yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

大西順子『楽興の時』(2009)。ハードだね。

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Smoke Gets in Your Eyes

               

ふだんラジオはNHK・FM以外を聴かないということもあって、おのずとそのつど耳に入ってくるのを聴きながすといった程度のお気楽リスナーでしかないのだけれど、そんななか「セッション2011」という番組で、ジャズのライヴパフォーマンスに出くわす。それほど熱心な(メインストリーム)ジャズファンでないせいもあってか、ほとんど知らない面々のコンボ演奏がほとんどだ。しょうじき、おおかたが、なんとかならんのか~といった印象のものだ。もっとも、それは私自身フリー系を好みとするせいもあるのかもしれないが、(番組の趣意もあってか)その類のものにはまず出くわさない。したがってヤワダネ~がおおむねの印象です。ショボイ・・・。まさにこういのに、つぶてのごとく当てるのにピッタシの硬派ジャズが、きょうのネット図書館で借り受けた大西順子『楽興の時』。およそ11年の活動中断からの復帰一作目とのこと。ハードだね。あえてソフト・軟弱を避けるといった風情。肩に力が入り尖がっているといった印象もないではないが。才がありすぎるのも、さてツライもの・・・。





大西順子、関連投稿記事――

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/57312019.html 大西順子トリオ『クルージン CRUISIN'』(1993)。凡百の?野郎のジャズピアノを聴くくらいなら大西順子。どだい音楽センスが違う。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/54209132.html 大西順子トリオ『ビレッジ・ヴァンガードⅡ・VILLAGE VANGUARDⅡ』(1994)。とても女性とは思えないピアノタッチのメリハリの強さ。それにグルーブ感に満ちた抜群のジャズスピリット。



大西順子『楽興の時』(2009)


1. ハット・アンド・ベアードHat And Beard
2. ブルースを歌おうI Gotta Right To Sing The Blues
3. バック・イン・ザ・デイズ Back In The Days
4. ビタースイート Bittersweet
5. イル・ウィンド Ill Wind
6. 楽興の時 Musical Moments
7. サムシング・スイート、サムシング・テンダーSomething Sweet, Something Tender
8. G.W.
9. 煙が目にしみるSmoke Gets In Your Eyes
10. ソー・ロング・エリック|ムード・インディゴ|ドゥ・ナッシン・ティル・ユー・ヒア・フロム・ミー (ボーナス・トラック) So Long Eric~Mood Indigo~Do nothin’ Till You Hear From Me



Slugs. Junko Onishi 大西順子