yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

タンジェリン・ドリーム『アルファ・ケンタウリ(Alpha Centauri)』(1971)。いささか時代めいた、天上より鳴り響く教会音楽のオルガンを髣髴とさせる壮大を志向するスペース・ミュージック。

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Tangerine Dream - Fly And Collision Of Comas Sola - (excerpt)

           

ドイツのプログレッシヴロックグループのタンジェリン・ドリームTangerine Dream)。70年初期、シンセサウンドの実験性がしきりに喧伝されていたことの影響もあって、手にし、耳傾けたのだろう。どちらかといえば、グループをすぐに脱退してその後ソロ活動を展開したというクラウス・シュルツ(Klaus Schulze, 1947- )(今はシュルツェと呼称するらしい)を主に聴いていたのだけれど。このクラウス・シュルツに関しては直近では拙ブログで≪クラウス・シュルツェ『X』(1978)。2枚組みのアルバム。壮大かつ瞑想的なサウンドトリップ。アナログシンセサイザーのヒューマンな電子音との音楽史上の出会いのシアワセぶりが心地よく聴こえてくる。≫とタイトルして投稿している。き)。イメージ 2ょう聴きなおしてみても、やはりサウンドの面白さ、機知、スケールではクラウス・シュルツに軍配があがるようだ。いささか時代めいた、天上より鳴り響く教会音楽のオルガンを髣髴とさせる壮大を志向するスペース・ミュージックといった印象だ・・・それに幾分健康的(べつに悪いことではないが)である。しかし良く出来ている。だからこそ70年当時そのアナログシンセサウンドの切り開いた斬新に耳傾け聴いていたのだろう。

            写真:「Alpha Centauri」 Diagram





タンジェリン・ドリーム『アルファ・ケンタウリ(Alpha Centauri)』(1971)

a-1. Sunrise in the Third System
a-2. Fly and Collision of Comas Sola
b-1. Alpha Centauri

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