yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ブラームス『歌曲集』。歌曲は芸術的でなくてはならないようで。高尚なんですね~。詩ではなく短歌、俳句のわが日本人。はてさて聴いてる人いったいどれ位いてるのかしらん・・・。

ジャケット写真なく、冊子画像です。 Von ewiger Liebe(永遠の愛) Brahms Op.43/1、Dietrich Fischer-Dieskau Wolfgang Sawallisch piano 永遠の愛(Von ewiger Liebe) 森も野もすっかり暗くなった! はや夜がおとずれ、あたりが静まっている、 あかりも見…

歌人、河野裕子・永田和宏・その家族『家族の歌』。

手をのべてあなたとあなたに触れたきに 息が足りないこの世の息が 捨てばちになりてしまへず 眸(め)のしづかな 耳のよい木がわが庭にあり 遺すのは子らと歌のみ 蜩のこゑひとすぢに夕日に鳴けり 河野裕子 一年以上前だった。≪歌人、俳人の訃報つづく。≫とタ…

バッハ『ブランデンブルク協奏曲、ほか』。もうこのパフォーマンスの右に出るものはないとまで私には鮮烈な出会いをもたらしたカール・リヒターのバッハ。私には、ピアノのグレン・グールドと相同。

Bach - Brandenburg Concerto No. 3 in G major BWV 1048 - 1. Allegro - 2. Adagio ブランデンブルク辺境伯クリスティアン・ルードヴィヒ殿下に捧げたてまつる。殿下、2年前(?une couple d’anneees)御下命により殿下の御前にて演奏申し上げる光栄に浴し…

「ダリア」の観賞。キク科ダリア属。天竺牡丹か・・・なるほど。こんなにあるの?というぐらい種々のダリヤの花が見事に咲いていた。

一昨日の日曜日、大安吉日の午前中の予定に組み込まれたやんごとなき用事済ませた後、ここまで足伸ばしたんだから近場の見所をと、案内されたのが兵庫県・川西市の黒川ダリヤ園。多くの品種が育てられ観賞に供されていた。こんなにあるの?というぐらい種々…

『富本憲吉~模様の世界~展』。鄙びた渋さとモダンな模様の合一、バランス。堪能してきました。

「応募したらまたチケット送ってきた。出したら当たるやん。応募する人なんかいてないのかな。」と連れ合い。 「ええ天気やし、せっかくのチケット。荻須 高徳(おぎす たかのり、1901 - 1986)展いけへん?京都やけど遠い?」 「荻須 高徳?。もう一昔前の…

リチャード・エイブラムス 『Levels And Degrees Of Light』(DS-413・1968)。エモーショナルなブラックアフリカの直接性というよりインテリジェントな内面の燃えるタマシイ

Muhal Richard Abrams The Bird Song Part 1 きのうの「70年台のアメリカンジャズは、シカゴ派でした。私にとっては・・・。」の続編。といっても紡ぎだす言葉のなにほども持ち合わせているわけではないのだけれど。シカゴ派の拠点AACM(Association f…

モーリス・マッキンタイヤー『Forces And Feelings』 (DS-425・1972)。

KALAPARUSHA MAURICE McINTYRE QUARTET - N 39 残念ながら70年初期の動画音源はありません。 70年代のアメリカンジャズは、シカゴ派でした。私にとっては・・・。その筆頭は、いうまでもなくAACM(Association for the Advancement of Creative Musi…

ブラームス『合唱曲集~愛の歌』。ウ~ン、ブラームス。やはり憂愁、暗い気分の(宗教的な曲趣を持つ)作品がハモっていてよかった。

J Brahms: '5.秋に IM HERBST' op 104/5 Ensemble Michel PIquemal 投稿音源のものではありません。 5つの歌 作品104 ~混声合唱のための 5.秋に IM HERBST クラウス・グロート 詩 秋は厳粛だ、 そして木の葉が散る時、 心もまた暗い悲しみに沈みこむ…

バッハ『音楽の捧げもの』。リヒターの厳格高貴のバッハには敬虔のひと文字がふさわしい。恩寵としての『音楽の捧げもの』。

"Musikalisches Opfer", in Do minore, BWV 1079 (12/16) 投稿音源のカール・リヒターのものはありません。 「国王陛下 ここに謹んでひとつの音楽の捧げものを陛下の御前に捧げ奉ります。この最も高貴な部分は陛下の高きみ手より出たものでございます。先般…

モーツァルト『フルート&ハープ協奏曲&クラリネット協奏曲』。あまりにも純に美しいのが癪のタネ、と言いたくもなる名曲中の名曲。

W.A. Mozart - Concert for Flute & Harp. Concert for Clarinet. Jean Pierre Rampal サッカー数寄にはたまらないシーズン。つい先だっての、サッカー・ワールドカップブラジル大会第3次予選の初戦の北朝鮮戦、日をおかず強行日程でのアウェーのウズベキス…

スクリャービン、ルイジ・ノーノほか『プロメテウス ひとつの神話のさまざまなる変奏』。人間に火=文明を与えたプロメテウス――永久に旅するもの・・・。

Claudio Abbado dirige la suite del Prometeo di Luigi Nono n.3 Luigi Nono - Prometeo - Tragedia dell'ascolto (1984/85) http://www.youtube.com/watch?v=-HePSJCCGP4 日本の神話、古事記すら満足に読んだこともなく、ギリシャ神話もないものだけれど、…

吉田進『吉田進の世界-演歌・空蝉』(1980)。<空蝉(ウツセミ)>と<演歌>が曲名になっていることから、その意図するところ、背景はおおよそ察することができるだろうか。ただ、生真面目すぎる。

Susumu Yoshida- Utsu-Semi (2/3) <空蝉(ウツセミ)>と<演歌>が曲名になっていることから、その意図するところ、背景はおおよそ察することができるだろうか。 「や が て 死 ぬ け し き は 見 え ず 蝉 の 声」 芭蕉 地中にて長きの生を待ち、地上に解…

FMP『FOR EXAMPLE NR.3 - Orchestras』ヨーロッパ・アヴァンギャルド・フリージャズ。FMPレーベルの1969年から1978年のあいだに行われたたワークショップ・ドキュメント

ICP Orchestra - STEIGERPIJP (music video) 投稿音源のものはありません。 ドイツフリージャズの牙城、FMPレーベルの1969年から1978年のあいだに行われたたワークショップ・ドキュメントのボックスセット(総138ページの大部な冊子、600部…

ジョージ・クラム & ロジャー・セッションズ 『Songs, Drones And Refrains Of Death / Concertino 』(1973) 。ロジャー・セッションズの骨っぽさ・・

G.CRUMB: SONGS, DRONES AND REFRAINS OF DEATH (1968) poems by Federico Garcia lorca 投稿音源のものではありません。 Roger Sessions 米国の現代音楽作曲家二人の作品集。といっても新旧世代といってもいいくらいの年の開きがある。ロジャー・セッション…

ダンツィ管楽五重奏団『シュトックハウゼンほか』。構造が放つ無機的な冷たい叙情は言いようもなくすばらしい。現代音楽を讃する者にとっては、厳しく純で比類なく美しい世界だったと言い切っておこう。

Karlheinz Stockhausen: "Zeitmasze" (1955-56) for five woodwinds. 「音楽とは時間の組織された状態にほかならない。」「時間のなかに音があるのではない。音の中に時間があるのだ。」「音そのものは時間の複合体である。」とは、シュトックハウゼンのこと…

モーツァルト『ヴァイオリン・ソナタ撰集(全7曲)』。陰影ある美しい旋律のかずかずに、やはりモーツァルトだと・・・。これはクセになりそう。

Mozart Violin Sonata in E-flat, K 481 - 2. Adagio 投稿アルバムの音源はありません。 「シンプルなヴァイオリン・ソナタを聴くことの悦楽は・・・やはりモーツァルトでしか味わえない。そうだ、つぎは、モーツァルトのヴァイオリン・ソナタを出来うる限り…

ディジー・リース 『From In To Out』(1970)。 革新性をもったパフォーマンスのものでもありませんが・・・。ありていに言ってコルトレーンなどの影響モロのパフォーマンスです。

dizzy reece – krisis リリースがフランスのFutura Recordsレーベルという、ごく単純な理由から手にしたに過ぎないレコードなんだけれど(たぶん)。比較的先進な傾向性を感じさせていたレーベルだったもので。【ディジー・リース(英: Dizzy Reece)ことア…

モーツァルト『ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲ほか』。あ~シャワセ・・・、といった言葉が思わず出てきそうなデュオ作品。音楽の悦び。

Wolfgang Amadeus Mozart - Duo for Violin & Viola in G major KV 423 - I. Allegro 残念ながら投稿音源のものはありません。 あ~シャワセ・・・、といった言葉が思わず出てきそうなデュオ作品。音楽の悦び。モーツァルトは、やはりモーツァルト。何のこと…

マイルス・デイヴィス 『In A Silent Way』。今夏の東京ジャズ。屁のようなファンクジャズはもうエエワ、なにがオモロイねんと・・・、棚から引っ張り出した一枚。

Miles Davis - Shhh Peaceful (1/2) 9月初頭の東京ジャズフェスティヴァルのFM実況中継をたまたま聞く羽目になったというだけの出会いでしかなかったのだけれど。現代音楽の定時番組を聴こうとスイッチオンしたところ、その番組は順延されていて、差し替…

モーツアルト『フルート・ソナタ集』。「まだ10歳にも達しない」モーツァルトの連作ソナタ集。

Mozart, Sonata em C maior, K. 14. Flautista Jean-Pierre Rampal すでに、女子サッカーのなでしこジャパンがロンドンオリンピックへの出場権を得ているとはいえ、サッカー好きとしては、テレビ放映があればやはり観てしまう。過去中国は女子サッカーの強豪…

バルトーク『ピアノ作品集』。バルトークって、神経質な肉食系?。わたしの感性は弦楽作品のほうに、どちらかといえば魅かれるようだ。

Zoltan Kocsis Plays Bartok Sz 80 I Allegro moderato 記録に残していないので、いつ頃の放送でなのか記憶定かではないのだけれど、通勤途上の車中のFMから流れてきたバルトークのピアノ作品に、意外?にいいじゃないと印象した(聞きなれぬ曲名だった。記…

ジャニーヌ・ヤンセン『ツィガーヌ~ジャニーヌ・ヤンセン デビュー!』。風格さえ漂わせるそのパフォーマンスは、まったく美貌と年齢とは関係なくすばらしい。

Dmitri Shostakovich - Romance (from The Gadfly) 残念ながらジャニーヌ・ヤンセンの音源は貼り付け不可です。 「若さ、彫刻のような美しい容姿、驚くべきテクニック、喜びに満ちた叙情的ですばらしく歌う音色、すべてを備えている」とはヤンセンのロンドン…

J.S.バッハ『フーガの技法The Art Of Fugue BWV1080』。まさに構造フーガが魅せる目くるめく生成する豊穣壮麗な音楽の世界の現前荘厳はことばを奪う。

Bach - Art of Fugue - Cont XIV – Munchinger 「セバスティアン・バッハの音楽が偉大なのは・・・ 芸術につきまとうあらゆる教条的なもの・・・ 美意識にありがちな軽薄で退廃的な先入観を超越していることだ。 それは、時代に従属しないことで、時代を豊か…

ジョン・タヴナー『聖なるもの ~ジョン・タヴナーの音楽』。けっして安っぽいヒーリングには終わっていない。強く静かにせまってくる。祈りと救いの音楽・・・。

Memory Eternal:by John Tavener 「svyati」 その死後にも、彼はフィレンツェへ 故郷へ戻らなかった 逝くにあたって、彼はうしろを振り返りはしなかった その彼に、私はこの歌を歌う 地獄にあって、彼は彼女へ呪いを送った そして天国にあって、彼は彼女を忘…

『アダージョ・ア・カペラ~こころのハーモニー』。人間の声が美しくハモると斯くも神々しく崇高な余韻を響かせるのか。魅了の極み。ほんとうに人間の声はかくもうつくしい。

Gregorio Allegri, Miserere mei, Deus: The Choir of New College, Oxford 人間の声が美しくハモると斯くも神々しく崇高な余韻を響かせるのか。魅了の極み。合唱サークルが津々浦々人気を保っているのも分かる気がする。ただ、多声部を荘厳に謳い上げ練り上…

バッハ『フルート・ソナタ集』。フルートの音色は、優美にしてココロの起伏激情をなだめ心穏やかにする音効ある音色ではあるのだけれど。

JS Bach Sonata BWV 1033 Rampal Flute Lacroix Cembalo Savall Viola da Gamba フルート(Flute)のもつ音色の一般的なイメージはソフトであると言っていいのでしょう。ちょっと澄ました風情。だからか、女性が好む?(楽器)・・・、これは思い込みかもしれない…

「北斎ブルー」の「プルシアンブルー」で、セシウムの除染除去改良技術を開発。「青」のもたらす落ち着いたこころ静穏な日々の来ることを願いたい。

葛飾北斎「富嶽三十六景」:ドビュッシー「ベルガマスク組曲/前奏曲」 Debussy "Suite Bergamasque/ Prelude" 古来より「青」はヒトのタマシイに憑依する。ココロをとらえる高貴な色として求められた。拙ブログでも4年ほど前≪青色で特許をとり、青色に魅入ら…

Ensemble Musica Negativa『Music Before Revolution』(4枚組 1972) 。わが国にケージ・ショックをもたらした若きケージ楽派一柳 慧。

Toshi Ichiyanagi: Life Music (1966) ブログ開設して間もなくの、およそ6年近く前、早々に≪作品以前に方法を指し示すジョン・ケージ≫とタイトルして投稿した4枚組のアヴァンギャルド?な現代音楽作品集『Music Before Revolution』(4 × Vinyl, LP, 1972) …

クロノス・クァルテット『紫のけむり~現代の弦楽四重奏曲』。感性しなやか、アンサンブルもいい。。

Philip Glass: String Quartet n.2 "Company" サッカー・ワールドカップブラジル大会出場へむけての3次予選の初戦、対北朝鮮戦やっと勝ちました。圧倒的なボール支配なのに点が入らずきょうは運がない、今日は引き分けかと思いつついよいよ5分のロスタイム…

『モーツァルト:5つの4声フーガ|ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第13番 他』えっ?こんな美しい楽章をもつ曲ってあったかしら・・・。今まで何を聴いてきたのだろう。

Beethoven: String Quartet op 130: V. Cavatina: adagio molto espressivo:Performed by the Tokyo Quartet 投稿音源のものではありません。 http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/54367719.html ベートーヴェン『弦楽四重奏曲 第7番ラズモフスキー第1』。…