yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

マルファッティMalfatti - Wittwer『Und?』(FMP・1978) 。インテンシヴなデュオインタープレイ、集中力はみごと。

イメージ 1

King Ubu Orchestru - Translation #4

             
             投稿音源のものではありません。

きょうもフリージャズ。3日連続とあいなる。動画音源がアップロードされておれば、賛否、好悪のほどはともかく、ともに鑑賞する機会をもてるのだけれど。トロンボーンRadu Malfatti(1943-)とギターのStephan Wittwer(1953-)のデュオアルバム『Und?』(FMP・1978) 。エレクトロニクス機器を使用しているようだ。精神の内側へと錐でねじ込んでいくがごときの緊張感に満ち、そのインテンシヴで張り詰めたインタープレイパフォーマンスは、ひじょうにスリリングだ。トロンボーンとギターだけのデュオでこれだけ魅き付けられるインプロもスリリングでみごと。デレク・ベイリーとエヴァン・パーカーのインテンシヴなデュオパフォーマンスアヴァンギャルドフリージャズ史上の記憶さるべき出来事だけれど、この二人のインタープレイはけっしてその後塵を拝すといった類の軽いものではないものではない。インタープレイの集中力はお見事。こういうギターパフォーマンスを聴くにつれデレク・ベイリーの切り開いたアナーキーな世界の広大さと自由は、後につづくものへの勇気付けるに足る偉大な啓示だったと思える。だからこそ潮流を形成しえたということなのだろう。精神を捉えたのだ。







Malfatti-Wittwer『Und?』(FMP・1978)

Tracklist:
A1. Und? 9:38
A2. So 11:18
B1. 'Tis A Point 3:12
B2. Cotpotok (Still Valid) 16:06

Credits:
• Composed By – Radu Malfatti, Stephan Wittwer
• Guitar – Stephan Wittwer
• Producer – Jost Gebers
• Recorded By – Hanno Ströher
• Trombone, Design [Cover Design] – Radu Malfatti

Notes:
Recorded in Innsbruck, Austria Feb. 14th, 1974.



The Music Improvisation Company 1968 - 1971: Pointing / Bedrest