ジョン・ケージ「竜安寺」。トロンボーンと打楽器。まさしく禅寺石庭、枯山水の風韻に満ちたシンプルの極み。禅の感得。技あり１本、山水画墨絵の世界。これには感心しました。

　　　　　　　　　　　　　　　　http://www.etcetera-records.com/index.php?245

John Cage - Ryoanji (for bass trombone and percussion obligato)

　　　　　　　　　　　　　　　　

この前の日曜日、ＮＨＫ・ＦＭの定時番組「現代の音楽」を、開始にすこし遅れてスイッチオンしたところ、うん？接触悪くてノイズがスピーカーから流れているのかなと聴いているうちに、トロンボーンの音が聴こえだし、あ～音楽かと。それにしてもおもしろいなと思いつつ耳そばだて聴いていた。まことにシンプル。まるでなべの蓋を叩いているような、響きを押し殺した鈍い金属音が間歇的にランダムに鳴らされ、ソロトロンボーンが大気の声のごとくに脈絡なく奏される。これはまことに奇妙な味わいのあるパフォーマンスだ。
まさしく禅寺石庭、枯山水の風韻に満ちたシンプルの極み。
禅の感得。技あり１本、山水画墨絵の世界。これには感心しました。
で、ネット検索したところ内容は以下だった。

【　現代の音楽　－演奏家に聞く～打楽器奏者・山口恭範－（２）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　猿谷紀郎
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【ゲスト】山口恭範
　－　演奏家に聞く～打楽器奏者・山口恭範　－（２）　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「竜安寺」　　　　　　　　　　　　　　　　ジョン・ケージ作曲
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（１７分３６秒）
　　　　　　　　　（トロンボーン）ジェイムズ・ファルカーソン
　　　　　　　　　　　　　　　　（打楽器）フランク・デンヤー
　　　　　　　　　　　　＜ＥＴＣＥＴＥＲＡ　ＫＴＣ１１３７＞　】

ジョン・ケージの「竜安寺」・・・。