『芝祐靖の音楽 古典雅楽様式による雅楽組曲 呼韓邪單于』。自然のみなぎる生命力、<充溢する気>を感じさせる雅楽の響き。
≪父よ 母よ 故郷は 遥けく遠い 嗚呼 膝下が恋し
われ一人 何ぞ 何ぞ 西匈に 留まるか
嗚呼 願わくば 黄鵠(おおとり)となりて 故郷(くに)に 故郷(くに)に 帰らん≫
(王 昭君 絶唱)
こういうのを聴くと、その題材云々抜きに、なんと自然のみなぎる生命力かと感じさせられる。自ずから成る≪気≫の充溢。自然との交感のうちにその響きは在るといいたくなる。はたして呪術・儀式、霊力であったか?
それにしても、これはすばらしい現代雅楽です。
『芝祐靖の音楽 古典雅楽様式による雅楽組曲 呼韓邪單于』
1. 壱越調々子 いちこつちょうのちょうし
2. 前奏曲「仙境楽」「せんきょうらく」
3. 第一曲「王昭君閑唱す」 -「おうしょうくんかんしょうす」
4. 第二曲「呼韓邪單于の入朝」「こかんやぜんうのにゅうちょう」
5. 第三曲「王昭君と呼韓邪の邂逅」「おうしょうくんとこかんやのめぐりあい」
6. 第四曲「元帝後悔す」「げんていこうかいす」
7. 第五曲「匈奴への旅」「きょうどへのたび」
8. 第六曲「異郷憂心」「いきょうゆうしん」
9. (第六曲)「王昭君絶唱」「おうしょうくんぜっしょう」
10. 第七曲「王昭君仙境の霊唱」「おうしょうくんせんきょうのれいしょう」
11. 終曲「仙境楽」「せんきょうらく」
2. 前奏曲「仙境楽」「せんきょうらく」
3. 第一曲「王昭君閑唱す」 -「おうしょうくんかんしょうす」
4. 第二曲「呼韓邪單于の入朝」「こかんやぜんうのにゅうちょう」
5. 第三曲「王昭君と呼韓邪の邂逅」「おうしょうくんとこかんやのめぐりあい」
6. 第四曲「元帝後悔す」「げんていこうかいす」
7. 第五曲「匈奴への旅」「きょうどへのたび」
8. 第六曲「異郷憂心」「いきょうゆうしん」
9. (第六曲)「王昭君絶唱」「おうしょうくんぜっしょう」
10. 第七曲「王昭君仙境の霊唱」「おうしょうくんせんきょうのれいしょう」
11. 終曲「仙境楽」「せんきょうらく」