yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

ジャン=フィリップ・ラモー『グラン・モテ(大モテット)集』。う~ん、J・S・バッハとほぼおなじ時代の宗教曲か・・・。ドイツとフランス。

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Rameau Deus noster refugium 神はわたしたちの避けどころ – Christie

              

 神はわたしたちの避けどころ

神はわたしたちの避けどころ、わたしたちの砦。
苦難のとき、必ずそこにいまして助けてくださる。
わたしたちは決して恐れない
地が姿を変え、山々が揺らいで海の中に移るとも。

海の水が騒ぎ、沸き返り、
その高ぶるさまに山々が震えるとも。
大河とその流れは、神の都に喜びを与える。

いと高き聖所に。
神はその中にいまし、都は揺らぐことはない。
夜明けとともに、神は助けをお与えになる。
すべての民は騒ぎ、国々は揺らぐ。

神が御声を出されると、地は溶け去る。
万軍の主はわたしたちと共にいます。
ヤコブの神はわたしたちの砦の塔。
主の成し遂げられることを仰ぎ見よう。
主はこの地を圧倒される。地の果てまで、
戦いを断つ。
弓を砕き槍を折り、盾を焼き払われる。

「力を捨てよ、知れ、わたしは神。
国々にあがめられ、この地であがめられる。」

万軍の主はわたしたちと共にいます。
ヤコブの神はわたしたちの砦の塔。

     (同梱解説書訳より)



イメージ 22週間まえに≪『パリの原智恵子』。「フランス古典小曲集」は愉しめた。≫とタイトルし投稿したアルバムのなかに、
ジャン=フィリップ・ラモーJean-Philippe Rameau, 1683 - 1764)の鍵盤楽曲があった。で、もっと聴こうとネット図書館を覗いたが、残念ながらラモーの鍵盤楽曲集なるものはリストになく、やむなく次善としてきょう投稿の『グラン・モテ(大モテット)集』を借り受けて鑑賞した。

宗教音楽ということもあって、J・S・バッハとは音楽活動の歴史順序はどうなっているのだろうと覗いてみたらほとんど同時期の音楽家だった(もう少し前の時代かなと思っていたが)。ちなみにバッハは(1685 - 1750)とあった。

う~ん、ちがうものだね。後世の知名度の差ほどの違いといっておこうか。

好みですから、これ以上のことは言わないでおこう。いい音楽であることはいうまでもないことですが。

ドイツとフランス。






ラモー『グラン・モテ(大モテット)集』
Rameau 『Les Grande Motets (In Convertendo / Quam Dilecta / Deus Noster Refugium) 』

Tracklist :
主が連れ帰られると聞いてIn Convertendo (C. 1718) (23:11)
1 1. Gravement "In Convertendo" 2:57
2 2. Gai "Tunc Repreltum Est Gaudio Os Nostrum" 3:07
3 3. Lent - Très Gai "Magnificavit Dominus" 3:26
4 4. Lent "Converte Domine Captivitatem Nostram" 2:09
5 5. Chœur Gracieux : Un Peu Gai "Laudate Nomen Dei Cum Cantico" 4:04
6 6. Trio : Animé "Qui Seminant In Lacrimis" 2:19
7 7. Chœur : Sans Lenteur "Euntes Ibant Et Flebant" 5:09

どれほど愛されていることかQuam Dilecta (C. 1716) (20:20)
8 1. Tendrement "Quam Dilecta" 4:10
9 2. Tendrement "Cor Meum Et Caro Mea" 2:42
10 3. Gratieusement "Et Enim Passer" 2:54
11 4. Trio : Gravement "Altaria Tua" 2:14
12 5. Prélude : Légèrement Et Marqué "Beati, Qui Habitant" 2:21
13 6. Gravement : "Domine, Deus Virtutum" 2:26
14 7. "Domine Virtutum Beatus Homo" 3:22

神はわたしたちの避けどころDeus Noster Refugium (C. 1720) (26:38)
15 1. "Deus Noster Refugium" 2:57
16 2. Trio "Propterea Non Timebimus 2:39
17 3. Prélude Du Chœur : Vivement "Sonuerunt Et Turbatae Sunt" 3:31
18 4. Gayment "Fluminis Impetus" 2:23
19 5. Doux "Deus In Medio Ejus" 1:38
20 6. Quatuor "Conurbatae Sunt Gentes" 2:26
21 7. Prèlude Du Chœur : Gay "Dominus Virtutum Nobiscum" 3:03
22 8. Légèrement "Venite Et Videte" 3:01
23 9. Légèrement "Arcum Conteret Et Confringent Arma" 1:55
24 10. Prélude Du Chœur : Gay "Dominum Virtutum Nobiscum" 3:05

Credits:
• Baritone Vocals [Taille Et Baryton] – Nicolas Rivenq
• Bass Vocals [Basse] – Nicolas Cavallier
• Composed By – Jean-Philippe Rameau
• Conductor – William Christie
• Countertenor Vocals [Haute-contre] – Paul Agnew (2)
• Ensemble – Les Arts Florissants
• Producer – Martin Sauer
• Soprano Vocals [Dessus] – Noémi Rime, Sophie Daneman
• Violin [Solo] – Simon Heyerick

Notes:
Recording Radio France : 8-12/06/94