『神戸市立博物館 プーシキン美術館展』。秋天好日のいちにち絵画鑑賞。
ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル『聖杯の前の聖母』(1841年)
恥ずかしながら、毎度のことですが招待チケットをいただいたもので、気持ちいいほどの秋晴れ好天にも誘われ、きのうの日曜日『神戸市立博物館 プーシキン美術館展』へ、連れ合いと二人して観に行ってきた。
その内容は、副題に謳われているようにロシアはモスクワのプーシキン美術館(Pushkin State Museum of Fine Arts)に所蔵されているフランス絵画より「選りすぐりの66点で、フランス絵画300年の栄光の歴史をたどり」鑑賞しようとの企画のよし。
入館が午前という時間帯もあってか程よい賑わいで気分は良好。いい観展でした。
画の鑑賞どころではない混雑も困るけれど。
画の鑑賞どころではない混雑も困るけれど。
フランス絵画史300年をたどりつつの鑑賞というわけで、興味深く愉しんだけれど、なかでも、もっとも印象に残った作品はジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル(Jean-Auguste-Dominique Ingres、 1780年 - 1867年)の『聖杯の前の聖母』(1841年)でした。おおかたの鑑賞者もそうなのでは・・・と思うのだけれど。
その画のもつ品性・・・とだけ言っておきましょうか。強い余韻を残した作品、この一枚!と言って擱きましょうか。