yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

山本 剛トリオ『Misty』(1974)。テクニックというよりむしろハート、ココロだ。間(ま)とか、タメ、アーティキュレーションが生来の感性としてそなわっているように無理がない。自然に体がスイングする

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Misty - Tsuyoshi Yamamoto Trio:山本剛 Tsuyoshi Yamamoto (pf) Isoo Fukui (b) Tetsujiro Obara (ds) Recorded on 7 August 1974 at AOI Studio, Tokyo

        

イメージ 2きょうも引き続き、70年代を飾った≪和製マイナージャズ・レーベルTBM(スリーブラインドマイス THREE BLIND MICE)≫のアルバムより、ウタゴコロ、ブルースフィーリングで魅せるジャズピアノの山本 剛(1948-)トリオの『Misty』(1974)。帯にもあるようにスイング・ジャーナル主催第8回(1974年度)ジャズディスク大賞・最優秀国内録音賞を受賞している。たしかにすばらしい音質と臨場感で愉しませてくれる音盤だ。その録音もさりながら、山本 剛のピアノパフォーマンスがこれまた最高。テクニックというよりむしろハート、ココロだ。間(ま)とか、タメ、アーティキュレーションが生来の感性としてそなわっているように無理がない。自然に体がスイングする。ジャズピアノの醍醐味。ピアノ好きにはご機嫌のアルバムだ。過剰に音を厚くしないのがいい。だからか、スローも余韻をもって沁みてくる。だいぶ前になるけれど≪山本 剛トリオの『ミッドナイト・シュガーMIDNIGHT SUGAR』(1974)。今宵(晩)はブルージーなジャズでリラクゼーション。音像のハッキリした臨場感たっぷりのサウンド。≫とタイトルして彼のファーストアルバム投稿している。音に酔い酒に酔う、まさにピッタシのジャズアルバムだ。




山本 剛トリオ『Misty』(1974)

山本剛 Tsuyoshi Yamamoto (p) 福井五十雄 Isoo Fukui (b) 小原哲次郎 Tetsujiro Obara (ds)

Tracks:
a-1. Misty
a-2. Blues
a-3. Yesterdays
b-1. Honey Suckle Rose
b-2. Smoke Gets in Your Eyes
b-3. I Didn't Know What Time It Was
b-4. Angel Eyes


I Will Wind ~ Blues ~ In Love In Vain - All Japan Jazz Aid 1987