yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

吉松隆『《鳥の響展》ライブ』。時代の流れ、雰囲気を敏感に嗅ぎ取る才。

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Takashi Yoshimatsu "And Birds are still..."

       

「機を見るに敏」ということばが、この作曲家の作品を聴いていると口をついて出てくる。いい意味でか、よからぬ意味でか・・・。

時代の流れ、雰囲気を敏感に嗅ぎ取る才は認められていいのでしょう。だからと言っていいのか、決してつまらない作品ではない。

けれど、この心地よい予定調和的な曲趣はどうなのだろう。たしかに七面倒で小難しい、わけのわからぬ?イワユル!現代音楽よりは聴きやすく親しみをもてるのでしょうが。


5年ほど前に、以下この作曲家の作品を投稿していた。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/55614888.html 吉松隆『忘れっぽい天使』(1999)。愛らしく親しみやすく、哀愁と悲哀、ノスタルジックな想起呼び起こすメロディーにあふれる作品集。何処かで聴いたような・・・。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/53758715.html 吉松隆のピアノ作品集『プレイアディス舞曲集』.。シンプルで澄明な音色と響きに、すべてどこかで聴いたような不思議な既視感を、懐かしさを温かい心持で感じさせるのだ。


そこで、下記のことばを紡いでいたのだった。

【ノスタルジックで類型的なパターン、親しみやすく聴きやすい音型への嗅覚鋭く、メロディーを作りあげる才覚は、やはりこの作曲家の人気を支えているようだ。スリリングな冒険の旅ではなく、心地よい居場所を求めてのノスタルジックな音楽の旅と括って擱こう。何処かで聴いたような・・・。】


Takashi Yoshimatsu - Cyberbird Concerto





吉松隆:《鳥の響展》ライブ

Disc01
01.鳥は静かに... op.72
02.サクソフォン協奏曲「サイバーバード」 op.59 Ⅰ-彩の鳥
03.サクソフォン協奏曲「サイバーバード」 op.59 Ⅱ-悲の鳥
04.サクソフォン協奏曲「サイバーバード」 op.59 Ⅲ-風の鳥
05.ドーリアン op.9

Disc02
01.大河ドラマ平清盛」より テーマ音楽
02.大河ドラマ平清盛」より 屹立
03.大河ドラマ平清盛」より 情歌(あそびをせんとや)
04.大河ドラマ平清盛」より 戦闘
05.大河ドラマ平清盛」より 夢詠み
06.大河ドラマ平清盛」より 勇み歌
07.大河ドラマ平清盛」より 決意
08.タルカス 噴火
09.タルカス ストーンズ・オブ・イヤーズ
10.タルカス アイコノクラスト
11.タルカス ミサ聖祭
12.タルカス マンティコア
13.タルカス 戦場
14.タルカス アクアタルカス
15.ハッピーバースデートゥーユー