yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

アレキサンダー・フォン・シュリッペンバッハ / ヨハンソン『Live At The Quartier Latin』(FMP 0310・1976)。やはりこの頃は一番燃えています。この情熱的な弾きぶり。

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ALEX VON SCHLIPPENBACH QUARTET

              
              投稿音源のものではありません。

一昨日、≪横井一江著『アヴァンギャルド・ジャズ―ヨーロッパ・フリーの軌跡』(未知谷・2011・6)。よくぞ書いてくれました。≫と投稿したこともあり、きょうは60年代半ばよりドイツ・フリージャズを切り開いてきた重要人物のひとりアレキサンダー・フォン・シュリッペンバッハ ALEXANDER VON SCHLIPPENBACH(1938-)のパーカッション(ヨハンソン Sven-ake Johansson)とのデュオアルバム。やはりこの頃フリーは一番燃えています。アヴァンギャルドだった。いいパフォーマンスです。動画音源があればなーと思いますが。残念です。まるでドイツの山下洋輔。ひょっとして74・75年のヨーロッパ・ドイツで大ブレークした山下洋輔を目の当たりにして何らかの・・・と感じないでもない。この情熱的な弾きぶりはどうだ。





アレキサンダー・フォン・シュリッペンバッハ関連投稿記事――

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/34158762.html シュリッペンバッハの超出する凄まじいまでのカオス的なソノリティ『THE LIVING MUSIC』(1969)

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/42232813.html 沸き立つエネルギーの音塊に身をさらす爽快、40年も前の音源いまなお新鮮なアレキサンダー・フォン・シュリッペンバッハ『GLOBE UNITY』(1966)

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/47068110.html 現代音楽的なピアノタッチにブルージーなトーンが熱く激するアレクサンダー・フォン・シュリッペンバッハ(1938-)の『ピアノソロ』(1977)。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/48200996.html 現代音楽の手法を使っての捻ったインテレクチュアルなジャズ・ピアノソロ『PAYAN』(1972)

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/48560024.html 情動と理知の素晴らしいせめぎあい。1972年沸騰し、たぎるFMPフリージャズ。シュリッペンバッハのピアノトリオ『PAKISTANI POMADE』(FMP‐0110)

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/55320256.html アレキサンダー・フォン・シュリッペンバッハ・クァルテットの『The hidden peak』(1977)。無機的で硬質、そのアーティフィッシャルな冷え寂の情熱。まさに空虚に起つ激情の美。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/55835268.html マンフレッド・ショーフ『Manfred Schoof The Early Quintet』(1966)。70年前後の狂熱のヨーロッパフリー

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/56449947.html 『GLOBE UNITY 73・LIVE IN WUPPERTAL』(1973)。破壊的且つインテリジャントなヨーロッパフリージャズの醍醐味ここにあり。ージャズ、その滾りたつ活動の沸騰には、やはり素地があったのだ。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/59132386.html グローブ・ユニティ SPECIAL 「EVIDENCE」Vol.1と「INTO THE VALLEY」Vol.2 の2枚。吼えまくるしたい放題のアナーキーからいくぶん余計な洗練、啓蒙、分別?ではある。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/59653237.html マンフレッド・ショーフ 『MANFRED SCHOOF SEXTETT』(1967)。未だ完全な解体的フリーに至らない、それゆえの知的にコントロールされた形式の美への幾分のこだわりがある。それもよし。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/60296697.html グローブ・ユニティ・オーケストラ『Bavarian Calypso / Good‐Bye』(1975)EP盤。カリプソ、それに甘ったるいビッグバンドスゥィングジャズ。息抜きに遊びましたと言った風情。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/60602305.html シュリッペンバッハ・クァルテット『Three nails left』(1974/75,FMP 0210)。エヴァン・パーカーのサックスがすごい。超硬質なこのテンション。ヨーロッパ・フリージャズの極み。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/62117557.html シュリッペンバッハ『Kung Bore』(FMP 0520・1978)。情動と理知の素晴らしいせめぎあい。通り一遍をはるかにしのぎ熱く激しく、そして打ち解けた親愛な絡みで魅せ聴かせる。







アレキサンダー・フォン・シュリッペンバッハ / ヨハンソン Alexander von Schlippenbach / Sven-Åke Johansson 『Live At The Quartier Latin』(FMP 0310・1976)

Tracklist Hide Credits▼
A1. Kurz Vor Mitternacht Mit Walzer Plus
Written-By – Sven-Åke Johansson
17:16
A2. Evidence
Written-By – Thelonious Monk
2:40
A3. Round About Midninght
Written-By – Thelonious Monk
4:50
B1. Yaapo
Written-By – Alexander Von Schlippenbach
8:53
B2. Potpurri A La Bonne Femme
Written-By – Alexander Von Schlippenbach
7:43
B3. Very Good Because Very Strong (To Dudu Pukwana)
Written-By – Alexander Von Schlippenbach


Credits:
• Design – Wolf Walt
• Drums, Accordion – Sven-Åke Johansson
• Liner Notes – Bert Noglik
• Photography By – Dagmar Gebers
• Piano – Alex Schlippenbach*
• Recorded By – Jost Gebers

Notes:
Recorded live during Jazz Now at the Quartier Latin, Berlin, April 15, 1976.


Bernd Alois Zimmermann/Manfred Schoof: Improvvisations on "Die Soldaten" (1967): by the Manfred Schoof quintet.