yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

ブルックナー『ミサ曲第3番』。猛暑のダラケタ夏期休暇のさなかということもあり?鑑賞中寝てしまうこと3度!。長い!。しかし、良さはじんわりと・・・。

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Anton Bruckner, Große Messe Nr. 3 f-Moll. Sergiu Celibidache

        


「親の意見と冷酒はあとで効く」

と、先人のことばではじめはしたが、じんわりと良さがわかってくると言うがためだけのことで、あまり適切なことばの引用選択ではなさそうだ。
ネット図書館で借りてきた。ブルックナーのミサ曲第3番。

じっさい、ヘッドフォーン使用で鑑賞中寝てしまうこと3度!(異常にクソ!あついダラケタ夏期休暇のさなかということもあり)。わが国には無い音楽形式のミサ曲でもあるし。馴染みのないとはいえ・・・おまけに一時間をこえる。

ブルックナー特有?の重厚深遠、大掛かりなシンフォニックサウンド典礼としての神への祈り。

【〈キリエ〉(あわれみの賛歌),〈グロリア〉(栄光の賛歌),〈クレド〉(信仰宣言),〈サンクトゥス〉(感謝の賛歌),〈アニュス・デイ〉(平和の賛歌)】


【「ブルックナーをきくには忍耐がいる。だが、その忍耐が重要なのである。はじめっから好きなものだけが、本当にその人の好きなものとは限らない。」】(吉田秀和・私の好きな曲)

斯く言う吉田秀和ブルックナー作品との出会いを以下のごとく同書で記している。

イメージ 2【「…ところが私は、その演奏(ザルツブルグ音楽祭でのクナッパーツブッシュ揮るブルックナー交響曲7番―引用者注)をききながら、ぐうぐう眠ってしまった。第二楽章(アダージョ)の途中で、眠りこけてしまった私は、ふっと目がさめたら、まだその楽章が続いているのを知り、すっかりびっくりした、なんと長ったらしい音楽だと思ったものだ。やっと、そのアダージョが終わったら、それに続くスケルツォで、短短長長のリズムの無限のくり返しにつきあわされたのにも閉口した。要するに、私には何もわからなかったのだ。」】(同上)



Bruckner: Mass No.3 - Herreweghe/RCO(2007Live)



ブルックナー『ミサ曲第3番』

1. ミサ曲 第3番 ヘ短調 I.キリエ
2. ミサ曲 第3番 ヘ短調 II.グローリア
3. ミサ曲 第3番 ヘ短調 III.クレド
4. ミサ曲 第3番 ヘ短調 IV.サンクトゥス
5. ミサ曲 第3番 ヘ短調 V.ベネディクトゥス
6. ミサ曲 第3番 ヘ短調 VI.アニュス・デイ