モーツァルト『フルート&ハープ協奏曲&クラリネット協奏曲』。あまりにも純に美しいのが癪のタネ、と言いたくもなる名曲中の名曲。
サッカー数寄にはたまらないシーズン。つい先だっての、サッカー・ワールドカップブラジル大会第3次予選の初戦の北朝鮮戦、日をおかず強行日程でのアウェーのウズベキスタン戦、それになでしこジャパンのロンドンオリンピック出場を決めたみごとな戦い。そしてきょうの、ロンドンオリンピック出場へ向けてのU-22の最終予選の初戦、対マレーシア戦。幸さきよい勝利。放送があると、ついついテレビに釘付けとなってしまう。ということもあって?、本題のわが音楽ブログはやっつけとなってしまう。まあ、やっつけであろうがなかろうが中身のほどはさして変わりはしないけれど・・・。
町の図書館で借り受けたモーツァルトの『フルート&ハープ協奏曲&クラリネット協奏曲』。こんな名曲中の名曲、たぶんどこかで何かの機会に一度は耳にしたことがきっとあるはずのモーツァルトの傑作。あまりにも純に美しいのが癪のタネ、と言いたくもなる名曲。それと、若すぎる死を前(2ヶ月前)にして作曲された「クラリネット協奏曲」。そうした思いをもって聴く所為もあるのか、その澄んだ哀しみはココロにしみこんでくる。モーツアルトのアダージョは・・・ことのほかいい。
さて、最後にとってつけたようで締りがないのだけれど、きょう新聞で目にした記事より。
「母親が毎日1時間歩いて、水をくみにいく。頭に乗せた甕(かめ)一杯の20リットルが家族5人で1日に使えるすべての水だ。「もっとほしくないですか」と尋ねると、母親は澄んだ目でこう答える。「これが、神さまが私たちに下さった量なのです」
(日本経済新聞・「春秋」より)
(日本経済新聞・「春秋」より)
嘆かず、恨まず、天の恵みに感謝する・・・。
「足るを知る」などと言ってしまうと・・・なんともつまらない。
Mozart Clarinet Concerto in A - 2nd mvt