「関西文化の日」。11/17日(日)・・・その二。芦屋、六甲へ・・・。
小磯良平「婦人図」
と投稿して、もう四日も経ってしまった。やっと続編、その二。なんと間延びした、いや間の抜けたブログ投稿だこと。
「関西文化の日」の二日目の17日(日)は、ちょいと足を延ばして神戸・芦屋へと車を走らせた。
無料開放と謳いはするものの、手間暇かけた特別企画展などは除外なので、何がなんでも見逃すまいといった、構えた観展ではありません。なかば気晴らしのお出かけ、といった風情といったらいいのかも。
先ずは、芦屋市立美術博物館。同じ敷地に芦屋にゆかりの芦屋市谷崎潤一郎記念館(住まいしていた住居、建物とか云ったものではありません。この作家谷崎潤一郎は関東大震災を機に関西へ移り住んだそうですが、爾来この作家の引っ越し魔・・・なんと「関西在住足かけ21年間だけでも18回転居。生涯にわたっては40回以上・・・」なんだそうだ。)があるといったこともあっての「関西文化の日」の二日目の行先選択だった。
芦屋市谷崎潤一郎記念館↑
ところで、芦屋市立美術博物館の期間中の企画崔しは『ゲンビ』。現代美術でした。
戦後間もないころの現代美術の熱い動向を、「1952年秋に大阪で創立された研究会」である「現代美術懇談会(ゲンビ)」にスポットをあて回顧紹介しようというもの。
吉原治良「作品A」1955年
で、『ゲンビ』の観展のあと、お隣の芦屋市谷崎潤一郎記念館を観終わって、ここまで来たんだからもう一つと、六甲アイランドにある、神戸を出身とし、かつそこを根城に活動した洋画家・小磯良平のすぐれた画業の顕彰を意図して建てられた神戸市立小磯記念美術館へ立ち寄って観展。画家の名を冠した公募展「小磯良平大賞展」の入選作品ともども、この画家の作品をまとめて鑑賞してきた。
技量のたしかな、そつない?秀才の堅実な画といったところだろうか。
ところで、住んでる人たちを前に、言いにくいことなのだけれど、この人工的な町。整っているのだけれど、それだけに余分、エエカゲンさ、遊びがない町。ムダ、ルーズさのないまち。
曲線の、曲がりくねった道、起伏、アップダウンがない・・・。
曲線の、曲がりくねった道、起伏、アップダウンがない・・・。
ま、良し悪しそれぞれなんでしょうけれど。
ということで、かくて17日の「関西文化の日」の二日目の行程を終えたのだった。