yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

『軍歌・戦時歌謡 定番ベスト』。翼賛、戦意高揚・・・現実にあったことです。百年も昔のことではない。わが父母の時代です。それぞれ感じることはあるでしょうが。

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愛国行進曲

              

見よ東海の空明けて
旭日(きょくじつ)高く輝けば
天地の正気潑溂(せいきはつらつ)と
希望は踊る大八洲(おおやしま)
おお晴朗の朝雲
聳(そび)ゆる富士の姿こそ
金甌(きんおう)無欠揺るぎなき
わが日本の誇りなれ

起て一系の大君(おおきみ)を
光と永久に頂きて
臣民我等皆共に
御稜威(みいつ)に副(そ)はむ大使命
往け八紘(はっこう)を宇(いえ)となし
四海の人を導きて
正しき平和打ち立てむ
理想は花と咲き薫(かお)る

今幾度か我が上に
試練の嵐哮(あらしたけ)るとも
斷乎(だんこ)と守れその正義
進まむ道は一つのみ
嗚呼悠遠(ああゆうえん)の神代より
轟く歩調受け継ぎて
大行進の行く彼方
皇國(こうこく)常に榮えあれ



わたしは、絶対平和主義者ではゴザイマセン。なにがなんでも戦争反対と唱え、悦に入る、口だけの現実的にはドウシヨウモナイ無能力者のインテリゲンチャでももちろんゴザイマセン。かといって鉄砲担ぐをよしとする好戦主義者、ましてや万世一系天皇を尊するアナクロ民族主義者でももちろんありません。なにがなんでも反対と唱えておりゃ済むお気楽脳天気、思考停止ではいたくないというだけで・・・。

どうしてこの世から戦争という事態がなくならないのか、有史以来・・・。このリアリズムから逃れた戦争反対、絶対平和のお題目に何の存在価値、意義があるのか?戦争と平和の(存在論的)絶対矛盾

歴史家も(政治学者も、経済学者も)先の見通せないのが複雑系の現実の歴史。人間の成せる歴史なのに制御できない・・・。なぜか?

ま、そんなことはともかく、きょうは町の図書館で借りてきた『軍歌・戦時歌謡 定番ベスト』。


翼賛、戦意高揚・・・現実にあったことです。百年も昔のことではない。わが父母の時代です。それぞれ感じることはあるでしょうが。





『軍歌・戦時歌謡 定番ベスト』


1. 愛国行進曲
[演奏](ヴォーカル)藤山一郎
2. 軍国の母
[演奏](ヴォーカル)美ち奴
3. 皇国の妻
[演奏](ヴォーカル)奥田英子
4. 真実一路の唄
[演奏](ヴォーカル)楠木繁夫
5. 涯なき泥濘
[演奏](ヴォーカル)小野巡
6. 満州
[演奏](ヴォーカル)服部富子
7. 身代り警備
[演奏](ヴォーカル)美ち奴
8. 雪の満州里(マンチュリー)
[演奏](ヴォーカル)ディック・ミネ
9. 音信(たより)はないか
[演奏](ヴォーカル)小野巡
10. 霧の四馬路
[演奏](ヴォーカル)美ち奴
11. 上海ブルース
[演奏](ヴォーカル)ディック・ミネ
12. 九段の母
[演奏](ヴォーカル)塩まさる
13. あゝ草枕幾度ぞ
[演奏](ヴォーカル)東海林太郎
14. 軍国舞扇
[演奏](ヴォーカル)森赫子
(ヴォーカル)東海林太郎
(台詞)森赫子
15. 走れ日の丸銀輪部隊
[演奏](ヴォーカル)松平晃
16. 戦友の遺骨を抱いて
[演奏](ヴォーカル)東海林太郎




満州里小唄 
作詞:島田磐也 作曲:陸奥明 (昭和16年) 

積もる吹雪に 暮れ行く街よ
渡り鳥なら つたえておくれ
風のまにまに シベリアがらす
ここは雪国 満州

暮れりゃ夜風が そぞろに寒い
さあさ燃やそよ ペチカを燃やそ
燃えるペチカに 心もとけて
唄えボルガの 舟唄を

凍る大地も 春にはとけて
咲くよアゴニカ 真赤に咲いて
明日ののぞみを 語ればいつか
雪はまたふる 夜はしらむ