yuki-midorinomoriの日記

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イレーヌ・シュヴァイツアー 『Messer』 (FMP 1976)。なでしこ・・・秘めたる強さ。その余韻のうちに女だてら!?に・・・<女セシル・テイラー!?>。

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Irene Schweizer / Louis Moholo - Mra (1986)

              
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きょうび、看護婦ではなく、看護師・・・なんだそうで。呼び名を変えたところで、と思うのですが。なでしこが男子よりはやくみごとに(女子)W杯を制したものだから、にわかに女だてらになどと軽々に言うのをはばかられる事態となった。わが大和なでしこの秘めたる強さは、言われるまでも無いことと来し方思い、十二分に了解してはいるものの。いわゆる母はつよしと・・・。とりわけわが日本では、寺子屋時代から、婦女子も読み書きそろばん手習いの機会を与えられていた。たぶんこれは誇り、賛嘆すべきことなのだろう。このたびのなでしこの快挙もこうしたわが歴史文化の基盤あってのこと・・・と思うのだが。いささか牽強付会にすぎるか?。当のなでしこたちは言うまでもなく、婦女子の日陰におかれての厳然たる差別あり・・・と云うものの、こころのうちでは、その秘めたるしなやかな強さには口に出さずとも尊崇のうちにあり・・・。

きょう、まさしく、女だてら!?に・・・<女セシル・テイラー!?>。『Messer』 (FMP 1976)を聴く。





イレーヌ・シュヴァイツアー関連投稿記事――

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/61401255.html ジョン・チカイ+イレーヌ・シュヴァイツァークァルテット『Willi The Pig : Live At The Willisau Jazz Festival』(1976)。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/60926095.html イレーヌ・シュヴァイツアー『Hexensabbat』(1977・FMP 0500)。セシル・テイラー山下洋輔などより、現代音楽で開発された奏法を導入、駆使して、よりアグレッシヴだと云っていいかも。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/60867091.html イレーヌ・シュヴァイツアー 、ピアノソロ『Wilde Senoritas』(1976) 。女セシル・テイラー!?男勝りな力強いタッチでの奔るフリー・インプロ。若きその意気とハツラツが小気味よい。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/54987036.htmlセシル・テイラー!?イレーヌ・シュヴァイツァーとルディゲー・カール(ts)の双頭コンボ『GOOSE PANNEE』(1974)。女だてらのこの剛直。アナキーに突っ走る姿は、この陽春にふさわしい爽快さ

http://www.discogs.com/Schweizer-Carl-Moholo-Messer/release/2551967 イレーヌ・シュヴァイツアーの初期のリーダーアルバム『EARLY TAPES』(1967)。女セシル・テーラーか。現代音楽的洗練とエネルギッシュなフリージャズパワー。







イレーヌ・シュヴァイツアー Schweizer* / Carl* / Moholo* 『Messer』 (FMP 1976)

Tracklist:
A1. Messer 10:43
A2. Come-On-Bert 8:24
B1. Göndsi Mitenand 8:25
B2. Conn-Conn 9:48

Credits:
• Alto Saxophone, Tenor Saxophone, Clarinet – Rüdiger Carl
• Design [Cover] – Nino Malfatti
• Drums – Louis T. Moholo*
• Engineer [Recording] – Jost Gebers
• Photography By – Dagmar Gebers
• Piano – Irene Schweizer, Iréne Schweizer*

Notes:
Side A: recorded May 19th, 1975 Live in Moers
Side B: recorded December 11th, 1975 in Berlin


Duo Irène Schweizer und Pierre Favre - Schaffhauser Jazzfestival 2011 - Teil 1







■The Moment's Energy
The Evan Parker Electro - Acoustic Ensemble
2007年(ECM)
14人編成によるエレクトロ・アコーステイッ
ク・アンサンブルの録音。メンバーには石川高
{笙〕や若手のぺ一ター・エヴァンスも参加。

■The Contest of Pleasures
John Butcher, Ⅹavir Charles, Axel Dorner
2000年(Potlatch)
アコースティックにもかかわらず、時にエレク
トロニクスのようにも聴こえる。第一世代との
違いがわかる3人の管楽器奏者による即興演奏。

■Somethingtobesaid
John Butcher Group
2008年(Weight of Wax)
ソロ、デュオ、トリオでの演奏が多いブッチャ
ーだが、8人編成で彼の作品を演奏。電子音楽
にも影響を受けたという嗜好が窺える録音。

■Napoli's Walls
Louis Sclavis
2002年(ECM)
ヴァンサン・クルトワ、メデリック・コリニョ
ン、ハッセ・プールセンという現在活躍中の逸
材を集めた同名のグループによる録音。

■Lost on The Way
Louis Sclavis
2008年(ECM)
若手を集めてスタートした同名のグループでの
録音。ジャズ、ロック、そして民族音楽的な要
素も交錯するスリリングな演奏が聴かれる。

■Italian Instabile Orchestra
Italian Instabile Orchestra
1991年&1992年(Leo)
90年代を代表するオーケストラだったIIOの記
念すべき第一作。この作品によって、その存在
が世界的に知られることになった。

■Skies of Europe
Italian Instabile Orchestra
1994年(ECM)
ジョルジォ・ガスリー二とブルーノ・トンマー
ゾの作品を取り上げたIIOの代表作。インテレ
クチュアルだが白由なマインドはジャズ。

■l'integral-Antologia Cronogica CD no.1 & no.2
Giorgio Gaslini
1948~1964年(Soul Note)
戦後問もない頃から12音音楽とジャズの融合に
取り組んだ時期まで、初期ガスリー二を聴くこ
とができるコンピレーション・アルバム。

■l'integral-Antologia Cronogica CD no.3 & no.4
Giorgio Gaslini
1964~1967年(Soul Note)
ガスリー二の音楽が最も先進的だった時代の録
音集。ドン・チェリースティーヴ・レイシー
も参加した音源も収録されている。

■Sud
Mario Schiano
1973年1978年(Splasc(h))
ローマーフリージャズ界のドン、マリオ・スキ
アーノのグルッポ・ロマーノフリー・ジャズ
による録音で70年代の代表作。

■Terronia
Pino Minafura Sud Ensemble
2004年(ENJA)
ミナフラが、スッド・アンサンブルに女性コー
ラスやオーケストラを加えることで、南の豊か
さを詩的ヴィジョンに基づいて表現した作品。