yuki-midorinomoriの日記

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モーツァルト『ヴァイオリン・ソナタ撰集(全7曲)』。陰影ある美しい旋律のかずかずに、やはりモーツァルトだと・・・。これはクセになりそう。

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Mozart Violin Sonata in E-flat, K 481 - 2. Adagio

              
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「シンプルなヴァイオリン・ソナタを聴くことの悦楽は・・・やはりモーツァルトでしか味わえない。そうだ、つぎは、モーツァルトのヴァイオリン・ソナタを出来うる限り多く聴くことを目標に定めることとしようと思った次第。」としたため投稿した。で、日をおいて≪モーツァルト『ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲ほか』。あ~シャワセ・・・、といった言葉が思わず出てきそうなデュオ作品。音楽の悦び。≫と一昨日投稿したのだった。そのながれで、きょうもモーツァルトのヴァイオリン・ソナタをネット図書館所蔵のアルバムを借り受けての鑑賞。演奏者が誰それ以前の選択です。もう少し大部のヴァイオリン・ソナタ集も所蔵(シゲティのもの)されていたけれど、こちらは貸し出し中だった。ということで、借り受けたのがダヴィート・フョードロヴィチ・オイストラフ(あるいはオイストラッフとも、David Fiodorovich Oistrakh、1908 - 1974)のヴァイオリンとパウル・バドゥラ=スコダ(Paul Badura-Skoda, 1927 ウィーン – )のピアノによる演奏の『ヴァイオリン・ソナタ撰集(全7曲)』(CD2枚組)。生涯と言ったって、36才の生涯だったのだけれど、なにせ6才からの作曲活動ということもありその期間は30年(ヴァイオリン・ソナタに関しては実質25年のよし)。そのあいだに≪断片も含めて約66曲≫のヴァイオリン・ソナタを作曲したとのこと。それほど重要な位置を占めている、いや、モーツァルトを語るものといえるのだろうか。

ところで、ふだん、誰が演奏しているだの、演奏どうのこうのなど、語る能力も素養もないということもあるけれど、あまり言葉にはしてこなかった。けれど・・・。ピアノのパウル・バドゥラ=スコダの、その名声は聞き及んではいたけれど、はたして録音(技術、音質調整の意図)のせいなのかどうか、他を聴いたことがないゆえのわたしの臆断だとは思うのだけれど、どうもこのピアニストの音色がわたしの感性に合わないようで・・・。モーツァルトってこんなに堅苦しかった?伸びやかさ、軽やかさ、微妙な陰影のコントラストなど(もっとも、わたしの勝手な思い込みのモーツァルト像かもしれないが・・・)が伝わってこないのだった。

バドゥラ=スコダのピアノが気になって仕方なかった。オイストラフのヴァイオリンが売りのアルバムなのだろうけれど。

陰影ある美しい旋律のかずかずに、やはりモーツァルトだと・・・。これはクセになりそう。


折々聴くことになるだろうモーツァルトの「ヴァイオリン・ソナタ」。








モーツァルト『ヴァイオリン・ソナタ撰集(全7曲)』

ディスク:1
1. ヴァイオリン・ソナタ ニ長調(第30番)K.306(3001) I-Allegro con spirito
2. ヴァイオリン・ソナタ ニ長調(第30番)K.306(3001) II-Andante cantabile
3. ヴァイオリン・ソナタ ニ長調(第30番)K.306(3001) III-Allegretto-Allegro
4. ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調(第33番)K.377(374e) I-Allegro
5. ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調(第33番)K.377(374e) II-Andante; Tema und Variationen
6. ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調(第33番)K.377(374e) III-Tempo di Menuetto
7. ヴァイオリン・ソナタ ト長調(第35番)K.379(373a) I-Adagio-Allegro
8. ヴァイオリン・ソナタ ト長調(第35番)K.379(373a) II-Andantino cantabile; Tema und Variationen

ディスク:2
1. ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調(第40番)K.454 I-Largo-Allegro
2. ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調(第40番)K.454 II-Andante
3. ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調(第40番)K.454 III-Allegretto
4. ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調(第41番)K.481 I-Molto allegro
5. ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調(第41番)K.481 II-Adagio
6. ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調(第41番)K.481 III-Allegretto; Tema und Variationen
7. 「羊飼いの娘セリメーヌ」による12の変奏曲 K.359(374a)
8. 「泉のほとりで(ああ、私は恋人を失くした)」による6つの変奏曲 K.360(374b)



Grumiaux & Haskil - Mozart Violin Sonata in E minor, K.304


Willi Boskovsky and Lili Kraus play the 1st Movement of Mozart's Violin Sonata in G, K.379


Wolfgang Amadeus Mozart -「泉のほとりで(ああ、私は恋人を失くした)」による6つの変奏曲 Six Variations in G minor for violin & pianoforte KV 360
http://www.youtube.com/watch?v=lxLpFIqoLIw