ジョン・ケージ
John Cage: Variations II (1961) 不思議のざわめき、存在的郷愁のノイズ世界を聴くジョン・ケージ 『VARIATIONS Ⅱ』 http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/30520446.html Jackson Pollock 1962年秋初来日した際のライヴ音源集のよし。半世紀前の音楽史的…
『ジョン・ケージ・ショック Vol. 2』。超絶技巧?、いや現代の壮絶技巧。とことんアートフィッシャルなアヴァンギャルド、デヴィッド・チュードアの果敢するシュトックハウゼン「ピアノ作品Ⅹ(10)番」。
Stockhausen klavierstuck Ⅹ 先週の金曜日、超絶技巧を誇示して名高いリストのピアノ作品を http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/64029242.html リスト『巡礼の年(全曲)』(CD3枚組)。私のどうしようもない偏見?思い込み?もあってリストはいまだに<?…
音楽の始原を聴くかのごとくの、技巧から解き放たれたそのさやさやとしたシンプル極まりない響き、透き通った絶対孤独のような静やかさの、その響きからケージの曲であることは分かるのだが・・・。岩城宏之指揮!。
ジョン・ケージ、UNKNOWN きょうも、一昨日の≪ジョン・ケージ『シクスティーン・ダンス Sixteen Dances』(1951)。岩城宏之が指揮し、一柳慧がピアノを受け持つ・・・。わが国のケージ受容の姿?。≫に引きつづいて、古いカセットテープに録られていたエアーチ…
16ダンス 昨日に引きつづき今日もエアーチェック音源から。ジョン・ケージの『シクスティーン・ダンス Sixteen Dances』(1951)。 Sixteen Dances: No. 1 (Anger) Sixteen Dances: No. 2 (Interlude) Sixteen Dances: No. 3 (Humor) Sixteen Dances: No. 4 …
カートリッジミュージック きょうもブログ開設間もない頃、いまから6年以上前に≪つねに始まりであり続けたケージのカートリッジミュージック≫と綴ったアルバムの再投稿。動画サイトYOUTUBE黎明期の投稿であり、またブログに動画音源貼り付ける技術水…
http://www.etcetera-records.com/index.php?245 John Cage - Ryoanji (for bass trombone and percussion obligato) この前の日曜日、NHK・FMの定時番組「現代の音楽」を、開始にすこし遅れてスイッチオンしたところ、うん?接触悪くてノイズがスピー…
Tim Ovens plays John Cage • Sonata X for Prepared Piano ・・・音楽が音と沈黙によってつくられているとするなら、音には、音高、音強、音色、持続といった属性があるのに、沈黙の属性は持続のみである。ここから、音楽のもっとも基本的な構造は持続のく…
John Cage: Freeman Etude #18 (1990) by Cage with Zukofsky's collaboration. Heinz-Klaus Metzger, Rainer Riehn なぜか、きわめて真っ当な(美しい)音楽ばかりを聴いていると私のあまのじゃく精神がうずきだし、ガラクタ、ノイズの脈絡のなさに身を曝した…
John Cage: Sixteen Dances (1951): Tranquility 「今日、音楽が何であるのか?芸術が何であるのか?を知ることは、実にむつかしい。わたしは、今日では、物事が何であるかは知らずにおいて、物事が真になんであるかを経験をとおして見出していくほうが、よ…
James Tenney plays John Cage 1/sound. at the Schindler House ジョン・ケージの『Sonata and Interludes』を投稿するのはこれで、3枚目となる。元来、聴き較べという趣味は持ち合わせていないのですが・・・。≪孤独で美しく、やさしくもの悲しげなジョン…
John Cage こんなのあり?なんとなんとこれは困った!もんだ。これがケージなのか!とまず口をついて出てきたのがこのことばだった。なんとまあ、美しいジョン・ケージだこと。売れ線のジョン・ケージ!。この美しくソフィスティケートされた聴きやすいジョ…
John Cage: Music for Marcel Duchamp (1947) / Juan Hidalgo, pianoforte preparato 最近、とみに初期ピアノ作品集がリリースされているように見受けられるジョンケージ。先日店頭にて、CD2枚のピアノ全作品集なるものがたったの1500円ほどで置かれ…
John Cage: Second Construction (1940) ジョン・ケージJohn cage ≪ケージが打楽器のために作曲するようになったきっかけのひとつは、シェーンベルクに師事して12音音楽を学んだことである。もし調性音楽から脱却しようとするなら、調性を規定してきた固定…
ジョン・ケージ(上記作品ではありません) http://video.google.com/googleplayer.swf?docId=-4240996523359170114&q=john+cage ジョン・ケージJohn Cage 今回のアルバムはアメリカでないとたぶん出てこなかっただろう音楽。文化新興国アメリカ人の発明した音…
『Etude Australes』(1974-75)楽譜(ネットページ『楽譜の風景』氏より転載) Cage- Etudes Australes Book I No. 1:performed by Steffen Schleiermacher. ジョン・ケージの『Etude Australes』(1974-75)。いままで初期のピアノ作品を拙ブログで取り上げ鑑…
すでにこのジョンケージの『Sonatas and Interludes for Prepared Piano』(1946-48)をとりあげて稿おこしているのだけれど、そこで初演者で献呈もされている女流ピアニスト、マーロ・アジェミアンMaro Ajemianの演奏のことを述べ、そこで勝手に名前からの類…
やはりもろでなく、ひねってあるところ、昇華されてあるところが凡庸でないことの証なのだろうか。…風であるけれども、…風を超えている、意図せざる…風である。そこにジョン・ケージの思想があるのだろう。おおむね凡庸は…風のみである。ようするにもろに…風…
John Cage: HPSCHD (1969) Prima parte 私たちはここに何を聴きだすべきなのだろう。三台のハープシコード(Antoinette Vischer,Neely Bruce,David Tudor)パフォーマンスとプログランミングされてのうえといいながら、ランダムに鳴らされるコンピュータによ…
なんとも孤独で美しく、やさしくもの悲しげな響きをもっていることだろう。まことにピュアーである。1940年代後半までのこうしたピアノ作品のシンプルさの魅力は今までも拙ブログでも述べてきたところである。 二枚組みのアルバムの見開きになっている左ペー…
さて今日は、高橋悠治のピアノによるジョン・ケージとJ・S・バッハの作品演奏が収められたアルバム。先日初めてタワーレコードをのぞいて、高橋悠治のコーナーがあり、しかも数多くのCDが特設の専用棚に並べられているのを見て驚いた。最も作曲家という…
≪神は見えません。見えるとしたら、それはヴィジョンの中です。 神はきっと光とか信号とか情報のようなものです。≫ (松岡正剛『花鳥風月の科学』(淡交社) ジョン・ケージの『VARIATIONS Ⅱ』を良きパートナーであるデヴィッド・チュードアDAVID TUDORがア…
現代音楽ファンを自認し、このブログで70年代のレコード回顧モノローグをしている者とてクラシック曲を聴かないわけではなく、誰しもがおおかた上げるであろうバッハ、モーツアルト、ベートーベンなどは好きでよく聴いている。学者、評論家なら兎も角、評…
Cage: "Indeterminacy", Part One http://www.youtube.com/watch?v=AJMekwS6b9U ジョン・ケージの音楽史上の革新のコンセプトである不確定性、チャンスオペーレーションズが招来するに至るさまざまな出会い、出来事をケージが直接語り、あいま合間にデヴィッ…
ジョンケージJOHN CAGEがどれほどに、エリックサティの影響を受けていたのかは知らない。先人の影響がないなど誰が信じるだろうか、知が歴史の産物である以上は当然のことであろう。先人の業績、蓄積をないがしろにする必要はなかろう。独創とはそうしたこと…
騒音、雑音が音楽にその正当な位置を確保せしめたといえるジョン・ケージとデヴィド・チュードアーのパフォーマンスによる「カートリッジミュージック」cartridge music(1960)が収められたアルバムがこれで、1962年mainstreamレーベルから出された。これ…
これって時間との戦い?ひょっとしてジョン・ケージが格闘していたのは音楽の存在要件としての時間にだったのか。強大な呪わしいまでの力としての時間。『これからさき、人類が進化するにはまず、時間を征服することが条件なのかもしれない。』(J・G・バ…
ジョン・ケージを語るだけでうっとうしがられるのも分からないでもない。その概念、方法はともかくとして、作品として聴くにつけ本当のところクエスチョンマークだらけではなかろうか。初期のさまざまな作品にはよくサティーがひきあいに出されるように純朴…
ジョン・ケージの作品を聴くとはどういったことなのだろうか。ライブで、あるいはレコード等の媒体を通じてであっても一体いかなる意味を持っているのだろうか。確かにその存在自体をうさんくさいモノとして毛嫌いあるいは無視する音楽家は多いそうだ。しか…
http://www.youtube.com/watch?v=e4zW6rgMHqQ&feature=related John Cage - String Quartet (1950) - 1. Quietly flowing along http://www.youtube.com/watch?v=3EPJv7su9Wo Witold Lutosławski - String Quartet - I. Introductory Movement この面白くも…