『日本の伝統音楽 三曲~江戸の室内楽』。錦秋紅葉の季節となり、いよいよ日本的情緒たけなわといった風気の趣。たまには伝統邦楽の音連れでココロをニッポンしよう・・・と。
「萩の露」
いつしかも、招く尾花に袖触れ初めて、
我から濡れし露の萩、
今さら人は恨みねど、
葛の葉風にそよとだに、
音づれ絶えて松虫の、
独り音(ね)に鳴くわびしさを、
夜半に砧の打ち添えて、
我から濡れし露の萩、
今さら人は恨みねど、
葛の葉風にそよとだに、
音づれ絶えて松虫の、
独り音(ね)に鳴くわびしさを、
夜半に砧の打ち添えて、
いとど思ひを重ねよと、
月にや声はさえぬらん。
月にや声はさえぬらん。
1年半ほどまえ≪『尺八のひびき』。三曲合奏もの。べつに日本人だから聴いてよね!・・・というより、こうした世界を知らずして、いや食わず嫌いで聴かずして音楽を語るのは片手落ちじゃないの・・・。≫とタイトルしてわが邦楽の三曲合奏ものを投稿したのだった。
【三曲合奏とは、三曲の楽器である地歌三味線(三弦)、箏、胡弓の三種の楽器による合奏編成、及びそれにより演奏される音楽をいう。古くは「三曲合わせ」などとも呼ばれた。後に尺八が参入し、特に明治以降、三味線、箏、尺八による編成が多くなった。】(WIKI)。
錦秋紅葉の季節となり、いよいよ日本的情緒たけなわといった風気の趣。そうしたこともあるけれど、たまには伝統邦楽の音連れでココロをニッポンしよう・・・と。
『日本の伝統音楽 三曲~江戸の室内楽』
1. 八重衣
2. 萩の露
3. 松竹梅
2. 萩の露
3. 松竹梅