yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

染色家・吉岡幸雄「日本の色、千年の彩展」(東大阪市民美術センター)。

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http://www.sachio-yoshioka.com/2011/img/yoshioka_sachio_201107.pdf 染色家・吉岡幸雄「日本の色、千年の彩展」

「お近くの方は、ぜひぜひぜひ・・・・・!!!」

イメージ 2との、ご案内をpoetryfish9さん の記事で知り、文字通りの近在ということで観に行ってきました。展示内容にはまったくの門外漢なのですが。



「一切の化学染料を使わない伝統的な植物染」がつくりあげる自然染料の深い味わいの<彩>なす色の世界・・・というわけで。

イメージ 3<色即是空>という言葉にあるように、存在の示現は色においてある。思いのたけ色とりどりに華やぐ花々も、その名を知らなければ、私にとっては、その在るもないにひとしい。斯くも多くの色の和名在るのも、わたしたちはそれだけの豊かな感性世界をもち、それらをもたらす多様豊かな自然風土と共に在ったということの反照でもあるのだろう。もっとも多様性が指し示すのは自然だけではない(社会生活も)と思うのだが。宮廷のはなやぐ色なす世界と、渡来仏教のもたらす重厚を示威する世界・・・。

美術センター横は花園ラグビー場(メインスタンド)→

源氏物語に依る、歴史再現のこころみとしての染色と謳ってあったけれど、はたして・・・。遡るいにしえの歴史文化より、むしろ「今」を感じたのだけれど。



イメージ 4美術センター横の力強い石組みの噴水