レスピーギとサン=サーンスの『弦楽のためのヴィルトーゾ作品集』。古典的品性を備えたオーケストレーションと旋律の美しさ。
Tommaso Antonio Vitali. Chaconne in g minor. (Orchestration - Ottorino Respighi)
きょうは『弦楽のためのヴィルトーゾ作品集』。オットリーノ・レスピーギ(Ottorino Respighi, 1879 – 1936)のバッハ、ヴィターリ、タルティーニの美しい旋律を持った有名な原曲をヴァイオリンと弦楽のために編曲した作品と、自作の作品、それに、カミーユ・サン=サーンス(Charles Camille Saint-Saëns, 1835 - 1921)のヴァイオリンと弦楽のための作品2曲を収めたアルバム。ネット図書館で借り受けてすぐの投稿。弦楽合奏の作品の響きが好きということもあるけれど、それに加えて、レスピーギの古典的品性を備えたオーケストレーションと旋律の美しさが好みということもあってたまたま検索していて目にとまり予約した。煌びやかさと古典的厳格様式の品性。だいぶ前だけれど、私の最も好きなレスピーギ作品の「リュートのための古風な舞曲とアリア」をレスピーギ作品のなかで、いっとう最初に≪古雅典麗にして叙情的な美しいメロディー、近現代の洗練華麗なオーケストレーション。『リュートのための古風な舞曲とアリア』(1931)≫とタイトルし、投稿している。最も有名な、いわゆる「ローマ三部作」や、「謝肉祭」ではなく・・・。
それと併録のサン=サーンス。このお人は≪モーツァルトと並び称される神童タイプで、2歳でピアノを弾き、3歳で作曲をしたと言われている。また、10歳でバッハ、モーツァルト、ベートーヴェンたちの作品の演奏会を開き、16歳ではじめての交響曲を書いている。≫(WIKI)のだそうで・・・、常人ならざる神童的天才ゆえの数々のエピソードもおもしろい。(名ピアニストのアルフレッド・コルトーに向かって「へぇ、君程度でピアニストになれるの?」といったとか・・・)この作曲家もレスピーギ同様、超有名な主要作品以外に、もっと聴かれるべき作曲家なのだろう。残念ながらネット図書館でも所蔵数が少ない。
それと併録のサン=サーンス。このお人は≪モーツァルトと並び称される神童タイプで、2歳でピアノを弾き、3歳で作曲をしたと言われている。また、10歳でバッハ、モーツァルト、ベートーヴェンたちの作品の演奏会を開き、16歳ではじめての交響曲を書いている。≫(WIKI)のだそうで・・・、常人ならざる神童的天才ゆえの数々のエピソードもおもしろい。(名ピアニストのアルフレッド・コルトーに向かって「へぇ、君程度でピアニストになれるの?」といったとか・・・)この作曲家もレスピーギ同様、超有名な主要作品以外に、もっと聴かれるべき作曲家なのだろう。残念ながらネット図書館でも所蔵数が少ない。
『弦楽のためのヴィルトーゾ作品集 Spectacular Strings Virtuoso Pieces for Strings』(1996)
オットリーノ・レスピーギ
ヴァイオリンと弦楽のためのロマンス 変ロ長調 Op. 27
Camille Saint Saëns - Romance for Violin & Orchestra in C Major Op. 48