yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

#練習用

『ヴェリー・ベスト・オブ・ハート』。ま、息抜きに女性ロック・ヴォーカル。

Heart - Alone 町の図書館の新所蔵コーナーにこんなのがあった。『ヴェリー・ベスト・オブ・ハート』。団塊オヤジたちをターゲットにしたアルバムなのだろうか。ま、息抜きにと借りてきた。“美人姉妹”を擁するロック・グループとして数々のヒットを飛ばして…

クラフトワーク『THE MIX』。「柳の下にどじょうはいない」。デジタルテクノにかしずくポップな道化・・・。

Kraftwerk - Musik Non Stop [The Mix] きのう投稿した『チック・コリア&ハービー・ハンコック・デュオ・ライヴ』(1978)とセットで町の図書館で借り受けてきたのがクラフトワークの『THE MIX』。過去のヒット曲?のベスト盤なのか?いちど聴きなおしてみる…

マウリツィオ・ビアンキ『Mectpyo Bakterium』(1982)。意味レスなノイズのランダムネスに身をゆだね、ココロを空しうし脳をマッサージ。

Maurizio Bianchi - Fetish Pinksha ここ最近、埃のかぶったエアーチェックもののカセットデッキの収録音源を投稿しているのだけれど、きょうもそうした類の音源投稿。ただし、これは5年ほど前にすでに≪イタリアが生んだ未来派の再来思わす、マグマ沸騰する…

ローランド・カイン 『Elektroakustische Projekte』(1977)。従来の伝統的な音楽作曲技法をまったく介在させないサイバネティック(システマティック)なデジタルノイズサウンド

Jackson Pollock サイバネティクス1 きょうの投稿も、すでに6年以上前の拙ブログ開設まもない頃にとり上げているアルバムの再登場となる。動画音源の爆発的なネット上での拡がりを迎える直前の投稿と言うこともあって、文字だけの記事投稿に終わっていたの…

スウェーデンの電子音楽『Music For Tape / Band - Musik From Sweden』(Caprice Records・1973) 。

Bengt Emil Johnson:Vittringar (1978) 投稿音源のものではありません。 30数年前店頭にあったというだけで、中身のほども判らず逡巡しながら手にした輸入盤アルバムだったのだろう。それほどに当時は音源に飢えていたのだ。70年初期のスウェーデンの電…

ローリング・ストーンズ『Steel Wheels』(1989)。たまにはいいもんだ。1963年デビューだそうで、すごいもんです。とするとメンバーたちのオントシは・・・。

Rock and a Hard Place / The Rolling Stones エデンの原には ゴミがいっぱい オレたちが頼んでも借りても盗んでも 取り戻せやしないんだ 人々は腹をすかせて 群がって来る 街はどんどん大きくなって 国中がものごいしながら町に来る ロックとハードの狭問に…

ゴットフリート・ミヒャエル・ケーニッヒ『Funktion Gelb(1967/68)』(WERGO Vinyl, 7")。徹底的な電子音のみでのアルゴリズム、プログラミング構成でなった電子音響作品。

Gottfried Michael Koenig きのうはドイツ電子音楽の祖、先駆的存在といえるヘルベルト・アイメルトの電子音楽スタジオでの開発音響集成アルバムを投稿した。時を同じくしてその電子音楽スタジオ創設に馳せ参じた、もう一人の忘れてはならない斯界での大きな…

ヘルベルト・アイメルト『Einführung In Die Elektronische Musik』(1963)。シュトックハウゼン初期電子音楽の共同制作者の開発した電子音集成音盤。

Herbert Eimert: Epitaph für Aikichi Kuboyama (1957/'60-1962) Terza parte Herbert Eimert ≪瑞々しく電子音響で「少年の歌」(1955-56)を歌うシュトックハウゼン≫とタイトルしてシュトックハウゼンの記念碑的な電子音楽を投稿したのはブログ開設して間もな…

ケージ、ベリオほか『エレクトロニク・ミュージック』(1965)。比較的初期の電子音楽。みずみずしいまでの人間味あふれたノイズの世界が聴ける。

Luciano Berio: Visage, per nastro magnetico e voce (1961) Terza parte 拙ブログに名を冠した書庫をもつジョン・ケージ、ルチャーノ・ベリオ、そして米国での活動を主とするトルコ出身の作曲家イルハン・ミマールオール(İlhan Mimaroğlu、1926 - )とい…

久しぶりに電子音楽。Guy Reibelほか。紅一点のBeatriz Ferreyraが精細放っていた。

8 ÉTUDES SCHAEFFERIENNES 投稿音源のものではありません。 久しぶりに電子音楽。いわゆるミュージック・コンクレート(テープ音楽)。だいぶまえに≪Guy Reibel 『Suite Pour Edgar Poe』ほか。ミュージックコンクレートの創始者ピエール・シェフェールのいわ…

細野晴臣『COCHIN MOON (コチンの月)』(1978)。エスニックな土臭さとエレクトロニクスサウンドがほど良くブレンドされ、これこそがイエロー・(マジック)・サウンドと言いたくなる。

Hosono Haruomi "Madam Consul General Of Madras" 1978 YMO、Yellow Magic Orchestra (イエロー・マジック・オーケストラ)というグループが凄い勢いらしいと噂で知ってはいたが、こちとらはフリージャズと現代音楽、それにチョッピリでしかないけれどヨ…

グル・グル 『UFO』(1970)。まさに、沸き立つエネルギーのごった煮の熱気に60年代後半の社会騒擾を思い起こさせ、胸ざわつかすものがある。

Guru Guru - Girl Call 少年少女コミックの『(魔法陣)グル・グル』ではありません。ジャーマン・ヘヴィーロック(サイケデリックロックとも言われているらしいけれど)のグル・グル(Guru Guru)なのだ。70年前後のたぎるエネルギーがのたうっているロックサ…

タンジェリン・ドリーム『アルファ・ケンタウリ(Alpha Centauri)』(1971)。いささか時代めいた、天上より鳴り響く教会音楽のオルガンを髣髴とさせる壮大を志向するスペース・ミュージック。

Tangerine Dream - Fly And Collision Of Comas Sola - (excerpt) ドイツのプログレッシヴロックグループのタンジェリン・ドリーム(Tangerine Dream)。70年初期、シンセサウンドの実験性がしきりに喧伝されていたことの影響もあって、手にし、耳傾けたの…

ファウスト『Faust IV』(1973)。ミニマル・ノイズ・ロックの実験的混沌、反復催眠的ノイズ音楽。

It's a bit of a pain – Faust 五線譜をベースにしたシンプルなジャケットデザイン。これは印象的だった。もちろん中身もだけれど。『ファウストⅣ』(1973)。最初「ファウスト」とは、かのゲーテの超大作に由来するものとばかり思っていたが、そうではなくド…

エルドン Heldon 『Heldon IV / Agneta Nilsson』(1976)。フランスのプログレッシヴ・ロック。

Le Voyageur (O andarilho) - Heldon e Gilles Deleuze (1968年、パリ5月革命) 投稿音源のものではありません。 Richard Pinhas きょうは、フランスのプログレッシヴ・ロック・グループの『HELDON IV』(1976)。今は店をたたんだと聞き及ぶ、大阪・北の阪急…

クラウス・シュルツェ『X』(1978)。2枚組みのアルバム。壮大かつ瞑想的なサウンドトリップ。アナログシンセサイザーのヒューマンな電子音との音楽史上の出会いのシアワセぶりが心地よく聴こえてくる。

Klaus Schulze – X Mr Klaus Schulze. Georg Trakl. " X "... in HD. http://www.youtube.com/watch?v=tRPsvTFdnTI Klaus Schulze. Ludwig II Von Bayern. " X "... http://www.youtube.com/watch?v=HCtUIg9I2R0 Klaus Schulze. Friedrich Nietzsche.. http:…

ピエール・シェフェール『Étude Aux Objets ほか』(1971)。なんだかんだ言っても先駆けた貴重なドキュメントの価値は損なわれるものではないだろう。

SCHAEFFER 《Etude aux objects, ler mvt》 およそ4年前の拙ブログ開設間もない頃に≪ピエール・シェフェールの尋常ならざる意志と生命のミュージック・コンクレート≫とタイトルし、ミュージック・コンクレートの世界での、先駆的貢献をなした≪歴史上初めて…

Alain Savouret『L'Arbre Et Caetera』(1972)。フランスINA-GRMシリーズの1枚。何が、木・エトセトラなのか?

フランスINA-GRMの現代音楽(電子音楽・ミュージックコンクレート)シリーズのうちの1枚。私のレコード蒐集の時期(80年央まで)以降どのような作品集が出されているのかまったく不案内。もちろん作曲家などもそうなのだけれど。きょう登場するAlain Savouret(…

ロバート・フィリップ&ブライアン・イーノ『FRIPP & ENO』(1973)。さりげなく背景として流れゆく音楽、アンビエント・環境音楽の魁。瞑想的風情の漂うドローン音楽。

Fripp and Eno ~ The Heavenly Music Corporation Part 1 Brian Eno 言わずと知れた?ブリティッシュプログレッシブ・ロックのキング・クリムゾン (King Crimson)を率いていたロバート・フィリップ Robert Fripp(1946- )と、ブライアン・イーノ (Brian En…

ベルナール・パルメジャーニ 『CHRONOS』。サウンド創造とそれへのこだわり、執拗な聞き込み。器械が発する音への慈しみ、それ自体への同化。電子音への熟知が創り上げたセンシティブなサウンド世界。

Parmegiani: "Pulsion-miroir" 昨日のナチュラルアコースティックサウンドの楊琴(ヨーチン)記事から一転して、きょうはアーティフィッシャルエレクトロサウンドの紹介としよう。 もうだんだんと紡ぎだすことばも底ついてきて、正直しんどいところなのだけ…

スロッビング・グリッスル『D.o.A: The Third and Final Report 』(1978年)。手作り、アナログ電子変換サウンド、ノイズであるがゆえの感性の人間臭さがおもしろい。

Throbbing Gristle - Hamburger Lady 現代音楽とヨーロッパアヴァンギャルド・フリージャズを主に聴いていた身にとって、70年以降のプログレッシヴロックと称されるものの動向はやはり刺激的なものだった。戦後の電子技術の飛躍的発展による、現代音楽の開…

スロッビング・グリッスル『The Second Annual Report』(1977)。ノイジーな混沌サウンドへの情念的志向。現代音楽を聞いていた身にとっても間違いなく刺激的な一枚だった。

Throbbing Gristle : The Second Annual Report - Slug Bait ICA ○○さん、こんなのどうですかと、店長のOさんがよく試聴させてくれた、大阪は北の阪急東通商店街にあった今は残念ながら店を閉じられたと聞くLPコーナーさんで手にしたもの。スロッビング…

ゴットフリート・ミヒャエル・ケーニッヒほか『ユトレヒト(電子音楽スタジオ)・電子音楽作品集』。音色の多様・多彩性、そのイマジナリーな電子の響き。

Karlheinz Stockhausen - Gesang der Junglinge ゴットフリート・ミヒャエル・ケーニッヒ 今日は久しぶりに、俗称?銀ジャケ(一目見ただけで、そのきらびやかな鮮烈さで目に焼きつく全面銀ホイールが使われた特異なレコードジャケット)シリーズの一枚を取…

輻輳するホワイトノイズの快楽。音色の多彩さ豊かさと生き生きとした動きをもったGuy Reibel(1936-)の電子音響作品。

『FRANGES Du SIGNE』(1974)では動きをつねに意識したと思われるノイズサウンド。単線的な薄っぺらさでなく、重層した圧倒的な音塊、マッスで生き生きと音場形成が途切れなく成されており、ホワイトノイズの小気味よさはノイズ数寄には魅力的な電子音響作…

ジャン=クロード・エロワ(1938-)の混沌の電子騒・雑音ドローンの感動『SHANTI』(1972-73)。

Jean Claude Eloy - "Prémonitions" (env. 21'):"SHÂNTI" ("Paix )" 1972-73 ,pour sons électroniques et concrets ≪切れ目なく電子音が空間を埋め尽くす。あらゆる音の境界定かならぬ未分明な音が延々とある時は轟々とあるときは沸き立つ如く沸々滔々と流…

サウンド創造とこだわりの豊穣。ベルナール・パルメジャーニ(1927‐)『Pour en Finir avec Pouvoir D’orphee』(1971)『Dedans Dehors』(1976)

Parmegiani: "La Creation du Monde" 2/2 サッカーアジアカップ予選最終戦をテレビで見て、勝利したことでの一位通過の結果に喜びはしたものの、さてブログとなると、筆ならぬキーボードの打ち込みがままならない。フランスの電子音楽作曲家ベルナール・パル…

『神ちゃま』!に流した涙。ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』第五編より

(上)香月泰男『青の太陽』 (下)香月泰男『告別』 頭から熱湯、二歳児死なす ≪調べに「言うことを聞かなかった。約一ヶ月前からほぼ毎日、棒で殴ったり、けったりした」≫ ――2006-7-6 日本経済新聞―― Arvo Pärt Berlin Mass: Sanctus.m4v ≪子供のことなら…

電子音を慈しむ、すばらしいベルナルド・パルメジアーニ(1927)の 『DE NATURA SONORUM』 (1975)

戦後間もない1948年フランス国営放送の電子音楽スタジオの一部門(フランス国立視聴覚研究所・音楽研究グループ)として発足したINA・GRM。初代所長はピエール・シェフェールでありフランスのみならず他国からも多くの作曲家を受け入れ、ミュージック…

確かな世界があった70年代ルイジ・ノーノの幸せ『力と光の波のように』

Luigi Nono: Como una ola de fuerza y luz (1971/'72) Parti 1; 2 e 3 http://www.youtube.com/watch?v=9zgSpRrvqz0 現代音楽を、クラウディオ・アバドが振り、マウリッツオ・ポリーニが弾くということ自体が珍しいことであろう。とりわけクラウディオ・ア…

アート・アンサンブル・オブ・シカゴのスウィングしてるばかりがジャズではない

Art Ensemble of Chicago - Old Time Religion http://www.youtube.com/watch?v=0rNJwQJKPuQ 私にとってはコルトレーンよりも山下洋輔のほうが、かつまたペーター・ブロッツマンのほうが、黒人系ジャズよりはヨーロッパ系、とりわけドイツ、イギリスのフリー…