萩の露 「萩の露」 いつしかも、招く尾花に袖触れ初めて、 我から濡れし露の萩、 今さら人は恨みねど、 葛の葉風にそよとだに、 音づれ絶えて松虫の、 独り音(ね)に鳴くわびしさを、 夜半に砧の打ち添えて、 いとど思ひを重ねよと、 月にや声はさえぬらん…
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