フランソワ・クープラン:修道女モニク 3'19 ⑥…

吉野直子のハープ演奏による、J.S.バッハ『パルティータ第1番 他』。眠りに就く前の、きょう一日の慰安に寄り添うハープのバッハ。

Naoko Yoshino Bach English Suite 2 on harp ① Prelude (吉野直子 バッハ) 幾日かまえ、朝の自動車通勤徒上ラジオから流れていたバッハの「ゴールトベルク」が流れていた。それもハープの独奏で。シンプルで頃合の音量で耳に煩わしくもなく流れてゆくハー…

小倉朗『交響曲ト調』(1968年)。奇妙な印象のメインモチーフが、強迫観念めいて響いてくる交響曲。民族派めいていて、そうでもなく・・・。どうなのよ~。

ト調 失礼なことながら、いままでの投稿記事≪『現代日本の音楽―京都をとイメージした作品集』(2枚組・1978)。三善晃「オーケストラのためのレオス(Rehos)」(1976)を聴く。この頃の三善晃の音塊のもつエネルギーは、吹き上がる激情のよう。≫で…

尾高 惇忠 『オーケストラのための「イマージュ」』。そつなく練成された手堅い作風。かといって古臭いといったイメージでもない。

オーケストラのための「イマージュ」 ひきつづき、きょうもエアーチェック音源から。もうネタが尽きかけています。まだいろいろ録られているんだけれど、エエカゲンな録り方しているものだからタイトルが分からないものや、アタマ飛びや、尻切れなどなど・・…

一柳慧『えんげん<箏とオーケストラのための>』(1982・86)。重層的な時空の拡がり・・・。

えんげん<箏とオーケストラのための> 先日来より投稿音源として利用している、30年ほど前のカセットテープに録られていたもののなかに、一柳慧(いちやなぎとし)の『えんげん<箏とオーケストラのための>』(1982・86)があったので、きょうはそれを投…

石井眞木、藤田正典『ベルリン公演ライヴ』(1993)。相変わらず、エネルギッシュな音のマッスで攻めまくる石井眞木。

雅霊<The Spiritual Power of Gagaku> ネット図書館で借り受けたのだけれど、今ままで作曲者・石井眞木のキーワードで検索していてまったく気づかなかった。どういうことなのだろう。アルバムは『ベルリン公演ライヴ』(1993)。 相変わらず、エネルギッシュ…

ギュンター・ゾンマー『The Old Song』(FMP –0170、1973)。いくぶんの大衆志向があるとはいえ、やはり骨っぽいドイツ・フリー。しっかりしています。

Aus Teutschen Landen 10日ほどまえに、エアーチェック音源≪「ベルント・コンラーツ 五つの試み」。うん?梅津 和時?佐藤允彦?。今は昔、こんなのが「現代の音楽」という番組で採り上げられていたのだ。フリージャズは元気だった。≫を投稿したのだったが…

『母国語歌唱による 世界の国歌と愛唱歌 ベスト』。インドネシア国歌がいい。さすが?音楽文化的にも豊かな国であることを証示する。

Indonesia Raya インドネシア・ラヤ(国歌) 1. インドネシア、我らの土地よ、我らが生まれた土地よ。 向こうに我々は立つ、母国を導くために。 インドネシア、我らの民族よ、我らの民衆と国よ。 そして、みんなで驚こう:インドネシアが一つに! 生きろ土…

アモルファスな勁い精神の響く現代雅楽 黛敏郎『昭和天平楽』(1970)。この楽の音の息吹に日本がすさぶか。

雅楽・昭和天平楽 一昨日≪松岡正剛『フラジャイルな闘い 日本の行方 (連塾・方法日本・Ⅲ)』。そもそも原理原則、コアな理念、中心がない。デュアル・スタンダード。≪中空・均衡構造≫を深層の方法とし実践するわが日本。≫と投稿したこともあり、それを思い起こ…

奈良学園前・大和文華館「(あじさい)の無料招待デー・特別企画展 朝鮮の美術 -祈りと自然-」。庭園のアジサイはもう盛りを過ぎていて、色合い鮮やか咲きほこるという風情ではなかったが。

きょうも、先月に引きつづき奈良学園前の大和文華館の「(あじさい)の無料招待デー・特別企画展 朝鮮の美術 -祈りと自然-」へと梅雨の真っ盛り雨降るなか連れ合いと行ってきた。 今回初めて知ったのだけれど、この「無料招待デー」は毎月の行事のようで、会…