yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

佐藤允彦・ランドゥーガ『KAM NABI(神奈備)』(1972)。新奇でエスニックな雰囲気に満ちたポップ(しかし実験的)な感じの強いアルバム。

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           添付解説書なしのため、やむなく画像はアルバム裏面です。
           http://sound.jp/randooga/jl/jl9212.html ランドゥーガとは?

【KAM NABI≪神奈備(かむなび・かんなび・かみなび)とは、神霊(神や御霊)が神留る(かんずまる)場所としての御霊代(みたましろ)・依り代(よりしろ)を無数に擁した領域の事や、自然環境を神体(しんたい)とした神代(かみしろ)のひとつの在り方。
神が「鎮座する」または「隠れ住まう」山や森の神域をさし、神籬(ひもろぎ)磐座(いわくら)となる森林や神木(しんぼく)や鎮守の森や山(霊峰富士)をさし、または岩(夫婦岩)や滝(那智の滝)などの特徴的な自然物がある神のいる場所をいう。神籬と磐座の総称でもある。】(WIKI

先週、≪佐藤允彦・ランドゥーガ『まほろば』(1993)。祭囃子から雅楽もろもろまで、まことにファンキーで賑々しくジャズる、すごくご機嫌、まさにハレにハレまくり、乗りに乗りまくるアルバムだ。≫とタイトルし投稿した、その佐藤允彦率いるランドゥーガによる『まほろば』の前年92年にリリースされた『KAM NABI』を借り受けての投稿。これまた、タイトルから察せられるように、わが民俗性をも含めた広義なエスニックなサウンドで彩られた愉しさあふれる音楽。脱というか超領域的なエスニック・アマルガムミュージック。どちらかといえば『まほろば』のほうがジャジーインプロヴィゼーションで愉しませ、きょうの『KAM NABI(神奈備)』の方は、よりエスニックな雰囲気に満ちたポップな感じの強いアルバムとなっている。パフォーマンスの質ではジャジーインプロヴィゼーションで愉しませる『まほろば』の方がいいように思われる。『KAM NABI(神奈備)』の方はひとまず?(リリース年はこちらの方が先)コンセプトの斬新(実験性)を打ち出したもののように見うけられる。とはいうものの、どちらも、その斬新な音で脳をマッサージしてくれること請け合いだ。




佐藤允彦・ランドゥーガ『KAM NABI(神奈備)』(1972)

1. 迎舟
2. 大悦舞
3. KYESHONの畑打唄
4. 徒言歌
5. 酔胡酒楽
6. 鳥羽絵もどき
7. 塔婆楽
8. けら舞い音頭
9. TAN TEJAH