yuki-midorinomoriの日記

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細野晴臣『COCHIN MOON (コチンの月)』(1978)。エスニックな土臭さとエレクトロニクスサウンドがほど良くブレンドされ、これこそがイエロー・(マジック)・サウンドと言いたくなる。

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Hosono Haruomi "Madam Consul General Of Madras" 1978

            

YMO、Yellow Magic Orchestra (イエロー・マジック・オーケストラ)というグループが凄い勢いらしいと噂で知ってはいたが、こちとらはフリージャズと現代音楽、それにチョッピリでしかないけれどヨーロッパ系シンセサイザーロック、ノイズっぽいロック以外聴いてこなかった偏狭人間だった。と言いながらも、一般受けとは言いがたい?きょうのような細野晴臣の、ボーカルなしのインスト・アルバム『COCHIN MOON (コチンの月)』(1978)を、ド派手な横尾忠則のアルバムジャケットデザインにも釣られてか手にしていた。全曲シンセミュージックということもあったのだろう。このアルバム以降に結成され、一世を風靡したYMOに関してはまったく知りません。心動かされることもなく時代の熱狂は過ぎ去ったようだ。そんな私の鑑賞記というわけで・・・話半分に・・・。ポップメロディーのつまらなさを除けば、いいシンセパフォーマンスアルバムと言っていいのだろう。エスニックな土臭さとエレクトロニクスサウンドがほど良くブレンドされ、これこそがイエロー・(マジック)・サウンドと言いたくなる。ワタクシ的には、この一枚でYMOは(正式にはその前哨なんだそうだけれど)尽くされているとヒトリガテンしておりますが・・・。とりわけB面3曲目の「MADAM CONSULGENERAL OF MADRAS マドラス総領事夫人 (8:04)」は秀逸だ。これはおススメと言っておこう。いくぶん過激に遊(すさ)んでおります。




細野晴臣『COCHIN MOON (コチンの月)』(1978)

1. MALABAR HOTEL Ground floor …Triangle circuit on the sea-forestホテル・マラバル 一階・・・海の三角形 (2:36)
2. MALABAR HOTEL Upper floor …Moving triangleホテル・マラバル 二階・・・動く三角形 (8:42)
3. MALABAR HOTEL Roof garden …Revel attack ホテル・マラバル 屋上・・・レベル・アタック (9:00)
4. HEPATITIS肝炎 (4:37)
5. HUM GHAR SAJAN ハム・ガラ・サジャン (8:54)
6. MADAM CONSULGENERAL OF MADRAS マドラス総領事夫人 (8:04)

細野晴臣(西原朱夏):synthesizer etc・exective produced
坂本龍一:keyboard
佐藤博:keyboard
松武秀樹:computer programming
横尾忠則:exective produced


Haruomi Hosono - Hum Ghar Sajan