yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

フリージャズ<日>

『ラジオセッション2013 -森山威男 Small Orchestra-』 。がんばってんだね。

森山 威男 Small Orchestra, PIT INN, 2012年6月30日, Sunrise 先日、仕事場のラジオからシッカリした本当のジャズが流れていた。だいたいいつもはじめの数分でみきわめつけて、仕事に差し障りが・・・とスイッチオフしてしまうのだけれど。おおむねいつも、…

『Sadao&Charlie Again』。ビ・バップのココロ。渡辺貞夫はやはりこれです。

Sadao Watanabe Confirmation:"Hank Jones(Piano)" "Ron Carter(Bass)" "Tony Williams(Drums)" 投稿音源ではありません。 「40年ぶりの邂逅」なった2005年のライブ録音のよし。渡辺 貞夫(わたなべ さだお、1933 - )72才に、対するチャーリー・マ…

上原ひろみトリオ『ヴォイス』。「弾いている」を超えたものに魅せられる。

Hiromi Plays "I Got Rhythm" by George Gershwin (8/4/2010) 投稿音源ではありません。 週一回休日には散歩がてら町の図書館へ出向くのだけれど、たまにはジャンルの違う所蔵棚を覗いてみるものだ。先日のハクエイ・キムもそうだったけれど、いつから棚に置…

ハクエイ・キム Hakuei Kim『トライソニーク』。すばらしいテクニックを感じさせる硬質でクリアーなピアノサウンド。わたしを満足させるアヴァンギャルド性にはいま少しの感があるのだけれど。

Hakuei Kim interview 過日、ラジオから流れていたジャズトリオがすばらしかった。とりわけピアノ。パフォーマンス終了後のアナウンスでそのピアノがハクエイ・キム Hakuei Kim (1975‐)なるジャズ・ピアニストであることをはじめて知った。すばらしいテクニ…

フリージャズ・インプロヴィゼーションのオモシロさが愉しめるのでは・・・と。メンバー、奏者が誰とも分からないが。

インプロヴィゼーション(UNKNOWN) 先日来よりの古いエアーチェック音源より。と言っても、メンバーが誰で、いちおうのタイトル?すら分からず、いや、それ以上に尻切れというお粗末な音源なのだけれど、フリージャズ・インプロヴィゼーションのオモシロさ…

大西順子『バロック BAROQUE』。腕達者なミュージシャン揃いの、余裕とドライヴの効いた力感溢れる、メリハリと変化陰影に富むパフォーマンスの詰まった成熟のジャズ。

大西順子JUNKO ONISHI LIVE AT THE VILLAGE VANGUARD ~ Congeniality 投稿音源のものではありません。 ちょいと、骨休みということでジャズを・・・。ネット図書館にてピアニスト・大西順子(おおにし じゅんこ、1967 - )の比較的新しいアルバムの所蔵され…

『水野修孝のJAZZ ORCHESTRA '73』。およそ40年前のこの熱のこもったエネルギッシュなビッグバンドサウンド。ヨカ!。

JAZZ ORCHESTRA '73 きょうは久しぶりに、圧倒する大音量の音圧の快感に身を晒すビッグバンドジャズを・・・と言うわけで、既に投稿済みのアルバムなのだが、現代音楽作曲家『水野修孝のJAZZ ORCHESTRA '73』を、気まぐれだけれど鑑賞しようと手に取り出した…

中川昌三『クロス・ウインド― In A Sentimental Mood』(1993)。佐藤允彦のアレンジがキラリと光る。

オルフェのサンバ 中川昌三&国府弘子 UPG‐0247 投稿音源のものではありません。 ネット図書館で佐藤允彦を検索し、取り寄せ借り受けたのだけれど・・・。中川昌三なるフルーティストのアルバムだった。クラシック(現代音楽)畑(クラシックネーム(昌…

大西順子『楽興の時』(2009)。ハードだね。

Smoke Gets in Your Eyes ふだんラジオはNHK・FM以外を聴かないということもあって、おのずとそのつど耳に入ってくるのを聴きながすといった程度のお気楽リスナーでしかないのだけれど、そんななか「セッション2011」という番組で、ジャズのライヴ…

穐吉敏子&ルータバキン『ヴィンテージVINTAGE』。夫婦の熟成したデュオパフォーマンス。でも、熟成もいいけれど、もう少し若いころであればなー。

LEW TABACKIN Burghausen 2000 投稿音源のものではありません。 ネット図書館で借りた穐吉敏子と夫君(再婚)のルー・タバキン LEW TABACKINのテナーおよびフルートとのデュオアルバム。コンボではない渋さがアルバムタイトル通り『ヴィンテージVINTAGE』な趣…

ニュー・ジャズ・シンジケイト『フォワード・サスペンスFORWARD SASUPENSE』(1977)。法政大学学生連盟・事業委員会のメンバーによる「三枚組み・自主制作レコード」。

もう5年以上もまえに≪NEW JAZZ SYNDICATE今いずこ≫と投稿し、二作目を去年の6月に≪NEW JAZZ SYNDICATE 『DON’T PLAY THAT SENTIMENTAL(new jazz syndicate2)』(1977)。≫投稿したのだった。で、三作目目は・・・と投稿するのが躊躇われ今日に至った。なにせ「三…

山本剛トリオ『LIVE AT THE MISTY』(1974)。あ~ジャズ!。

TSUYOSHI YAMAMOTO - AUTUMN IN SEATTLE 投稿音源のものではありません。 動画音源が見当たらないので躊躇したのだけれど、投稿するものが手持ちに何もないということもあり、ふんぎった。ジャズピアニスト・山本剛の『LIVE AT THE MISTY』(1…

明田川荘之『エロチカル・ピアノ・ソロ&グロテスク・ピアノ・トリオ』(AD-1LP ・1975)。ダラー・ブランドの影響モロのピアノ・ソロパフォーマンスが聴こえてきます。愉しい、ゴキゲン。

Dear Old Stockholm - Shoji Aketagawa Trio 投稿音源のものではありません。 今、こうしている間も福島第一原子力発電所で決死にして不眠不休の作業が行われているであろうと思うと心が痛む。既にテレビなどで東電或いは原子力発電所推進派の人達の責任を問…

森剣治トリオ『plays the BIRD』(1975)。機縁あれば是非聴いていただきたい。

動画音源のひとつもないと、取りあげ投稿するのも精が出ない。ジャズアルトサックスの森剣治。タイトルは『plays the BIRD』(1975)。この1枚(リーダーアルバム)しか持っていないのだけれど。これほどのプレイヤーの動画音源が見当たらないとはどうしたこと…

菊地雅章『ピアノ・ソロ ATTACHED』』(1989)。内面の歌をとことん寡黙にぽつぽつと唸り声とともに歌い上げるこの奇異さは特筆のソロピアノアルバム

All The Things You Are - 菊池雅章 Masabumi Kikuchi だいぶ前に≪菊地雅章・日野皓正クインテット『カウンターカレント』(2007)。過剰を廃し削ぎ落とした音の少なさの魅力。ポツポツと寡黙に音を紡いでゆく余裕と落ち着きはらったジャズ。日本の!熟成の…

『ベスト・オブ・秋吉敏子』。女だてら?失礼千万、不届き至極。本格のビッグバンドジャズここにあり。それにしても凄いでゴザイマスですデス、このパワー!!!。

Toshiko Akiyoshi Jazz Orchestra - Long Yellow Road そうそう、穐吉敏子(あきよし としこ、Toshiko Akiyoshi、1929 - )を忘れてはいませんか・・・とネット図書館で検索して借り受け、≪穐吉敏子『ララバイ・フォー・ユー~トシコの子守歌LULLABIES FOR Y…

穐吉敏子『ララバイ・フォー・ユー~トシコの子守歌LULLABIES FOR YOU』(1965)。シンプルなジャズ。それでいて、ジャズの愉しさを満喫させてくれる

Toshiko Akiyoshi - The Village 「録音から40年以上経っているのに、プレイはどこまでもみずみずしく、輝きを失っていないのに驚嘆した。穐吉敏子はやはりただ者ではなかったのだ。」(解説・岩浪洋三) シンプルなジャズ。それでいて、ジャズの愉しさを満…

日野元彦・佐藤允彦トリオ『フラッシュTOKO FSLAH』(1977)。

きょうたまたまFMラジオから流れていたジャズ番組を、ちょこっとだけ耳にする機会に出くわしたのだけれど、本当にジャズってしょぼいね!だった。いまどきジャズを聴く若者っているのかしらん?の侘びしい自問、つぶやきだった(演るのも、聴くのもおっさん…

佐藤允彦・ランドゥーガ『KAM NABI(神奈備)』(1972)。新奇でエスニックな雰囲気に満ちたポップ(しかし実験的)な感じの強いアルバム。

添付解説書なしのため、やむなく画像はアルバム裏面です。 http://sound.jp/randooga/jl/jl9212.html ランドゥーガとは? 【KAM NABI≪神奈備(かむなび・かんなび・かみなび)とは、神霊(神や御霊)が神留る(かんずまる)場所としての御霊代(みたましろ)…

NEW JAZZ SYNDICATE 『DON’T PLAY THAT SENTIMENTAL(new jazz syndicate2)』(1977)。

庄田次郎新宿路上ライブ20090118 http://www.ne.jp/asahi/miz/njs/profile.htm New Jazz Syndicate とは きのうに引きつづいてワールドカップサッカーの話から。取りあえずの、と云っては大変失礼な話と思われるが、わが岡田ジャパンの歴史的快挙(国外大会…

佐藤允彦・ランドゥーガ『まほろば』(1993)。祭囃子から雅楽もろもろまで、まことにファンキーで賑々しくジャズる、すごくご機嫌、まさにハレにハレまくり、乗りに乗りまくるアルバムだ。

New World Concept w/ Wayne Shorter & Alex Acuna - Tanokuro-Bushi 投稿音源のものではありません。 サアー、いよいよ南アフリカ・サッカー・ワールドカップが始まる。当面、サッカー・ファンにはブログ投稿に差し障りのあるだろうテレビ観戦に時間をとられ…

佐藤允彦ピアノソロ『アポストロフィー』(1982)。音の豊満さ、ダイナミズム、濁りのないクリアーな美しさ、メリハリのみごとさ、・・・これらを帰結するピアニズムの秀抜はもう感嘆のほかない。

Alice in Wonderland - Masahiko Sato 投稿音源のものではありません 【ソロは「ひとりだから気楽だろう」と思われがちだが、実態は大いに違う。45分間を全くのインプロヴァズでソロをするのは、大変難しいことだ。ひとたびイマジネーションが壁に突き当た…

宮間利之とニューハード+佐藤允彦(作・編曲)『天秤座の詩』(Rec.1970)。今更ながら佐藤允彦の先鋭なコンセプトの先進性、そのセンシビリティに感じ入る。現代音楽への目配せの確かさをも感じさせる。

Manteca - Newherd with Kazumi watanabe 98.11.21 投稿音源のものではありません。 部分的ながらグラフィックスコアーを導入してのビッグバンド・コレクティヴインプロヴィゼーションの果敢。そしてランダムな集団即興による最大音量に登りつめるマッシヴな…

スティーヴ・レイシー 『The Wire』(1977)。わが感性に了解、フィットする余情の世界を最高度に融和的にコレクティヴ・パフォーマンスしており見事。70年代中期のピークをなす一枚。

Steve Lacy Sextet - The Wire (1975) 【S・レイシーは75年6月の来日時に、全部で7回のコンサートを行い、4枚分のレコーディングを行った。その4枚分のレコーディングの内3枚は既に発売され、残る最後がSextet編成によるこの「The Wire」である。既…

山本剛トリオ『ブルース・フォー・ティー Blues For Tee』(1974)。雰囲気たっぷりの臨場感で満たされる音源だ。ジャズに浸る喜悦そのものといっていい。

Tsuyoshi Yamamoto Trio - Blues for Tee (1974) Full LP [HQ Audio] スリー・ブラインド・マイスThree Blind Miceの録音の優秀さ(臨場感においての)は夙に知られていることだけれど、今聴きなおしていても、その感一層強くする。ブルージーなパフォーマン…

世良譲『ミスター・ピアノ』(1978)。レッスン用と謳っているけれど、戦後の、古き良き清新のジャズスピリットを感じさせて清々しい気分にさせてくれるピアニズム。

世良譲ソロピアノ③ Autumn Leaves 純粋な?ジャズファンからすれば、TV等の歌番組にけっこう出たりで、ちょいと軽めの印象がないでもないのだけれど、腕は達者といっていいのだろう・・・と思います。ジャズピアニストの世良 譲(せら ゆずる…

松本 英彦クァルテット『sleepy』(1976)。モダンジャズを戦後大衆的人気を得ることに貢献した功績で顕彰さるべきジャズサックスプレイヤー。

NIGHT IN TUNISIA(チュニジアの夜):松本英彦(ts) 渡辺貞夫(as) 前田憲男(pf) 荒川康男(b) 猪俣猛(ds) ジョージ川口(ds) 東京・新宿厚生年金会館大ホール 1993年6月30日 投稿音源のものではありません。 さて、またまたきょうも先日来の、70年代を飾った≪…

山本 剛トリオ『Misty』(1974)。テクニックというよりむしろハート、ココロだ。間(ま)とか、タメ、アーティキュレーションが生来の感性としてそなわっているように無理がない。自然に体がスイングする

Misty - Tsuyoshi Yamamoto Trio:山本剛 Tsuyoshi Yamamoto (pf) Isoo Fukui (b) Tetsujiro Obara (ds) Recorded on 7 August 1974 at AOI Studio, Tokyo きょうも引き続き、70年代を飾った≪和製マイナージャズ・レーベルTBM(スリーブラインドマイス …

菅野邦彦トリオ+1『Love is A Many Splendered Thing ・慕情(Live in “5DAYS IN JAZZ 1974”)』(TBM-26)。きっとジャズが好きになる一枚。

慕情 菅野邦彦トリオ+1 きょうも、きのうに引き続き、70年代を飾った≪和製マイナージャズ・レーベルTBM(スリーブラインドマイス THREE BLIND MICE)≫のアルバムを勢いに乗って投稿。ジャズピアノの名手菅野 邦彦(すがの くにひこ、1936-)の『Love…

鈴木勲トリオ、クァルテット「BLOW UP」(1973・TBM)。聴きなおしてみて、これが≪『スイングジャーナル』誌における「日本ジャズ大賞」を獲得≫?だったのだ・・・。

Isao Suzuki Trio Aqua Marine 2日前に鈴木勲トリオのアルバム『黒いオルフェ』(1976)を投稿したさい、アップした順序が逆になってしまったと言った当の初リーダーアルバムが、きょうの『BLOW UP』(1973・TBM)。ところでその記事に貼り付けたYOUTUBE…