yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

2013-01-01から1年間の記事一覧

わがコマッタ犬(雑種犬)の生地・生家へ・・・チチハハ訪ねて初秋の休日ウォーキング。

コマッタ犬「ゆき」 きのう、陽気に誘われ町内をちょいとウォーキング。ごく短時間のでしたが。 ジョギング、マラソンなどというほどの健康志向を持ち合わせていないもので。気分転換ていどの散歩でじゅうぶんでゴザイマスデス。 体のいいウォーキングと言い…

再度モーツァルト『交響曲第25番・第29番・第31番・第33番~第36番・第38番~第41番』CD4枚組。おや?意外に交響曲的(ハイドン的?)で、これはいいではないかと印象した第33番・第34番。

Mozart Symphony No 34 K 338 C major Karl Böhm Wiener Philamoniker 投稿アルバムのものではありません。 2年近く前に、町の図書館所蔵のアルバムを借りてきて、以下すでに投稿しているのだけれど。 http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/62962894.html モ…

庭の緑があってこそ。

馬子にも衣装といいますが、庭の緑がわがコマッタ犬をひきたたせてくれているようです。はや娘の兆候が・・・。 ♪あなたの呼ぶ声 忘れはせぬが 出るに出られぬ 籠の鳥 いやいや、箱入り娘で籠に閉じ込められているんじゃないので、路頭に迷わないためわたし…

プーランク『スターバト・マーテル(悲しみの聖母)』。現代の宗教曲の良質といえるのでしょう。

Francis Poulenc - Stabat Mater - 1. Stabat Mater dolorosa わが心いたく憂いて死ぬるばかりなり 汝ら此処にとどまりて目を覚ましおれ、 やがて汝ら我を捕えんとて 人々の来るを見ん。 汝ら逃げ散るべし されど我汝らのために自らを犠牲とせん。 見よ、時…

『ルガーノの奇跡 Vol. 1 ~ライヴ・フロム・ルガーノ・フェスティバル~』。ルガーノの奇跡と言いたくなるほどのアルゲリッチのアンサンブルに聴く音楽性。

Brahms. Sonata in F minor for two Pianos - I. Martha Argerich & Lilya Zilberstein Brahms. Sonata in F minor for two Pianos - III. Martha Argerich & Lilya Zilberstein アルバムの副題が「ルガーノの奇跡」とある。ルガーノとは演奏会場の地名なん…

奈良は学園前の大和文華館の無料招待デー「特別企画展/水墨画名品展」へ。

恒例の?定例の?かどうかよくわかりませんが、奈良は学園前の大和文華館の無料招待デーということで「特別企画展/水墨画名品展」へ、台風一過(どんだけ降るのかというくらいの風雨でした)、未だ曇天のなか車を走らせた。 で、投稿をとなったのだけれど、…

バルトーク『無伴奏ヴァイオリン・ソナタ、ほか』(2枚組)。バルトークの抒情性が民俗(族)音楽への共感を組み込んで歌うヴァイオリン。

Viktoria Mullova - Bartók: Sonata for Solo Violin Sz. 117 (1944) ネット図書館の所蔵リストにバルトークの無伴奏ヴァイオリン・ソナタの入ったアルバムを見つけ、さっそく借りた。長い予約待ちではあったけれど。最近所蔵されたようだ。長いあいだ全曲を…

年寄っ子の三文安。わがコマッタ犬。

視線の先には飼い主の食する品々が置かれてあるのです。夕餉に相伴するのが日課となってしまったわがコマッタ犬。斯く一日は過ぎて行くのです。甘いことです。 わがブログ劈頭を飾る、リッパな血統書付の今は亡き柴犬・メイですら、こんなことは許さなかった…

望月 京(もちづき みさと)『現代音楽を聴くヒント』より。紹介のジェラール・ペソン。

Gérard Pesson: Aggravations et Final 優れた女性現代音楽作曲家のひとり望月京(みさと) http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/62511597.html 【望月 京(もちづき みさと)。ユーモアと緻密にして大胆。はっきり言ってこれ以上におもしろく、期待を持たせ…

クレーの画一枚。

一昨日投稿で取り上げた冊子にあったクレー(Paul Klee、1879 - 1940)の画一枚。 タイトルは『北の海』とあった。抽象絵画のタイトルなんざ、とりたてて問題にするほど意味はないのでしょう。色彩のゆらぎ、その淡く不分明に立ち上る<感じ>・・・それでい…

図書館の除籍本『ベン・シャーン特集』。金融大恐慌時代の見事なまでの男の帽子姿。

だいぶ前のことだけれど、わが町の図書館の除籍本処分にあったので貰い受けてきたのだった。『芸術新潮・ベン・シャーン(Ben Shahn, 1898 - 1969)特集号』。除籍日付は去年(2012年)1月とある。長いあいだ机の片隅になかば積読で放って置かれていた…

『ルガーノ・フェスティヴァルのアルゲリッチ&フレンズ』(CD3枚組)。 音楽の歓び。指をくわえてそのアンサンブルの凄味と深さ、豊かさに感嘆。

Chopin. Introduction and Polonaise brillante in C Op. 3 - Alla polacca (Argerich & Capuçon) :Martha Argerich & Gautier Capuçon. Live Lugano 2009. 音楽の歓び。クラシック音楽の、とりわけ室内楽。生きたアンサンブル。指をくわえてその凄味と深さ…

タンゴ歌手・藤沢嵐子逝く。戦後手探りで、何もないところからタンゴへ身を投じた本格の名タンゴ歌手・藤沢嵐子。

Yira Yira - RANKO FUJISAWA ジーラ・ジーラ 藤沢嵐子 きょう新聞の訃報記事にタンゴ歌手・藤沢嵐子の名があった。タンゴ好きということもあって、すぐ反応した。時代は確実に世代交代しているのだ。さびしくなる。 近親者のみのしめやかなお別れだったそう…

ウィン・バロック「森の道を歩く子ども」。写真一葉。

「森の道を歩く子ども Child on Forest Road」(1958) 盆休みのあいだの仕事場の新聞受けに配達されて、読まずに机に置いたままになっていたのを今日パラパラと目を通していて、昨日どうよう目に留まった写真一葉。ウィン・バロック Wynn Bullock (1902 – 1…

マイケル・ヴァレンヴァルト。写真一葉『Forest Floor』。

Michael Vahrenwald 『Forest Floor』 きょうたまたま購読紙のなかで出会った写真一葉に目が留まった。写真展『Forest Floor』よりとあった。 生け花よりよほど魅せる。写真画像の力なんでしようが。 http://motusfort.com/ マイケル・ヴァレンヴァルト Mich…

クロノスクァルテット『アーリー・ミュージック』。なんと豊かな音に満ちていることだろう。スピリチュアルで愉しいアルバムだった。

Kronos Quartet - Swedish traditional.:Tusen Tankar (A Thousand Thoughts) 「過去は発明されなければならない。未来は改訂されなければならない。その2つの行為が現在を作る。発見は決して終わらない」(ジョン・ケージ) なんと豊かな音に満ちているこ…

映画『少年H』。焼け出された、生活を支えるミシンの再起の縫い音。<生きねば>と、その音づれに込み上げるものあり涙した。

もういい加減にしてくれと言いたくなる<陽>攻めの猛暑に干天の慈雨といったところでしょうか。すこしはほっと一息の雨の朝。きょう一日ぐらいはこのまま曇天少雨であって欲しい。 節電というより電力消費をケチって、クーラー使用は一階のリビングダイニン…

残暑お見舞い申し上げます。

この暑さ・・・、干からびて空っ穴。 いつまで続くのでしょうか、このあつさ!。 暑いと思うだけで、気力が萎える。今日も仕事か・・・う~ん、まったくもう。 残暑お見舞い申し上げます。 こんどは<水>だそうで・・・。

ブルックナー『ミサ曲第3番』。猛暑のダラケタ夏期休暇のさなかということもあり?鑑賞中寝てしまうこと3度!。長い!。しかし、良さはじんわりと・・・。

Anton Bruckner, Große Messe Nr. 3 f-Moll. Sergiu Celibidache 「親の意見と冷酒はあとで効く」 と、先人のことばではじめはしたが、じんわりと良さがわかってくると言うがためだけのことで、あまり適切なことばの引用選択ではなさそうだ。 ネット図書館で…

『ジョン・ケージ・ショック Vol.1』『ジョン・ケージ・ショック Vol.3』。半世紀前の音楽史的出来事であります。貶すもよし、嘲けり笑うもよし。驚がく讃嘆するもよし。

John Cage: Variations II (1961) 不思議のざわめき、存在的郷愁のノイズ世界を聴くジョン・ケージ 『VARIATIONS Ⅱ』 http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/30520446.html Jackson Pollock 1962年秋初来日した際のライヴ音源集のよし。半世紀前の音楽史的…

図々しく団欒を要求するわがコマッタ犬。近況。

先日、テレビでたまたま『天才!志村どうぶつ園』で見かけた、ベッキー育てる捨て犬の顔といい容姿が、わがコマッタ犬とそっくりなのに、思わず連れ合いが、この種の顔って雑種犬の究極の顔なの?うちの「ゆき」ちゃんとよう似ているわぁ・・・とつぶやいた。…

『グレン・グールド・ザルツブルク・リサイタル1959』。天才を超えた、音楽史的世界文化遺産。天馬空をゆく<自由奔放>。じつに爽快である。

数年越しでのネット図書館所蔵アルバムの借受。なぜかタイミングが悪くなかなか借りること叶わなかったアルバム。グレン・グールド(Glenn Herbert Gould, 1932 - 1982)27才のヨーロッパ演奏ツアー(初めてだったはず)でのライヴ録音もの。その伝聞、歴…

『グールド・プレイズ・R.シュトラウス』。演奏そのものの好さ云々より、珍しさが目玉の…といった趣のアルバムといっていいのでしょう。

Strauss : Burleske for piano and orchestra (Hélène Grimaud) アルバム音源のグールドものは貼り付け不可です。 グールドのリヒャルト・シュトラウスへの讃仰は以下のことばで示されよう。すでに投稿記事で引用しているのだけれど。再掲。 「彼はとにもか…

『ジョン・ケージ・ショック Vol. 2』。超絶技巧?、いや現代の壮絶技巧。とことんアートフィッシャルなアヴァンギャルド、デヴィッド・チュードアの果敢するシュトックハウゼン「ピアノ作品Ⅹ(10)番」。

Stockhausen klavierstuck Ⅹ 先週の金曜日、超絶技巧を誇示して名高いリストのピアノ作品を http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/64029242.html リスト『巡礼の年(全曲)』(CD3枚組)。私のどうしようもない偏見?思い込み?もあってリストはいまだに<?…

リスト『巡礼の年(全曲)』(CD3枚組)。私のどうしようもない偏見?思い込み?もあってリストはいまだに<?>な作曲家、音楽家でアリマス。

Liszt - Années de pèlerinage - II. Italia - 1. Sposalizio 町の図書館所蔵アルバム。時流にのっかた新しい所蔵(再発もの)なのかどうかは分かりませんが。リストの『巡礼の年(全曲)』(CD3枚組)がたまたま棚にあったので借りてきて鑑賞した。好きな…

ヒンデミット『室内楽作品集』。いくら聴いても、好みが覆されるわけでもないのだけれど。のめり込めない美しさを何としましょう。

Paul Hindemith: Sonata per fagotto e pianoforte (1938) 投稿音源のものではありません。 「音楽は常に長三和音から出発し、またそこに帰るだろう。画家が三原色から逃れられないように、あるいは建築家が三次元から逃れられないように、音楽家は長三和音…

ヒンデミットの『ヴィオラと管弦楽のための全作品集』。「デア・シュヴァーネンドレーア(白鳥を焼く男)、<ヴィオラと小管弦楽のための古い民謡による独奏曲」(1935)という曲は面白く聴けたが・・・。

Hindemith: Der Schwanendreher ∙ hr-Sinfonieorchester ∙ Antoine Tamestit 投稿音源のものではありません。 【新ロマン主義から12音列無調へのシェーンベルク等の新ウイーン楽派の流れ、とりわけウェーベルンに魅かれていた我が身には、かたやの新古典主…

ムラトゥ・アスタケの「Ethio Jazz」。エチオピアとニッポン・・・。点と線如何に在りや。

Mulatu Astatke Yekermo Sew 今週の月曜だったか、ラジオでたまたま耳にした音楽。民俗音楽ではないのだけれど、それを背景に強く感じさせる音楽。エチオピアを民族土壌とする、称して「Ethio Jazz」。 ムラトゥ・アスタケ Mulatu Astatke (born 1943 - )。…

佐村河内守『交響曲第1番 HIROSHIMA』。SAMURAGOUCHI・・・?。演奏時間82分という渾身の大作だ。

Symphony No.1 "HIROSHIMA" (3) 聾者であり、広島被爆者の系にある作曲家ということもあって、メディアを通じて、その名と作品『交響曲第1番《HIROSHIMA》』の在るを認知してはいたが、なにせ、その注目度は半端じゃなく、ネット図書館で検索した…

さる五月鬼籍に入ったフランスの現代音楽作曲家アンリ・デュティユー。小澤征爾委嘱作品『時間の影』。

Dutilleux: The Shadows of Time 投稿アルバムの音源ではありません。 「私の、“蒼いドミナント”にはペシミズムという汚れが付いている。私は疑いを持っているのである。人類がこの地球上で進歩を遂げてきたというのは、勝手な思い込みにすぎないのではない…